五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」4コマ 1巻作品

2014年04月15日 | ◆「お気に入り」  4コマ漫画

「お気に入り」4コマ漫画の1巻作品です。

だいぶ間が空いてしまったので、おもに最近出たコミックスを中心に・・・

2巻以降も出ている作品についても、いつか書ければ(^^;

 

また、この他にも、いくつか1巻作品がありますが、

そのうち数点については、「4コマオブザイヤー2013」をご参照いただければ幸いです。

あと1点、『NEW GAME!』は、感想記事を書きましたので割愛しました~。

 

 

 

『いちごの入ったソーダ水』1巻 (荒井チェリー 先生)

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 「女子校っつったら百合じゃないっスかー!!」 (本編8ページより)

 元不良の少女・花泉月が入学したのは、名門女子校!

 そこで、世間知らずのお嬢様・御代田こひめと繰り広げる

 “百合”にならないよう気を付ける日々!?

 

 お嬢様女子校では浮いてしまう元不良の月さん。

 しかし、アネゴ肌で面倒見の良い彼女は、

 1人では何もできないこひめさんを放ってはおけず、

 何かと世話を焼くうちに、仲良くなってゆくというお話です。

 

 そうした少女同士の友情が、面白おかしく描かれるコメディ4コマでありますが、

 さらに、ちょっとした百合要素といいますか、月さんが“百合”を意識しすぎるあまりに、

 そのことを一生懸命否定しようとする姿が可笑しかったりと、

 ほんのり百合風味が加わっているのも、なかなか良い味わいになっています。

 

 とくに大きな事件が起きるわけでもないのですが、

 月さんの舎弟たちやクラスメイト、先生などとの交流が、楽しい日々。

 「いちごの入ったソーダ水」というタイトルは、

 それぞれ、こひめ&月を象徴しているとのことで、そのあたりの風味もさわやかですね。

 また、カバーを外して読めるおまけマンガでは、他作品の登場人物も出てきますよ~。

 

 

 

『フレラジ☆』1巻 (種田優太 先生)

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 新人声優少女たちによるラジオな日々!

 朱木茜は、声優をめざしている少女。

 ある日、新人声優を集めたラジオが始まることになり、

 他の3人の少女たちと共に、奮闘する姿を描いた4コマ作品です。

 

 茜さん以外には、彼女の親友・葵さん、

 台本がないとしゃべることができない墨田さん、

 演劇をやっている年長者の山吹さんと、

 それぞれ色が名前に入っている新人声優たちが、

 共にラジオをしてゆくことになります。

 

 特徴としては、声優という職業を描いている点と、

 ラジオが舞台であるということでしょうか。

 とくに大きく話が動くことはありませんが、新人声優としての心構え的なものが語られたり、

 ラジオでだべる雰囲気などが、まったり楽しめるといった感じです。

 

 ただ、話の主軸が定まっていない印象もあって、

 若干、物足りなさも感じてしまうかもしれませんね。

 とはいえ、舞台設定などに興味を持てる方であれば、惹かれる点も、ちらほらあるかも?

 主要キャラクターの4人には、それぞれ欠点が設定されていて、

 そのあたりの描かれ方にも注目です。

 

 

 

『ちゅーちゅーブレインわーるどS』1巻 (海月れおな 先生)

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 女子中学生のゆるふわ日常・・・ と思いきや、ちょっとズレた面白さ!

 ことりさんは、中学生になったばかりの少女。

 親友のナツキさんと穂乃さんとの3人組で、

 ちょっと(?)変わった行動をとる姿が、面白おかしい4コマ作品です。

 

 雰囲気は、ごく普通のゆるふわ系っぽいのに、突飛もない行動をとる少女たちが愉快。

 中学の制服について語り合う3人が微笑ましいと思っていると、

 4コマ目でスカートを捲し上げて茶巾縛りしてしまったり、

 「3人で一緒の部活に入ろう」と、運動系か文化系かで言い争っていると、

 穂乃さんが逃げ出して、木に抱きついて登ってしまい、引っ付いて離れないなど、

 単にゆるふわなだけではない、笑い要素の盛り込まれている作風が秀逸です。

 

 また毎回、主要3人組以外に、たまちゃん&ゆーちゃんというコンビが出てくるのですが、

 ここで、ゆーちゃんの方から濃い目の“百合”アプローチをするネタが、かなり面白い!

