らんかみち

童話から老話まで

映画「神童」を観て哀しい

2008年05月14日 | エンタメ
 昨日書いたyoukuですけど、こんなことやって良いのか? とモニターに向かって叫びたくなるような、著作権意識を欠いてるんじゃないかと思える動画がアップされてます。
 見逃したドラマや映画が丸々一本2時間ほどが、何の制限もなく視聴できるので、どこのどなたか存じませんけどありがとう! と観せていただいたらぼくも同罪でしょうか?
 
 そういう手口で、映画「神童」を見た感想ですが、はっきりいってショックです。原作は「さそうあきら」さんの漫画ですけど、オリジナルの意図をどこまで無視しする気だ! と怒りの手紙でも書きたいくらいです。
 たぶん映画の製作者は、原作の漫画が好きじゃないんでしょう。人気の出た作品だから映画化したというだけ、そうでなければあれほどまでにストーリーをハショリ、改ざんしまくって無駄なシーンを撮らないのではないでしょうか。
 
 弟子を通り魔みたいな男に刺し殺されたり、自作の尊厳をここまで貶められた、さそうあきらさんに同情を禁じえません。それにしてもこの映画、興行的に成功したんでしょうか。原作を読んでいないと理解できないようなところもありますし、主人公の言葉遣いなど、反感を買うところも多くないでしょうか。
 でも一つだけ感動したところがあります。モーツァルトのピアノコンチェルト20番だけは良い、文句なくあのシーンにぴったり! もういちどピアノを弾きたくなります。