279号【見れば見るほど、迷路にはまる。】

ある図鑑の中でも、「見れば見るほど分からなくなり」
はては「同じ種類を一生懸命に分けようとしていた」なんて書いてあった。

その気持ち、よく分かる。





秋のドジョウ展のために県内の川調査も、少しずつ始めた。

そこで採集されるシマドジョウ類は、ヤマトシマドジョウ。

でも、地方によって、体の特徴が図鑑の記述や説明とは少し

　　　　　「違う気がする」

のだ。もしかして・・・なんていう妄想を抱いてしまう。



上の写真のヤマトシマも、一見ヤマトシマ。

でもね、でも。

　　　　　「尾びれの模様」とか「尾びれ付け根の黒点」　　　　　

とかが、図鑑のヤマトシマとかとは違うのよねぇ。

個体差、地域差なんだろうかとは思うのよ。
例えば紫川のとかは、もう立派なヤマトシマ。
特徴バッチリ兼ね備えているように思う。


でも、こいつ（ら）は何なの？？？


もっと、ヤマトシマ一つとっても、いろんな川でいろんな個体を
見てみたいなあ。いや、見らんといけん。