NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

新70号【35年前も、現在も、同じ危惧。】

2014-06-19 21:54:40 | 水生昆虫


ブックオフで面白い本を手に入れた。



『アニマ』1979年8月号、今から35年前の雑誌。

なんと「水生昆虫特集」!

サブタイトルは“水中の軽わざ師たち”!!

こんなにワクワクする要素満載で、108円也!!!






見開きで、あえてナベブタムシのペアリングとは

大胆な・・何故かやられた、、という気分。






まだパラパラと斜め読みしただけだけど、

目にとまったページ。

高度成長期を経て生活が豊かになり、そしてオイルショックに見舞われ

ふと「以前より自然が消失して、生き物が減ったぞ」と

思い感じる人々が増えた時代なのかもしれない。

※いのちのたび博物館のU先生も、北九州市でも

1970年ごろを境に、水生昆虫含め、めっきり減ったと

おっしゃっていた。


とはいえ、農村部や山村部に限らず、地方都市の郊外では

今よりも格段に「生き物密度」が濃かったのではないか?

と想像している。

1980年代、1990年代、そして2000年代、2010年代と

着実にそういった場所の「多くの人間の進出」は進んでいると思う。

(環境意識のおかげか、復元している生き物も「少しは」いる一方で)


この雑誌が出て35年経った、2014年。

今も、この当時とまったく同じ表現の危惧をし続けているところが

何だかね・・・

さらに35年後、今よりもさらに身の回りの自然が「しょぼくなった」中、

やはり同じことを言っているのでしょうか。

そうでないことをとても願うんだけれど。







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7 コメント

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ナベブタムシだ… (七不思議)
2014-06-25 20:56:54
約40年振りの出会いですね(;_;)

体に比べて足が以上に長く目が異常に可愛いナベブタムシ…

懐かしくて、涙が出て来ました。

昔は普通に居た昆虫だったのに…

明日からブックオフや中古本屋さん巡り
しようかな…

責めてその時元気で泳いでいた絵でも
写真(モノクロ)でも実際見たいですね。

何十年も経ち久しぶりにナベブタムシを見て本当に感動と感激致しました。

このブログをずっと拝見させて頂かせて本当に良かったと思います。

たまたまだとは思いますが
ナベブタムシをUPして頂いて本当に本当に有難うございました。


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鍋蓋。 (北九州ギョブ)
2014-07-02 19:31:15
こちらもすっかり遅くなってしまいました。

鍋蓋、けっこう取り上げてますよ。

(といっても、記事が1600くらいありますけど・・)

目についただけで、169号、294号、

あと3つくらいはあると思いますけど。



「昔はふつうに~」とは・・身近だったんですね。

どちらでふつうだったんですか?

今はそこには居ないんですか?




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遅くなってすみません (七不思議)
2014-07-12 22:43:07
ナベブタさんは昔普通に居ましたよ。
私の田舎はかなりの場所なので(´・_・`)

出身は関西ですが育ちは東海(中部)地方です。

田圃や溜池、昔は護岸壁も無ければ今程農薬も無かったのかなぁ
用水路や、溜池をズカズカ入って遊んで居ました。

田圃から少し離れた高地の溜池(沼に近いかな?)で
ナベブタを捕まえた記憶が有ります。

田圃や畑の持ち主も一緒に暇な時は色んな
虫達を探して見せてくれたり

貰って帰ったり

今思うと、貴重な体験でしたね。

ゲンゴロウやタガメ、名前は分からないですけど、多分ゲンゴロウの仲間なんやけど、めっちゃ縦線が入ってるのが一匹居てて
その名前が分からへんゲンゴロウがめっち早く泳ぐの。それに驚いて事を未だに覚えてますね(笑)

たまに田舎に帰りますが今はもう大分変わりましたね。

それを見る度に悲しくなります。
返信する
九州やないんですね! (北九州ギョブ)
2014-07-13 22:45:38
ていねいなコメント、どうもです。

また、今はコメント入るとメール通知するように
設定してますんで、大丈夫ですよ!

さて、愛知ですか、自然の原体験。
先日、北Q大の某先生にお会いした時、
その方も愛知ご出身なので、子どもの頃の
自然体験のお話しが出てきましたね。

九州(福岡)は田舎のようで(田舎ですが)
ドジョウやタガメ、ゲンゴロウが早くから
居なくなったりしています。
意外と愛知などの方が、種によっては残ってたり
しているかもですね。

ちなみに、ナベブタムシは流水性の種なので
川(やそれにつながる水路)に生息しています。
だいだい、砂地の場所ですね。

カジカガエルはたしかにきれい。
このごろ、何がイヤって、うっしいの声です。
通常の鳴き声も「何やうっしいおるんか、ここ・・」
となるけど、危険を察して水に飛び込むときの
大人うっしいの「ンゴッ!」
子どもうっしいの「ンキュ!」ってのがイヤ。
がっくりくるから。


ではでは。


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あっ… (七不思議)
2014-07-15 23:22:53
先ほど上の方にコメしましたが
お礼を書くのを忘れてて、

わざわざメールの通知すみません( ; ; )
有難うございます。

私は因みに岐阜育ちです。
愛知には良く遊びに行きましたね

ただ、岐阜は未だにビックリするくらい
田舎ですよ(笑)

市内の外れに親戚の家が有るんですが
コンビニ迄車で5分(笑)

そんな地域で、今の職場の仲間から
「岐阜って、関西より遠いの?」
って聞かれた事も有ります(笑)

九州からみたら岐阜は分からないでしょうね。
隣の愛知(名古屋)は有名なのにね(笑)



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Unknown (北九州ギョブ)
2014-07-16 23:07:27
福岡県の高校の多くが、長野でのスキー修学旅行です。

名古屋駅からバスで行くので、岐阜は必ず通ります。

だから、けっこう知ってると思いますが・・

その人は爆睡してたのかも。



ところで、福岡県ではタガメとタダゲンは居ない

というのが、15年近く調査を続けてきたギョブの

見解です。

生き残ってそうな環境が無いと思うからです。

(魚ぶろぐのどこかに記事あります)

タガメは福岡&北九州の都市部での発見が多発した

ときもありました。

これからも、あるかもしれません。タダゲンだって。

でも、そういうのは、飼育個体が逃げたり、

誰かが意図的に話したりしたのが由来だと思います。

ギョブ的には非常に残念ですが

今やネットで簡単に購入できるようなご時世ですし。

安直にお金出して買っちゃう人がいるんでしょうね。

身近な生き物は、身近に暮らせる場所があるのかどうか

知ることが楽しいし、大切なことだと思うんですよね。

だから、お金出して買うのは「安直」と申しました。

ギョブ的私見ですが、ずっとそう主張してます。

水環境館でも、いのちのたび博物館でも

琵琶湖博物館でも、そういう展示をしてきました。

「タガメ・ゲンゴロウ絶滅水槽」などで。


ではでは。




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自然のものは… (七不思議)
2014-07-19 20:32:53
自然の中に居る事が普通だと思うので

「安直」と言う意見には賛成ですね。

ペットショップとかで安易に買って安易に捨てるのも良く理解出来ません。

捨てていい命は無いと思います。


ただ、ネットでタガメや水生昆虫類が買えるのを知らなくて

何だか寂しい話しですね…( ; ; )




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