らんかみち

童話から老話まで

移動スーパーが来るようになって思う

2012年04月28日 | 暮らしの落とし穴


 移動スーパーが島を巡回するようになった。村には日用品を扱う個人商店が1軒あるが、今は事情があって閉まっているから、渡りに舟といえる。

 電動車いすを持っている年寄りなら2Kmほど乗ればスーパーに行けるが、そうでない人は配達をしてくれる店に注文しておくか、近所の人に買い物を頼むという手もある。ぼくのように生協を利用するケースもあるから、村の店が閉まったら年寄りが飢えてしまうってことはない。

つまりこの移動スーパーは、高齢者の利便を謳ったところで二番煎じなのだが、鮮度の良いものを自分の手にとって選べる魅力はある。それに、この移動スーパーが来る前にはお年寄りたちが定位置に集うので、サロン的な効用はある。

 そんなことより、地元で最も大きな店がこういうサービスを始めたところに、あぁついに高齢化もここまできたのか、と思い知らされるのだ。なんとかしなくては、どうやれば過疎化をくい止めることができるんだっ!


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