五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想

2017年01月31日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2017年3月号

 

 表紙は、『ブレンド・S』より、苺香&夏帆さん!
 バレンタインに合わせた衣装で、手作りらしきチョコを持っています。
 「うまくできた・・・・・・かな?」なんて、可愛らしい。

 

 

 今月の「マンドラゴラで賞」は、『キルミーベイベー』

 

 今回、マンドラゴラで人が死ぬ!?

 やすなが怪しい通販で買った「マンドラゴラの種」を植えた所、妙なものが?
 ソーニャは偽物だろうとタカをくくっていましたが、顔のある植物が不気味(^^;

 そこで、2人して抜こうとしたり、掘ろうとするものの・・・
 といったお話でしたけど、刺客ではない存在を相手にしている点が面白かった!
 これまでも、そうしたことはありましたけど、それがマンドラゴラというのは愉快でした。

 「根が人の形をしていて引き抜くと悲鳴をあげる」 「その悲鳴を聞くと死ぬ」
 そんなものを相手に、やすなとソーニャが悪戦苦闘する様子は、微かな緊張感を伴いつつも、
 可笑しさを増していましたね~。 ラスト、ページ床のコメントに大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 

 

【コミックス3巻、発売中!】

●ブレンド・S (中山幸 先生)

  

 女子ーズ、福袋を買いに行くの巻。

 麻冬さんがお正月バーゲンに行くため、苺香&夏帆さんが付き合うことに。
 どうも、福袋を買うのに人手がいるようで・・・

 なんてお話でしたが、麻冬さんは服の福袋を、夏帆さんはゲームの福袋を、
 というように、それぞれの個性に合った福袋を求めていたのが、面白かったですね。

 麻冬さんの福袋は大激戦で、夏帆さんがボロボロに(^^;
 でも、おっとり苺香さんが思わぬ成果をあげていて驚いたものの、あの目つきで
 向かうところ敵なしだったのは、納得でした。

 夏帆さんのゲーム福袋は、ギャンブルっぽい引きを楽しむ夏帆さんに笑!
 しかも、当たりの判定がマニアな点に、夏帆さんらしさを感じてしまいました。

 そして、福袋を買ったことのなかった苺香さんは、ここで初福袋。
 何の福袋を買うか迷いつつ、食品系のものを選んだ理由が「お土産」な所が彼女っぽい。
 夏帆さんと麻冬さんが、半ばあきれつつも好意的に捉えていたのが、よかったな~。

 などなど、福袋買いで盛り上がった今回。
 コミックス3巻も発売中で、アニメ化にも期待が高まりつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●トモダチヅクリ (GAGAGA 先生)

  

 友達いない者同士、友達になりつつ、広がる友達の輪・・・?

 目つきが怖い犬見麻乃さんと、人と話すのが苦手な涼野静さん。
 そのため友達ができなかった2人が友達となり、友達の距離感をつかめない所から、
 百合な関係と誤解されたりしつつも、交流を広げてゆくお話です。

 今回は、同級生の友達を増やそうとする2人。
 しかし、麻乃さんは恐れられているため、何やら誤解されている様子で・・・

 声をかけたのは、遠宮アカリさんでしたが、彼女の友人・虎口巴さんも一緒に
 昼休みに食事することになるものの、2人は麻乃さんたちを警戒しまくり。

 というのも、麻乃さんと静さんは、番長ペアと呼ばれていて、怖がられているため(^^;
 なもので、警戒心丸出しの巴さんが、何だかんだとキツく当たってきて空気が悪い。

 そこで、麻乃さんが雰囲気をなごまそうと・・・?
 なんて話が面白かった!

 麻乃さんの行動は赤っ恥だったけれど、そこから互いに話ができるようになったし、
 さらに「友達になってください」と、申し出ることまでしていたのは、大きな前進。
 この場面は、爽やかに楽しかったですね~。

 そこから、くだけた雰囲気になり、交流を深める様子は、まさに広がる友達の輪。
 2人から始まった交友関係が、ここから広がってゆくのだとしたら、いっそう楽しそう。

 なんて感じつつ、ついにコミックス1巻が発売ということで、
 麻乃さんと静さんの百合関係(?)に、より注目しながら・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【新連載!】

●エクソシストと首輪の悪魔 (池内たぬま 先生)

  

 偉大なる大悪魔と、彼女を呼び出したエクソシストさんのお話。

 【主な登場人物】
 ・アルマディエル : 大悪魔・・・だったものの、現在は力を失い少女の姿に。
 ・エクソシスト  : アルマディエルを呼び出した張本人で、性格はドSな神父。

 人間によって閉じ込められていた大悪魔・アルマディエルが復活!
 しかし、どうも本来の姿ではなく、少女になってしまい力を失っている様子。
 しかも呼び出したのは神父で、悪魔を呼び出して遊ぶのが趣味だとか・・・

 と始まるお話で、力の弱い悪魔っ子と、悪魔を払える力を持つドSな神父、
 2人の掛け合い的なやりとりが面白い4コマ作品になっています。

 大悪魔ゆえプライドは高いものの、力が弱まっているため強く出れないアルマさんと、
 悪魔をいたぶって愉しむ神父という組み合わせが、うまくハマっている印象ですね。

 アルマさんが涙ぐむ顔を見て、キュンとしちゃう神父さんでしたが、
 おびえる彼女にSっ気が湧き上がって、ドライにからかう所が面白味になっていました。
 そして、共同生活が始まることになりつつの新連載、期待です!

