らんかみち

童話から老話まで

梅仕事は楽しい

2014年06月20日 | 酒、食
           

 またもや会議。お役所の都合もあって、やや中途半端な時間に設定されていたけど、つつがなく終了。さて今年もジンで梅を漬けてみるか。
 愛媛県産梅(血統書無し)1kg、氷砂糖500g、ジン1,8リットル。砂糖の量は減らしたくあれど、減らしすぎると美味しくない。アルコール度数の高いウォッカで漬けて赤ワインをブレンドする手もあるけど、今回は「いんげんさまレシピ」で、ジンを使って一月で梅を引き上げてみよう。長く置いたら梅のコクは出てくるみたいだけど、ジンの爽やかな風味が損なわれてしまうからね。

 梅干し用に買った南高梅は、まだ熟していない。黄変して香りが強くなったころに漬けるのが、実や皮を軟らかくさせるポイントだとか。土用干しをしなくても梅干しには違いないけど、干した方が皮や実が軟らかくなる。
 市販のうめぼしは製品名の表示を見れば「梅漬け」となっている。中国で塩漬けにした梅を輸入し、メーカーで漬け込み液に浸すから梅漬け。それで軟らかくなる。
 
 自分で梅干しを作るまで、梅干しの味なんてどうでも良かった。てか、ハチミツ梅が大好きで、あれをつまみながら酒飲んでた頃もあったな。減塩の上にハチミツっぽい甘さもあって、いくらでも食べられた。
 あれはあれで良いと思う。けど、自分で梅干しを漬けてみて、梅干しと正面から対峙してみて初めてその味が分かるようになった。もう市販のものには戻れんな。