13日(土)が出勤の代わりに休日になった10日、お昼からギャラリー巡りに出かけました。
最初は市民ギャラリーの「第48回北海道教職員美術展」。この日が最終日でした。
筆者は第46回のアンケート問題を機に、この展覧会を見る意欲をほとんど失っていたのですが、知人が出品していたので、立ち寄りました。
この展覧会は道内の公立小、中、高校に勤める教職員(道教委出向者などを含む)を対象にした公募展です。
かつては300点を超す入賞・入選者の作品が壁面を飾っていましたが、1995年(第35回)ごろを境に応募が減り始め、今年は絵画18点、立体2点、書道34点、写真17点の4部門で計71点にとどまりました。これは昨年より14点少なく、史上最少で、ピークの2割ほどにまで落ち込んでいます。
審査する側や過去の入賞者の「招待出品」のほうが一般出品よりも多いぐらいであり、もし招待出品がなければ会場は質量ともにスカスカになっていることでしょう。
教員の多忙さが、こんなところにも影を落としているのでしょうか。
作品では、鬼木さんという方の「よいしょ!!」という写真が、ラブリーでした。リスが枯れ葉などを両前脚にいっぱいに抱えて後ろ脚で直立している瞬間をとらえています。
書道も見ごたえはありましたが、毎年指摘しているように、号ではなく本名で出品しているため、ふだんから号を用いていない柏聡さんのような方を除けば、誰が誰やら見当がつきません。
地下にもぐり、「500m美術館が見た札幌国際芸術祭2017」を見ました。
札幌国際芸術祭が楽しかった人は、記録写真が懐かしいでしょうし、設定資料などは興味深いでしょう。芸術祭をあまり見ていない人でも、内容の多彩さには「へえ~」と思うかもしれません。
16日まで。
西3丁目から地上に出て、スカイホールで「第23回みなもの会 新春展」。
新年のギャラリーには日本画が似合うような気がします。
ベテラン日本画家の中野邦昭さんが道内各地(札幌、帯広、苫小牧、美唄)で開いている教室の合同展で、82人がひとり1ないし2点を出品しています。
教室展なので、あまりとっぴな作品はないのですが、白とピンクの菊を描いた鈴木麗子さんの「霜月」、白い花のバックにうこん色を配した正阿弥幹子さん「牡丹」、コチョウランが題材の黒澤フクさん「天使のおくりもの」、ガクアジサイを写生した佐賀彩美さん「輪舞(ロンド)」など、花をモチーフにした作品に、凝ったマチエールの背景の絵が目立ちます。伝統的な花鳥画にとどまらず人物や風景など幅広いです。
(※追記。会場入り口にあった小林文夫さん「冬」「寂」も、冬の静けさを描き、気高さを感じました。北大の旧恵迪寮)を正面から描いています)
主宰・中野邦昭さんは、月夜の木造家屋を遠くから描いた「月の日」を出品しています。
14日まで。
おとなりのさいとうギャラリーでは「泉の会」展。
女性5人による日本画展で、指導者格の伴百合野さんが会場にいらしたので、いろいろとお話をお聞きしてきました。これも別項で。14日まで。
外に出ると、あたりは薄暗くなっています。
4丁目プラザの前から市電に乗り、西15丁目へ。
西15丁目電停の前にあって、長いこと空き地だった旧交通局の敷地で、高層建築の建設工事が始まっていました。サービス付き高齢者住宅になるもようです。
資料館で第43回高書研展。
粒ぞろいの書を見て楽しむにはうってつけの展覧会(道展や毎日展などでは点数が多すぎるので)。
14日まで。
すこし疲れたので、大通西11の板東珈琲でひと休み。
6カ所目は、コンチネンタルギャラリーで谷口能隆写真展「Dead End / 十間坂」(~14日)。
小樽・手宮地区の、行き止まりになっている坂に焦点を当てたモノクロ写真の展覧会。
西11丁目駅から地下鉄で帰宅しました。