 

 

●恋する小惑星 (Quro 先生)

  

 天と地と、どちらを選ぶ・・・?

 【主な登場人物】
 ・みら    : 天文部に入りたい少女。 幼い頃の約束を胸に、星を見つけたい。
 ・すず    : みらさんの幼馴染で、みらさん大好き。
 ・森野    : 地学部の部長で、元・天文部。
 ・桜井    : 地学部の副部長で、元・地質研究会。
 ・真中    : 天文班希望の1年生。
 ・猪瀬    : 地質班の2年生。
 ・先生    : 顧問。

 天文部に入りたかった少女・みらさん。
 しかし、部はなくなっており、地質研究会と合併して「地学部」になったのだとか。
 そこで先生に案内され、部室へ行くも、そこには天と地の派閥があって・・・

 と始まるお話で、地学部の中にある「天文班」と「地質班」の派閥争いが気になる所。
 さらに、みらさんが天文をやりたい理由に、幼い頃に会った少年アオとの約束があり、
 そのあたりにも注目の内容になっていましたね。

 また、そのことが、みらさんとある人との関係を深いものにしそうで、
 幼馴染のすずさんにとっては、一大事になりそう(^^;

 などなど、1話目から人物がたくさん出てきていましたが、「天」「地」に分かれて
 相対しているのでわかりやすかったですね。

 ここから、どのような天文・地質の話が繰り広げられてゆくのか・・・
 みらさんを中心とした少女たちの関係にも注目しつつ、新連載スタート、期待です!

 

 

【ゲスト作品】

●コメディ・ランド・バンド (ホーミング 先生)

  

 めざせ、お笑いユニット!

 【主な登場人物】
 ・けい   : 関西弁のツッコミ系。
 ・あすか  : けいさん以外友達いない少女。 自立できてない。
 ・はる   : 小さくて可愛い天然ボケ系。
 ・ユウ   : 一人芸(ピン)でやりたい系。 可愛いもの好き。

 お笑い科のある千日前高校。
 そこの生徒である少女たちが、お笑いユニット結成のためメンバー集めをするお話です。
 「きらら」で第1話、2話目からこちらにゲスト登場という異例の掲載ですね。

 まずは、けいさん、あすかさん、はるさんの3人がいて、全部で5人集めるようですが、
 今回は4人目となるユウさんの勧誘が描かれていました。

 ピンでやりたいユウさんは、ユニット結成に消極的で、難敵だったものの、
 可愛いもの好きという特性を突いて、味方に引き込んでいたのは面白かった!
 はるさんには気の毒でしたけど(^^;

 また、あすかさんのけいさんへの依存ぶりも愉快でしたし、少女たちのやりとりが、
 ボケ・ツッコミのテンポ良い会話で成り立っている点も、面白味になっていました。

 などなど、お笑いを軸にしているネタに魅力ある4コマ作品。
 5人目の加入もどうなるのか気になりますし、つづき期待です!

 

 

●ふじょ子とユリ子 (モル 先生)

  

 BL好きな少女と、女の子が好きな少女。

 【主な登場人物】
 ・ふじょ子  : 真面目でクールな少女。 実は、隠れBL好き。
 ・ユリ子   : 明るくて人気者な少女。 実は、ふじょ子さんが好き。

 そんな2人の交流が面白おかしな4コマ作品です。
 普段はクールなふじょ子さんが、BLのこととなると饒舌かつ表情豊かになったり、
 そんな彼女の真の姿を見ても、可愛いと思って受け入れてしまうユリ子さんが面白い。

 ふじょ子さんのBLへの情熱と、ユリ子さんへの関心が、ギャップありすぎるのも愉快。
 まくしたてるように話をしていたかと思いきや、ユリ子さんの話になると一転クール(^^;

 それでも、ふじょ子さんが好きなユリ子さんは、切なさを覚えつつも献身的に、
 ふじょ子さんに付き合うあたり、けなげで可愛らしかったり、そんな関係も良いですね。
 次号は後編とのことで、楽しみです!

 

 

●もじもじシャイリィ (絶牙 先生)

  

 変身少女になった女子中学生と、兄と、妖精と。

 【主な登場人物】
 ・詩島ハヅミ   : 友達いない女子中学生。 奇跡の力で変身少女に!?
 ・詩島ショウマ  : ハヅミの兄でマンガ家。 妹を見守って(?)いる。
 ・セパスタン   : 執事妖精。 奇跡の力を管理しているらしく・・・?

