2017年5月号
表紙は、歯磨きするらいかさん!
目覚めということですが、時節柄、新しい生活を感じさせる雰囲気あります。
他、律さんも寝ぼけ眼、太一くんは慌てて登校、月英さんはヒドイ寝ぐせで楽し!
今月の「コミックス完結3巻・発売中で賞」は、『ようこそ!オーロラ百貨店』!
コミックス3巻が、4月7日に発売となった『ようこそ!オーロラ百貨店』。
描きおろしの告知マンガで登場しておりますが、あっさり終わろうとするえにさんに笑!
宣伝文句も出てきてますけど、「本当のことを言ったら誰も買わないのではないか?」
とか、身もふたもない(^^;
各売り場の責任者が、売り場アピールをしつつ、えにさんが雑にまとめる流れも愉快。
さらに、あざといシメで、売り上げアップ間違いなし・・・ですね!
【最終回!】
●宇宙ファラオ☆パトラちゃん (ユキヲ 先生)
コミックス2巻は、6月7日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、星へ帰ることになったパトラちゃん。
母上に滞在延長を願い出るも、お金がかかると知って引き下がるパトラちゃんに笑!
そして、しみじみした別れになるかと思いきや、母上は“お礼”に目を輝かせ、
れあさんも、そんなに気にしていない様子で、むしろさっさと帰りなさい
なんて言っています。
そのため、「もっと悲しんでくれてもいいじゃないか」と叫ぶパトラちゃんの気持ち、
わからなくもないですね・・・
この温度差が気になる最終回でしたけど、その後、納得の理由が明かされて一安心。
3人で笑顔になる場面には、心晴れやかになれました。
本作は、地球征服に来た王女様が、双子の姉妹と出会い、日常を楽しく過ごすうちに
本来の目的を忘れるお話でしたけど、それこそが、物騒な事柄から平和へと至る流れ
だったことを考えると、意外と深い内容だったのかも?
それはともかく、彼女たちのやりとりが、ほのぼのしつつも、どこか不穏だったり、
甘さ一辺倒でないものだったことは、面白味になっていたと感じます。
また、いつかパトラちゃんたちに会えることを夢見つつ、楽しませていただきました!
【コミックス6巻、発売中!】
●天国のススメ! (宮成樂 先生)
大好きな作家先生に頼られる太一くん・・・
突然、谷咲潤二郎先生が太一くんに会いにやって来た!?
大ファンの太一くんは、脳の処理が追い付かない状態になっていて愉快(^^;
どうも、霊感のある太一くんに頼みごとがあるらしく、お礼をすると言うので、
サインをもらっただけで「なんでもする・・・!!」と感激する太一くんが可愛い。
そして相談内容は、幽霊のストーカーに悩まされているというもの。
谷咲先生は「中途半端に」霊感があるため、もや~っと霊が見えるだけで、
何の干渉も、意思疎通を図ることもできないとのこと。
なぜか、笑顔で先生に付きまとう謎の霊は、何を思っているのか?
そんなことが気になった今回でしたけど、そこには、作家のファンとしての心情が
痛いほど伝わって来る、ある理由があって思わず共感してしまいました(ォィ
その霊さんの言葉が、谷咲先生をえぐってゆく様子が可笑しかった!
けれど、霊さんの願いを汲んだマネージャーさんのアイデアが、活路を開いていたのは
爽快でしたね~。
などなど、ファン心理というものを見事に捉えた今回。
やはり、お気に入りに作家先生の作品は、ファンにとっては何よりも読みたいもので、
そのあたりに共鳴する内容でありました・・・と考えつつ、今後も楽しみです!
【その他】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
花丸小の創立50周年記念で、ウルト〇クイズ開催!?
記念特番の制作ということで、2人1組で参加する「ミラクルクイズ」を収録。
往年のクイズ番組のような進行や内容で、繰り広げられていたのが面白すぎでした!
様々な生徒たちが参加してましたけど、竹田くん大好きな縦割り班の一郎くんが、
コンビになれなかったことを恨んで、竹田くんに対抗意識丸出しだったのが愉快(^^;
クイズ内容も楽しかったですが、西原さん(ウッキー)が割と出番あったことは驚き。
むんこ先生のキャラクター、花丸小がらみで結構いますからね~。
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
今回、黄承彦さんにつれられて、船遊び。
仕事を忘れてゆっくり・・・という黄承彦さんの心遣いが嬉しい・・・ものの、
月英さんも孔明さんも好奇心満載で、操船や造船の知識を吸収しようとしているのが
可笑しかったし、頼もしかったですね。
優雅な船遊びの様子が楽しく、天候を読む漁師さんの話などは、後の孔明さんにとって
大きな意味を持つ知識になりそうな所が、良い感じでありました。
また、劉備陣営で1人落ち着いている関羽さんがさすがでしたけど、
そんな関羽さんの言葉を聞いて、徐兄さんの提案していた事柄には、色々と納得でした。
軍の指揮を執ったことない徐兄さんが、その経験をどこで積むのかという課題への回答ですね。
これは、孔明さんにとっても同様だったりしますし、そうした描き方がお見事であります。
●まなびやユーレイ (瀬野反人 先生)
試験勉強の今昔・・・
単語の覚えの悪いデコ子ちゃんに、暗記カードを渡したところ、使い方がわからないとか。
そんなことから、昔と今の試験勉強の違いが、次々と浮き彫りになる様子が面白かった!
赤い下敷きも今時の子は使わないらしく、ジェネレーションギャップにおののくゆずさんたち。
スマホの学習アプリの方がおなじみとのことでしたけど、授業中どれだけの生徒が、
真面目に学習アプリを使っているのか、その結果が愉快でしたね(^^;
でも、大人になってからも勉強があるという話が、意外と効果的だったのは良かったかも。
●よろずや男子 (胡桃ちの 先生)
オールナイトフェスティバルに駆り出される面々・・・
深夜までやってるお店が公園に屋台を出すイベントとのことで、スタッフとして参加。
レストラン7to7も出店するというので、なかなか楽しくなりそう。
といった感じでしたけど、何かしら言葉の書かれたスタッフTシャツが面白かったり(^^;
「終夜」の読み方は間違ってはいないのですけどね、まあ、そこは知識量の差が出るか。
そんなこんなで、次回イベントとなりますが、最終回ってどーゆーことですかー!!
●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)
何やら、お疲れ千夏さん・・・
仕事中、ネイルがはげていることに気付く千夏さん、忙しくてケアができてない様子。
ヒナさんと共に女子力の危機を嘆いてますが、忙しくなった原因に気付いて・・・
千夏さんたちが忙しくなっていたのは、麦くんが原因だったものの、それはむしろ
彼の成長を意味していて何とも微笑ましいものでしたし、千夏さんたちも
自分たちの忙しさよりも、彼への感謝を優先していたのが、何より素敵でありました。
最後のちょっとした癒しの場面も、よかった~。
●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)
川釣りにやって来たもみじさんたち・・・
ですが、母上だけは通信で参加(?)していたのが可笑しい(^^;
父上の指導のもと、釣りをするもみじさんと友人たちでしたけど、父上の思惑とは別に
子供たちがたくましかったり、大物を釣り上げたりしていたのが楽しかった。
そして今回の川柳では、【ウチはウチ ヨソはヨソ】の母上の愚痴に関するものが秀逸。
やはり言葉をうまく使ったネタは、面白さが増しますよね。
ラストの【釣りの醍醐味】は、母上に報いがあってよかったです(ぇ