くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

おさかんね

2011-10-14 02:45:13 | Weblog
A「ねぇ、ちょっと奥さま、
今度うちの隣に引っ越してきた新婚さん、
毎晩毎晩お盛んで困っちゃうわ~。
ほら、うちのマンション壁が薄いでしょう?
声が筒抜けなのよね~」

B「まぁ奥さま、
少子化の時代なんだから若い人たちは
お盛んくらいがちょうど良いのよ!
それに奥さまもマンザラじゃないんでしょう?」

A「やだぁ、奥さまったら!」

両「おほほほほほほほほほほほほほほほ」

いやいや、そのサカンではなくて、
左官の方です。
職人の。

先月引っ越した家は推定築40年と古いため
壁を壊したり構造をいじらなければ改装OKという、
DIY好きには生唾ものの物件でございます。

改装したい箇所は多々ありましたが
まず始めに手をつけたのは居間の壁を綺麗にすること。
ペンキを塗るか、壁紙を貼るか、珪藻土を塗るか…、
少し考えましたがオシャレ風を気取って
珪藻土を塗ることにしました。

もちろん珪藻土を塗った経験はそれまでにありません。
何年か前にNHKテレビで放映されたDIYの番組で
塗り方を解説しているのを見たことがある程度です。
その時に思ったより手軽な印象を持ったのと、
改めてネットの動画などで塗り方を見ていたら
何となく自分にも出来そうな気分になってきたのです。

で、ネット通販で珪藻土を購入して塗り始めたのですが、
やはり見るとやるとでは大違い。
当初は下準備のマスキングも含めて
二日で終わらせる予定でしたが遅々として進まず、
引っ越しの片付けと並行して片手間で塗っていたら
何だかんだで2週間くらいかかってしまいました。

珪藻土を水で練って左官用のコテで塗っていくわけですが
この左官ゴテという道具、
素人には扱いが難しいかと思いきや
慣れてくるとなかなかの優れものでして
作業が進むにつれてイイ感じに扱えるようになりました。

何というか巨大なパテ盛りとでも言いましょうか、
大学時代に課題の模型を手作りしていた経験が
だいぶ活かせたように思います。
課題を通してデザイン以外にも生きる術を学んでいたのですね。

そんな器用貧乏の本領を発揮して居間の壁は塗り終わり
調子に乗って台所と洗面所の壁も塗り終わりました。

いじりたい所はまだまだありますが
とりあえずは居間の壁が綺麗になって
ようやく落ち着ける場所を得た思いでございます。