NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

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691号【冬のため池、水生昆虫。】

2008-01-02 13:57:57 | Weblog

http://blog.goo.ne.jp/gyobu2005/e/23fd69b3ad1fe59dd27037547629cd1c

↑688号のキボシチビコツブ冬期調査で見かけた、その他の水生昆虫。


■チャイロチビゲンゴロウ



2個体、見かけた。
他には、ヒメゲンゴロウ。

さっきNHK再放送番組でチャイロチビが出てた。
スゴイ生き物がいた、みたいな感じで登場した。
皇居の森の中を特集した番組で、水辺で見つかったとか。

「海辺の塩水混じりの中で生息しているし、移動能力もない」
「それが海から5㎞離れた皇居の淡水で見つかった」
→【結論】「昔、近くまで入り江があった時代に取り残され、世代交代してきた」

真面目そうな番組で植物の話なんかを“ふんふん”と見ていたのに、
突如すごい強引な話だった。

海辺の水溜まりでも普通に淡水の場所にいっぱいいるし、
海から2㎞以上離れた山の池でも見つかっている。

 そら、ないやろう!!

と思ってそこから興ざめしてしもうた。



■カタビロアメンボの仲間

水生昆虫図鑑を作るので、他の水生昆虫も見なきゃと探してみた。


 まあ、小さいこと!





1.5㎜くらいしか、ないんじゃなかろうか。
よく見ると、必ず網に入っている。

拡大してみたが(↓)、これではどうにも不鮮明。




重たい『日本産水生昆虫 科・属・種への検索』を開いてみたが、
何ケシカタビロアメンボなんだか、分からない。

このブリッとしたのはメスみたいだが、当てはまりそうなのが分からん。
「ホルバートケシカタビロアメンボ」か?とか思うが、この写真で
あれこれ考えても始まらないので、あきらめることにする。

拡大レンズでちゃんと撮るか、顕微鏡見るかせんとね・・


世間が年末の午後、さらに1㎜の世界にジッと没入していると、
大きさが違うのがいることに気付いた。

これも取りあえず、手元のμ720で撮ってみた。↓




ん? なんか細くない??

これまた帰って『日本産水生昆虫』を見ると、
オスはメスに比べて小型で細めの体型をしているものが多いようだ。

これはオス? それとも別の種??
いずれにしろ、何ケシカタビロアメンボか分からんのは同じだけど。


■分からんついでに、



ガムシもいた。
ガムシがまた、よう分からん。
というより、全く興味がなかったので学ぼうとしてこなかった・・

ちょっと勉強せんといかん。
同じような環境にいるのに、知らないままでは
その水環境を語れないものねぇ・・

コメント
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