五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」 プチ感想53

2010年01月27日 | ◆「お気に入り」 (旧プチ感想)

端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回

 

・『うみねこのく頃に Episode1:Legend of the golden witch』4巻(完結)

・『のだめカンタービレ』23巻(完結) ※ 続刊情報追記

・『大江戸ロケット』3巻(完結)

・『フリージア』12巻(完結)

 

 感想、遅れまくりでありんす。

 今回は、完結作品いろいろ・・・これらの作品については、もっと語りたいんですけどね。

 

話の内容に触れる部分があります。

 

 

『うみねこのなく頃に Episode1』4巻

(原作監修:竜騎士07先生 作画:夏海ケイ先生

[あらすじ]

 時は1986年。 大富豪・右代宮家の所有する六軒島にて起きる連続大量殺人!

 そこにちらつく「魔女」の影!これらの惨劇は「魔法」によるものか?はたまた「トリック」か?!

 右代宮 戦人(うしろみや ばとら)は「魔法」の存在を否定し、事件の真相に挑む!

 

[感想]

 エピソード1は本作品における「出題編」の1つであり、18人(+α)の登場人物の顔見せと

 「事件」が語られる構造になっているのですが、ラストのとんでもない展開には唖然。

 しかし、物語終盤での「手紙」のシメの一文には、はからずもグッと来てしまったり・・・

 エピソード2以降はさらにカオスな展開をみせますが、きわめて見事な構造の作品であり、

 久々に「思考の迷路」に誘われた物語・・・ぜひ、「つづき」を体験してみたいものです。

 

 

『のだめカンタービレ』23巻

(二ノ宮知子先生

[あらすじ]

 奇行がめだつ音大生の野田恵(通称:のだめ)。 彼女にはピアノの才能があった!

 指揮者になることを目指す音楽エリートの千秋真一は、彼女と関わり合う中でその才能を

 開花させようと試みるが・・・。 きまぐれで楽しくアグレッシブな、クラシック音楽コメディ!

 

[感想]

 フィナーレが早すぎる!・・・と感じるのも、この作品に惹きつけられていた度合いが高く、

 その世界に魅了されていたがゆえに、「もっと読みた~い」という想いが強いからでしょう。

 「小さなことが そのこと全てを変えてしまうことがある」 “ゴミの部屋”から始まった2人。

 シュトレーゼマンが述べる一言が、のだめと千秋に必要なことだったのだな・・・と得心。

 最後のセリフも『のだめ・・・』らしい言葉で、苦笑交じりなのだけど、ああ楽しいな・・・と。

(※) どうやら、「アンコール オペラ編」が24巻として刊行される予定のようですね。

 

 

『大江戸ロケット』3巻

(漫画:浜名海先生 原作:中島かずき先生

 キャラクター協力:マッドハウス

[あらすじ]

 原作は、劇団☆新感線の演劇『大江戸ロケット』。

 「天保の改革」期の江戸。 贅沢が禁じられるご時世に、玉屋清吉はハデな花火をつくる。

 ある日出会った少女・ソラの願いで、「月まで届く花火」を作ることになったのだが・・・

 

[感想]

 舞台は江戸なのだけど、ソラをはじめとする異質な存在もあって、SF的な世界観もあり。

 私はアニメ版で知ったもので、原作がどのように展開するのか存じ上げないのですが、

 『あとがき』にもあるように、消化できていない話も多いようで残念無念。

 絵柄がある作品に似ているもので、現在お休み中のその作品を読みたくなってしまった・・・

 なんて話には関係なく、けっこうマンガ的に「読ませる」作品。これで終了は、もったいない!

 

 

『フリージア』12巻

(松本次郎先生

[あらすじ]

 11巻プチ感想をご参照ください。

 田中慶太への「執行」が決定され、叶ヒロシ「さいごの仕事」が始まる。

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[感想]

 吐き気をもよおすほどの不安定感をおぼえつつ、それでも引き込まれ続けた物語。

 劇中語られる叶にとっての「生きる」ということの定義と、その中での「仕事」の位置づけ。

 終盤での彼の行動はそれらの具現であり、「中途半端じゃ終われない」ことだったのだろう。

 そして驚いたのは、叶の「会話」がある種明確な意図をもってなされていたということ。

 ラスト、周囲の人々が消えているのが、なにげに恐ろしいんだけどね・・・・・・・・・

 

 


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