2016年5月号
表紙は、パン食らいかさん!
ジャムサンドらしきパンを食べて、ご満悦。
他、ヒナ&千夏はメロンパン?、月英さんもパン食?
そして、ゆーこさんは本職でパン食と、美味しそう楽しそう。
今月は、かなり忙しくなりそうですので、
しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。
今月の「孔明さん伝承で賞」は、『孔明のヨメ。~襄陽民間伝承編~』!
今回、増ページ企画で、本編とは別に1編。
襄陽に残る伝承から、「水鏡塾の卒業試験」なんて話が、
描かれておりましたが、この話、私は初見だったので楽しかったですね。
水鏡先生の塾での卒業試験に挑む元直さん・士元さん、そして孔明さん。
どんな手段を用いてもよいので、水鏡先生から「塾を出て行ってよし」
と言わせるという内容の試験に、どう応じるのか・・・
といった点が気になる所でしたけど、小賢しい策を弄する元直さんに、
さらには大胆な士元さんなど愉快だったわけですが、肝心の孔明さんは?
なんて話が、面白おかしく描かれておりました。
まあ、孔明さんが“主役”で、士元・元直さんが脇役っぽいあたり、
いかにも伝承といった趣でしたが、これも襄陽における孔明さんの
存在の大きさを感じさせてくれますね。
【今月のピックアップ!】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
ひいきの歌手の結婚に、ファンの心理は大嵐。
祖母さまのひいきの歌手・鳥越要司さんに熱愛発覚!
ショックを受けるのはともかく、何やら混乱し始めているようで・・・
祖父さまは、「ファンなら幸せを願ってやれよ」と言うものの、
祖母さまはやさぐれモードで、そんな気分ではなさそう。
鳥越くんの「結婚」にも猛反対という、ちょっと悪いファンな雰囲気です。
そこから、らいかさん家へ行っても、らいかさんに説教される始末。
自分は祖父さんと結婚しているのに、鳥越さんが結婚するのに反対なのはおかしい
といった理屈で攻めるのですが、「有名人は恋愛しちゃダメ」と反論されてます(^^;
ただ、祖母さまは自分の主張を、無理筋だと理解はしていて、不思議な感じ。
たとえば私も、こうした人の気持ちをよくわからず、祖父さんやらいかさんと
同じように考えていたのですが、ここでちょっと目から鱗な展開に・・・
「ファンなら幸せを願うべき」という考えはもっともですし、私も同感です。
けれど、そこにファン以上の気持ちがあったなら?
らいか母が、祖母さまにかけた一言が、納得感ありすぎて、驚きでした。
これまで私の中になかった視点といいますか、ああ、それなのかーと、
非常に腑に落ちる感覚を味わわせてくれました。
その後、らいか母の一言のおかげで、スッキリでした祖母さまが、
前向きに今の状況を楽しんでいたのは、たくましくて苦笑い(´▽`;)
でも、それがイイんですよね。
ラスト、祖父さまの迎え方も、穏やかに粋で、微笑ましかった。
などなど、混乱して、言動がおかしくなるファン心理。
そこにある気持ちの問題が、興味深いお話でありました。
いや、本当に私にとっては、目から鱗な内容でしたよ。
そして、「むんこコレクション」は4月20日発売とのことで、
今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ダンジョン郵便 (山口悠 先生)
ダンジョンで郵便配達する女性。
地底の奥深くにある迷宮=ダンジョン。
冒険者たちが挑むその地には、ドラゴンなどが存在し、危険が待ち受ける。
そんな所へ、郵便配達へ行く女性の姿が・・・
といったお話で、冒険者アランくんのもとへやって来た郵便屋さん、
現金書留を届けに来ています。
アランくんは、ドラゴンと戦っている冒険者・・・を、見学している所で、
郵便どころではない様子でしたが、郵便屋さんは落ち着いたもので、
そのギャップが可笑しさになっていたり。
駆け出し冒険者のアランくんに対して、熟練を感じさせる郵便屋さん。
冒険者から「姐さん」と呼ばれるほど、一目置かれているようで、
アランくんを手助けしたり、指南する様子が、楽しかったですね。
この地下迷宮ダンジョンと、郵便配達という組み合わせには、
面白味を感じましたので、つづきに期待です!
【その他】
●のちの真田幸村である (真田寿庵 先生)
父・喜兵衛に会うべく、旅だった弁丸くんでしたが・・・
その途中、何者かに襲撃され、大ピンチ!?
と思いきや、投げ込まれた手裏剣が木製だと知るや、逆にクレームを
つけに行く弁丸くんが面白い(^^;
その手裏剣を投げた相手が、まさかの服部半蔵正成!
忍者として知られますけど、実は忍者働きよりも、武士としての働きの方が、
一般的だったと言われていますね。
息子さんから「しのびになれなかった」と言われているのは、そのためかな。
しかも、その息子さんの名前がサイゾーとは、まさか霧隠・・・?
などなど気になりつつも、弁丸くんの向かうは、まさかの徳川領で、
どうなってしまうのか・・・ 楽しみです!
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
劉備さんをつれて、徐庶さんが向かったのは・・・
水鏡先生のお宅で、そこに匿われることになりますが、
劉備さんの身なりがみすぼらしくとも、その特徴から、水鏡先生が確信を
得ていたのは面白い! まさに「劉備」という人物の特徴ですからね~。
そして、劉備に対して偽名を使う元直さん。
自分の前科から、他の人に迷惑がかからないようにと、考えてのことですが、
水鏡先生はお冠で、そこから劉備という人物を見極めようとする流れに。
ここで「的蘆」の話を出して、劉備さんの人柄が伝わって来たのは楽しかった。
水鏡先生も安心して、元直さんを任せられると判断したことで、いよいよ
歴史が動き始めることになりそうです! あと、孔明夫妻のラブラブもよかった!
●けいさつのおにーさん (からけみ 先生)
今回は、保育園での交通安全教室!
自分が保育園に通っていた頃を思い出す穂苅くん、21年前とのことですが、
その頃の手塚さんは大学生というので、そう考えると、ギャップが大きいですね。
そして、指導員の女性陣が、しっかりした説明をおこなって、園児はもちろん、
穂苅くんまでも虜にしていたのは、楽しかった!
この指導員さんたちが、意外なつながりを持っていたのも(^^;
●まなびやユーレイ (瀬野反人 先生)
塾での指導は難しい!?
教え方はどうやって学ぶものか、という内容は興味深かったですね。
ゆずさんはパソコンで調べていたようですが、ユーレイさんの時代は、
職人的な方法論がとられていて、なかなか大変そう(^^;
そこで、ユーレイさんがゆずさんにレクチャーするのですが、
これが勉強になるし、実際に役に立っていたのは、面白かったですね~。
まあ、ゆずさんがうまく活用できていたかどうかは別にして(ォィ
●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)
麦くん、へこんでますが・・・
初めてのラフがボツになったことでへこみ、なおかつ相手方を怒らせ、
さらには重い一言を浴びて、ボツにした井上さんに対して憤っています。
が、そこへヒナさんが厳しい言葉をかけ、千夏さんも注意をして、
麦くんが己の失態を自覚していたのは、キツイながらも必要なことですよね。
【情けなくて、悔しくて】での麦くんの感情が、痛切に響いてきました。
これからどう挽回してゆくのかに、期待です!
2本目・番外編では、麦くんがポップのデザインに悩むの巻でしたけど、
千夏さんやヒナさんが、いかに楽しんで作っているかが伝わって来て、
こちらも楽しくなってくる感覚が、よかったですね~。