 兄妹で生活していた、ハヅミさんとショウマくん。
 ある日、旅先の父親から送られてきた箱が開くと、そこから妖精が現れて・・・

 と始まるお話で、奇跡の力を管理するという妖精セパスタンによって、
 ハヅミさんが変身少女になり、奇跡の力を行使できるようになったりします。

 セパスタンは、ファース王国に仕えていたものの、国が滅びたことを知らないまま
 箱の中にいたようで、新たな主人としてハヅミさんを選び、力を貸すことに。

 そこで、友達いないハヅミさんにきっかけを与えようと、奇跡の力を与えていたのが、
 功を奏していて、楽しい雰囲気になっていました。

 兄ショウマくんの妹への過保護ぶりも愉快でしたし、奇跡の変身少女の活躍を
 見てみたいので、つづきに期待です!

 

 

●めぐるスピン (祝日 先生)

  

 ヨーヨーする少女たち!

 【主な登場人物】
 ・めぐる  : ヨーヨーを持つ少女。 でも、ヨーヨーが何かも知らないという。
 ・あきら  : めぐるさんの幼い頃の友人。 今は背が高い。
 ・梅子   : ヨーヨー部の人。 小さい。
 ・??   : ヨーヨー部の人。 名前分からない。

 かつて知り合いだった、めぐるさんとあきらさんが再会する場面から始まるお話。
 あきらさんはヨーヨーをやりたいらしく、めぐるさんも付き合いでヨーヨー部へ。

 そこには、梅子さんたちがいて、見事なヨーヨーさばきを見せていますが、
 めぐるさんはヨーヨーのことがまるで分からず、その反応が面白かったり。

 そんな風に、ヨーヨーを絡めつつ、少女たちのやりとりが楽しい内容になっていました。
 とくに、めぐるさんの天然なのか何なのか、ぼんやりした所のあるキャラクター性が
 愉快でしたね。 あきらさんのことを「初恋の男の子」だと、終盤まで思ってましたし(^^;

 などなど、めぐるさんの個性を中心にした面白味はもちろん、ヨーヨー部の活動も気になる所。
 ということで、つづきに期待したいですね!

 

 

【その他】

●NEW GAME! (得能正太郎 先生)

 納期とクオリティと・・・

 はじめさんが企画したミニゲームが出来上がりつつあるものの、物足りないはじめさん。
 作業をしたツバメさんは、仕様書通りにしたと不満げですが、そこから掘り下げて、
 さらなる仕様変更を重ねられていたのが、不満倍増な様子。

 そんな作業側と企画側の違いを感じさせられる話でしたけど、どちらにも共鳴できますよね。
 もっとクオリティを上げたい、でも納期に間に合うようにできるかわからないせめぎ合い。
 それでも、「良いものを作りたいという気持ちは忘れずにいたい」の言葉が心に響きます。
 しかし、ツバメさんが悪い印象を持たれるキャラクターになってますけど、大丈夫なのかな?

 

●異なる次元の管理人さん (榊 先生) 

 新たな発見を祝して、宴会!

 となった今回、皆でどんちゃん騒ぐ様子が、めっさ楽しかったですね~。
 様々な世界のお酒、美味しそうな料理の数々、それだけでも胸いっぱいなのに、
 ポラリスさんの歌が可愛らし過ぎて、たまりませんでしたよ!

 飲み会の雰囲気に、幹事っぽくふるまってしまうスズキくんや、
 ロマンスを求めるパルムさんの乙女心、幻の古酒に挑戦する風さんなどなど、皆おもしろかった!

 

●疾風ういんどみる! (晴野しゅー 先生)

 レースへ向けた練習も大詰め。

 はやて・ふうこチームと、蘭・つむじチームで競争してますが、そこで、つむじさんの成長が
 感じられるなど順調・・・ですが、ふうこさんは自分の上達を感じられない様子。

 けれど、トラブルの中、はやてさんをサポートするふうこさんの特技が見つかって、
 大活躍だったことが爽快に次ぐ爽快で、とても楽しかったですね~。
 主人公の面目躍如といった趣で、面白くなってきましたよ!

 

●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生) 

 何やら様子がおかしいシャミ子さん・・・

 でしたが、実はご先祖が体を乗っ取っている状態。
 と言っても、無理やりではなく、シャミ子さんと桃さんの同意のうえなので、ひと安心。
 そんなご先祖さまと、桃さんの“デート”風景が面白かった!

 ご先祖に色々言われても、体がシャミ子さんなので、物理的にやり返せない桃さんが愉快。
 でも、何だかんだで、仲が深まる2人の様子が微笑ましかったですね・・・
 と思ったら、桃さん、ちゃっかり策士だし! 非道すぎるぜ、魔法少女~!!