NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

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174号 『目からウロコが、ボロボロ落ちた!~本物のイトアメンボ』

2005-11-13 18:10:38 | Weblog
■前置き1
「イトアメンボの仲間」には、3種(イトアメンボ・オキナワイトアメンボ
・ヒメイトアメンボ)が福岡では生息域となっているらしい。

そのうち、一般的だと言われているのは「ヒメイトアメンボ」。
名の通り、小さめで1センチ弱とされる。

マイナーなのは「オキナワイトアメンボ」。
何がマイナーかといえば、その存在に「触れられている」ことが少ない。
イトアメンボといえば、イトアメとヒメの2種・・・みたいな。

で、残るはイトアメンボ。
最も大きいらしくて、11~14(15)ミリとよく書いてある。
そして、環境省RDBの「絶滅危惧Ⅱ類」。タガメと同じ。
つまり、全国的にすごく少ないということ。


■前置き2:今、魚部室には・・・

浮羽のとっても山の中2ヵ所、上毛町、大島、若松のイトアメ類がいる。

疑「イトアメンボ」ということで飼育している。
何か11ミリほどありそうなので、ヒメではないので、
イトアメか? オキナワか? という訳なのである。

何せ、情報の少ないオキナワ、存在の希少なイトアメ。
どっちだろうね?

あちこち集めて、同定してやろう、いつかと。



■目からウロコが、百枚は落ちたね、絶対。

ある県内のため池。


何と、ここには「本物のイトアメンボ」がいたのである!

見てビックリするの何のって・・・
一目瞭然という言葉がこれほど当てはまった経験は、これまで無い!!

「はあ~・・・全然違うやん・・・」

そう、全然違うのだ。大きいのだ。めちゃくちゃ。



なに?? 今までの悩みって・・・というほど。
驚き、感動し、そして驚きまた感動する。
激烈なショックに、帰りの長い道のりも目が冴えまくり。
で、帰宅してグッタリ。



驚いて逃げ込んだのか、越冬準備なのか、岸辺の枯れ草の中にいた。

どうやって採るって??
それはね、「目で見て採る」のよ。
だってデカイから。

あんなにハッキリ歩くのが見える様には、もう笑いしか出ないね。
だって、デカイもの。

でもね、まだ大きいのいるんだってさ。
18ミリくらいはあるんじゃなかろうかって。
今までの「11~14ミリ」って何なの??と思いません??



いやあ・・・すごいぞイトアメンボ。


でも、あんなのがいる場所って、ホント少ないだろうね。
今まで400個くらい福岡の池見たけど、見たこと無いもんね。


いやあ・・・いいもん見せて貰った。(書いてる内に感激が蘇ったね)

コメント (2)
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