くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

つた

2011-10-21 02:28:34 | Weblog
今週も懲りずに新居に関するお話を少々。

新居の周りは緑がいっぱいとは
常々申し上げておりますが
実を言いますと家の外壁にも
その触手は伸びているのです。

いや、正確には「いた」と過去形ですね。
本体がどこにあるのか知りませんが
ツタが外壁の至る所に根を張っておりまして、
あ、いや、根を張っておりました。

理由は定かではありませんが
大本の根っこは大家さんによって既に抜かれており
枯れたツタが外壁にずっと残っているのです。

このツタという植物、
甲子園の外壁にも張り付いたりしていますが
今まで間近で見たことがありませんでした。

すごく、丈夫です。
しっかり張り付いていらっしゃいます。
ツルの至る所に根のようなもがあり、
その先から樹液のようなものを出して
壁にベットリです。

しかもかなり厚かましい性格と見えまして、
窓や換気扇などのちょっとした隙間を見つけては
家の中に侵入してきます。
入居する前に内見した際には
屋内の数カ所がツタに侵されておりました。

とまぁ、あまり良い所のないツタですが
そんなに邪魔ならはがしてしまえ、と思うことでしょう。
でも世の中そう上手くはいかないのですね。

死してなお、相当強力に張り付いているので
無理にはがそうとすると
外壁のモルタルごとはがれてしまうんだそうです。
なのでもっと朽ちるのを待ってはがす算段となっております。

とはいうものの、
ツタがからまって換気扇が回らなかったりもするので
必要に応じてノコギリでカットしたいのですが、
試みたところ蚊共の襲撃にあってこれを断念。

大自然を前にして己の無力さを思い知らされました。