 「高校も大学も一緒のところにいきましょう」なんて友情を確かめ合いつつ、

 「同じ職場」まではよかったのに、「同じ家に住んで子どもいっぱいつくろうね」

 と来たら、さすがのたまちゃんも、ひるんでしまっているのが可笑しすぎ。

 

 などなど、女子中学生のまったり日常をベースに、

 奇異な言動が面白味になっている4コマ作品。

 その奇想天外っぷりには注目ですよ!

 

 

 

『凪くんの不運な棚ぼた』1巻 (かわのゆうすけ 先生)

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 ある日、押し掛けてきたのは、厄病神と座敷わらしだった!?

 1人暮らしの大学生・凪平太郎のもとへ、とつぜん現れた少女2人。

 彼女たちは、厄病神と座敷わらしだと名乗り、

 凪くんを使って、どちらが強いか勝負をすることに・・・?

 

 といった風に始まる4コマ作品。

 凪くんが不運になれば厄病神の勝ち、幸せになれば座敷わらしの勝ちという、

 そんな日常が繰り広げられていて、面白いです。

 とはいえ、まだまだ未熟な厄病神と座敷わらし。

 不運も幸運も、妙な感じで発現してしまう所が、コメディとして楽しめます。

 

 また、座敷わらしは着物姿の幼女であるのに対し、

 厄病神は少女であることから、おもにコミュニケーションをとるのが

 厄病神の方だというのも、良いバランスになっています。

 普通、厄病神は遠ざけられる一方になってしまうと思うので・・・

 

 そんな勝負に巻き込まれる凪くんの、幸運不運が面白味。

 オーソドックスな4コマ作品っぽくありますが、私はネタ的に楽しめる部分が多く、

 安定しつつも、時に大笑いさせられたりしますね~。

 

 

 

『ストライクウィッチーズ劇場版 501部隊発進しますっ!』1巻

 (原作:島田フミカネ 先生&Projekt Kagonish/漫画:藤林真 先生)

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 「ストライクウィッチーズ劇場版 公式スピンオフ4コマ」 (オビ文より)

 宮藤芳佳は欧州へ、服部静夏も登場し、501部隊の面々が大暴れ!?

 アニメ『ストライクウィッチーズ』劇場版を舞台に描かれる4コマ漫画です。

 

 実は私、劇場版を観ていないものでして、

 よくわからない部分もあったのですが、そこはそれ、

 ストライクウィッチーズを知っていれば、おなじみのキャラクターたちが登場しますので、

 彼女たちが繰り広げる面白おかしな4コマを、楽しむことができました。

 

 宮藤&服部コンビを中心に、本来の個性を基礎にしつつも、

 少し壊れたキャラクター性が面白味になっている印象。

 トゥルーデさんとか、彼女らしい生真面目さを下敷きにしつつも愉快でしたけど、

 宮藤さんの壊れっぷりは、最強だったかもですね・・・ 服部さんといいコンビでした。

 

 などなど、ストライクウィッチーズのキャラクターによる4コマ劇場。

 ややネーム量の多さに圧倒され気味な面もありましたが、

 楽しめた4コマ作品でありました。

 

 

 

『艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!』1巻

 (桃井涼太 先生/提供:DMM.com/開発・運営:角川ゲームス)

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 艦艇擬人化ゲームの公式4コマコミックス!

 大人気ゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」の主人公・吹雪を中心に、

 艦隊育成学校「鎮守府」での生活を描いた4コマ作品です。

 

 登場する少女たちは、戦艦や空母、巡洋艦といった艦艇を擬人化したキャラクター。

 「艦娘(かんむす)」と呼ばれる存在であり、

 主人公の吹雪も、駆逐艦という種類の艦艇で、彼女たちは深海棲艦と呼ばれる

 謎の敵と戦う運命にあります・・・ が、この4コマは学園モノになっていて、

 おもにそこで学んだり、他の艦娘たちとの交流が、面白おかしく描かれているのが特徴。

 だいたいは、ドタバタコメディっぽい空気に満ちていて、楽しむことができます。

 

 さらに、史実をネタにした4コマもあって、

 連載時には解説など一切なく、正直わからないネタもあったのですが、

 コミックスではその説明が付いており、答え合わせ的に読むこともできて、お得です。

 そして当然ですが、史実はツラいことが普通なので、

 そのあたりでしんみりした雰囲気を味わえるのも、オツですね。

 

 とはいえ基本は、少女たちがにぎやかにすごす姿が面白味。

 ゲーム内でおなじみの事柄をネタにしているものもありますし、

 私はかなり楽しむことができました。

 あと先日2巻が発売したばかりではありますが、ギリギリの1巻紹介ということで、ご容赦を。

 現在、こちらで連載中です

 

 


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