M馬日記(元、日曜レーサー)

塩噴きじいさんの独り言
※2011年11月をもって一時停止
 (再開未定)

2021/01/23・土:またひとり

2021年01月23日 | Weblog
いつかは辞めるときがくるけど、決断するには勇気がいるだろうな。
ここ数年は怪我や病気でニュースで名前を聞くこともほとんどなかったけど
萩原麻由子さんが現役を引退された。

いまの人達は「誰?」と言うかもしれませんね。與那嶺さん以外でヨーロッパで
頑張っている女性っていたんだ、、という驚きもあるかもしれませんね。

私ら世代には沖美穂さんからの系譜というか、萩原さんが後を継ぐ人という風に
認知されていたと思います。直接話したことなんてありませんが広島森林公園で
見かけることは多々あり、レベル差が歴然としていたので女性のレースでは1周目
からもうすでに独走でどれだけ引き離せるのか、師匠のキング三浦から周回ノルマ
を課せられていたと記憶しています。やっぱり頭角を現したのはキングの門下生に
なってからだと思います。

おそらく、とかたぶん、とか結局、空想になっちゃいますが彼女は強かった。
これだけは「事実」であり誰から見ても「真実」でした。

コーヒー豆を曳いたやつをドリップせずにインスタント同様に直接カップに投入
してお湯を注いでキングに出した、というのは私でも知っている有名な話。

最後は思うようにいかず苦しみ悩みぬいたと思いますが、日本の輪界の切れそうな
糸をしっかりと世界レベルのまま後年に繋げてくれた第一人者でした。

昨晩、シクロワイヤードの記事をみて思いもよらず感慨深い気持ちになりました。
ただ本人と話したこともないし知っていることは伝聞だったりネット記事だった
こともありスルーしようと思ったのですがやっぱり書いておきたいな、と思って。

萩原麻由子さん、お疲れさまでした。
あなたの経験や人脈はとても貴重な財産です。
それを埋もれさせることなく、ご自身のため、自転車界のために活用してください。

ありがとうございました。

コメント
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