【雑記】いろいろ

本日も通勤。

自慢することでも何でもありません。
単なる日常です。

信号待ちしていたら、後ろからカブおじいちゃんがやってきた。
「いやぁ～速いね。鍛えているでしょ？」
「いえいえ、そんなことないですよ。」
「俺ももう少し若かったらねぇ～」
「十分若いですよ。これからどうですか？健康に？」
「ははは・・・じゃ！」

という僅か３０秒ほどの見ず知らずの人との会話。
なんとなくいいもんです。少し心が軽くなったような気がしました。


全然、話は違うのですけど、高千穂遙さんの「ヒルクライマー」を読みました。
高千穂さんと言えばなんと言っても朝日ソノラマのダーティーペア（笑）。通称
ダッペ。中学生の時よく読んでいました。クラッシャージョウの劇中映画で登場
したこともあったな。いやぁ～懐かしい。

ストーリーはよくある話。
中高年で突然目覚めちゃったお父さん。すべてを犠牲にしてひたすら自転車。
その甲斐あって村山さんのような存在に（笑）。その代償は当然、家庭崩壊。
妻は完全無視。ひとり娘とは家庭内断絶（娘は本当はお父さんが好き。だから
自転車に乗って私や家庭を顧みないお父さんは絶対に許せない）。これも過去
に聞いたような話＾＾；。

そこに自分を持て余しているスポーツ特待ドロップアウトの若者が登場。
亡き友人が形見として残したロードに嵌ってしまい頭角を現してきてぇ～・・。

とまあ、だいたいわかるでしょ？
この若者がいうことに「ロードに乗っていることも含めて今の俺」というような
セリフがある。ロードがなくなったら今の自分ではなくなる、ということで、こ
れは上述のお父さんにも言えること。いや、すべての人に共通することだろう。

ここまでのめり込んだら切り離すことは不可能。もう人格形成の一部になっちゃ
っているんだから。おそらく社会復帰は無理でしょう。

読んでいて共感してしまいました。
そして我が家を振り返る・・・取り返しがつかなくなる前に、そこの貴方、
今ならまだ間に合いますよ！（笑）。

　３０㎞　／　６３５㎞