最初は市民ギャラリーの「第48回北海道教職員美術展」。この日が最終日でした。
筆者は第46回のアンケート問題を機に、この展覧会を見る意欲をほとんど失っていたのですが、知人が出品していたので、立ち寄りました。
この展覧会は道内の公立小、中、高校に勤める教職員(道教委出向者などを含む)を対象にした公募展です。
かつては300点を超す入賞・入選者の作品が壁面を飾っていましたが、1995年(第35回)ごろを境に応募が減り始め、今年は絵画18点、立体2点、書道34点、写真17点の4部門で計71点にとどまりました。これは昨年より14点少なく、史上最少で、ピークの2割ほどにまで落ち込んでいます。
審査する側や過去の入賞者の「招待出品」のほうが一般出品よりも多いぐらいであり、もし招待出品がなければ会場は質量ともにスカスカになっていることでしょう。
教員の多忙さが、こんなところにも影を落としているのでしょうか。
作品では、鬼木さんという方の「よいしょ!!」という写真が、ラブリーでした。リスが枯れ葉などを両前脚にいっぱいに抱えて後ろ脚で直立している瞬間をとらえています。
書道も見ごたえはありましたが、毎年指摘しているように、号ではなく本名で出品しているため、ふだんから号を用いていない柏聡さんのような方を除けば、誰が誰やら見当がつきません。
地下にもぐり、「500m美術館が見た札幌国際芸術祭2017」を見ました。
札幌国際芸術祭が楽しかった人は、記録写真が懐かしいでしょうし、設定資料などは興味深いでしょう。芸術祭をあまり見ていない人でも、内容の多彩さには「へえ~」と思うかもしれません。
16日まで。
西3丁目から地上に出て、スカイホールで「第23回みなもの会 新春展」。
新年のギャラリーには日本画が似合うような気がします。
ベテラン日本画家の中野邦昭さんが道内各地(札幌、帯広、苫小牧、美唄)で開いている教室の合同展で、82人がひとり1ないし2点を出品しています。
教室展なので、あまりとっぴな作品はないのですが、白とピンクの菊を描いた鈴木麗子さんの「霜月」、白い花のバックにうこん色を配した正阿弥幹子さん「牡丹」、コチョウランが題材の黒澤フクさん「天使のおくりもの」、ガクアジサイを写生した佐賀彩美さん「輪舞(ロンド)」など、花をモチーフにした作品に、凝ったマチエールの背景の絵が目立ちます。伝統的な花鳥画にとどまらず人物や風景など幅広いです。
(※追記。会場入り口にあった小林文夫さん「冬」「寂」も、冬の静けさを描き、気高さを感じました。北大の旧恵迪寮)を正面から描いています)
主宰・中野邦昭さんは、月夜の木造家屋を遠くから描いた「月の日」を出品しています。
14日まで。
おとなりのさいとうギャラリーでは「泉の会」展。
女性5人による日本画展で、指導者格の伴百合野さんが会場にいらしたので、いろいろとお話をお聞きしてきました。これも別項で。14日まで。
外に出ると、あたりは薄暗くなっています。
4丁目プラザの前から市電に乗り、西15丁目へ。
西15丁目電停の前にあって、長いこと空き地だった旧交通局の敷地で、高層建築の建設工事が始まっていました。サービス付き高齢者住宅になるもようです。
資料館で第43回高書研展。
粒ぞろいの書を見て楽しむにはうってつけの展覧会(道展や毎日展などでは点数が多すぎるので)。
14日まで。
すこし疲れたので、大通西11の板東珈琲でひと休み。
6カ所目は、コンチネンタルギャラリーで谷口能隆写真展「Dead End / 十間坂」(~14日)。
小樽・手宮地区の、行き止まりになっている坂に焦点を当てたモノクロ写真の展覧会。
西11丁目駅から地下鉄で帰宅しました。
みなもの会を見ると正月だと思います。
少し追記しました。