うつわではない、オブジェとしての陶の可能性を追求するグループ展。
年によって顔ぶれがすこしずつ変わっておりますが、今回は、昨年とおなじ滝本宣博、林雅治、堀江隆司、前田英伸の4氏が参加しています。
筆者があれこれ書くよりも「Ryoさんのいーとあーと」の「掲示板」にくわしく紹介されているので、そちらをごらんになったほうがよいかと。
http://ryo.gokigen.com/bbs/joyful.cgi
滝本さんの作品は、紙か布をくしゃくしゃっとまるめたような感じです。
土を数ミリという薄さにしたためで、もっと厚ければ割れていたのだそうです。じっさい、1点はふたつに割れていました。
「壊れた平和」「壊れやすい平和」という題がついていることについては、滝本さんは
「あまり意味はありません」
とおっしゃっていましたが、どうしてどうして、深い寓意をはらんでいると思います。
林さんは、以前はにょろにょろした曲線が特徴の白い立体でしたが、近年は直線的、幾何学的な立体です。
あのー、ただ、重箱の隅をつつくようでわるいんですけど、「立方体」じゃなくて「直方体」だと思うんですが…。
前田さんは、台の上に、ひょろ長い曲線が連なったオブジェ。
夕張在住の堀江さんは、半球をつなげた中に、夕張のボタを詰めています。ただし、1個だけは、球になっておらず、半球だけになっています。
ボタのもつ荒っぽい雰囲気は堀江さんらしい“怒り”を感じさせます。
ところで、夕張市の財政破綻にともない、アトリエにしてきた「創作の館」から追い出されそうだ-というお話でしたが、その後、どうなったんでしょうか。
07年8月2日(木)-7日(火)10:00-18:00
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階 地図A)
■2006年
■第9回NAC展
■造形展・風の中の彫刻展
年によって顔ぶれがすこしずつ変わっておりますが、今回は、昨年とおなじ滝本宣博、林雅治、堀江隆司、前田英伸の4氏が参加しています。
筆者があれこれ書くよりも「Ryoさんのいーとあーと」の「掲示板」にくわしく紹介されているので、そちらをごらんになったほうがよいかと。
http://ryo.gokigen.com/bbs/joyful.cgi
滝本さんの作品は、紙か布をくしゃくしゃっとまるめたような感じです。
土を数ミリという薄さにしたためで、もっと厚ければ割れていたのだそうです。じっさい、1点はふたつに割れていました。
「壊れた平和」「壊れやすい平和」という題がついていることについては、滝本さんは
「あまり意味はありません」
とおっしゃっていましたが、どうしてどうして、深い寓意をはらんでいると思います。
林さんは、以前はにょろにょろした曲線が特徴の白い立体でしたが、近年は直線的、幾何学的な立体です。
あのー、ただ、重箱の隅をつつくようでわるいんですけど、「立方体」じゃなくて「直方体」だと思うんですが…。
前田さんは、台の上に、ひょろ長い曲線が連なったオブジェ。
夕張在住の堀江さんは、半球をつなげた中に、夕張のボタを詰めています。ただし、1個だけは、球になっておらず、半球だけになっています。
ボタのもつ荒っぽい雰囲気は堀江さんらしい“怒り”を感じさせます。
ところで、夕張市の財政破綻にともない、アトリエにしてきた「創作の館」から追い出されそうだ-というお話でしたが、その後、どうなったんでしょうか。
07年8月2日(木)-7日(火)10:00-18:00
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階 地図A)
■2006年
■第9回NAC展
■造形展・風の中の彫刻展