らんかみち

童話から老話まで

マッサージにまつわる面白い話

2014年06月10日 | 童話
 バラ祭り以降なんだかんだと忙しく、全身に疲労が溜まって歩くのすら辛くなった。そんなこんなで昨日モミイストの元を訪れて施術をお願いした。モミ爺ほど年上ではないので、ぼくと話が合うというか、ギターを弾く方なのでぼくと趣味が近い。

 共通の知人も多い上に話し好きなので、盛り上がると按摩の手が止まってしまう。それはそれとして、ちょっと心が揺れるのは、彼の持ち出す話題がぼくを過去に連れ戻すから。

 オーディオの趣味、真空管アンプなどなど、日本製品が海外で人気を博していた頃の話題が楽しい。アカイ、ティアック、サンスイ、マランツなんて名前がポンポン飛び出す。ぼくはその業界にいたことがあって、「Aという会社の製品、実はBという会社が作っていたんですよ」なんて裏話をひけらかしてみたりする。

 タイムスリップしたような時間が過ぎ、気が付くと2時間も揉んでもらっていた。それでお代は、3300円。
 とある店でマッサージしてもらったときは1時間で7000円だった。それが標準的なのだろうとは思うけど……支払いの段になって「お接待です」と、無料になってしまった。

 マッサージとか鍼とかについては、まだまだ面白い話があるんだけど、体験談の公募ってないんだろうか。あ、もちろん性感マッサージとかって話じゃない。モミ爺とかモミ-ちゃんとかモミイストみたいな、普通でいて楽しい話がある。平凡だからこそリアリティーがある。後は構成力と筆力なんだな……。