五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想

2016年05月13日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2016年6月号

 

 表紙は、シャボン玉をつくる課長さん。
 心ふわふわ のんびりいこうよ! の言葉が、まったり感覚。
 シャボンの中に、らいかさん、あみかさん、中田さん、チエちゃんがいます。

 
 今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
 しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
 感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。

 

 今月の「お嬢様は男に興味ないで賞」は、『見晴らし良子さま』より、良子さん!

 

 みんなの憧れの的である良子さま。

 お嬢様と思われているようですが、実は超倹約一家の娘さん。
 そんな彼女の評判と実像のギャップが、今回も楽しかったり。

 良子さんは、男子から告白をされることも多いのですが、
 そのたびに断っていて、クラスメイトから「男子に興味ないの?」なんて
 聞かれてしまっています。

 そこで、「ない!」とキッパリ即答する良子さんが、さすがでしたけど、
 新入生の女子をじーっと眺めていたことから、クラスメイトさんから
 「まさか女の子が好きとか!?」と思われていたのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜

 良子さまに百合の花は似合いそうではあるものの、彼女が眺めていたのは、
 新入生女子の持っていたシュークリームで、「おいしそう・・・」というだけの話。

 食事にも事欠く家庭事情ゆえに、シュークリームに目を奪われる。
 良子さんのそうした様子が、可笑しかったですね~。

 

 

【最終回!】

●鉄仮面のイブキさん (市川和馬 先生)

  

 喜多くんの告白の行方は・・・?

 そんな最終回を迎えた本作品。
 無表情なイブキさんからは、何の感情も読みとることができない喜多くん。

 けれど、イブキさんの表情を見抜ける相楽さんは、写真に撮りまくりで、
 「やっと見れたんだもん ブッキーのその表情」と、ご満悦。

 
 どうも、これまで見せたことのない表情をしているようですが、
 やっぱり喜多くんにはわからない。

 そこで、イブキさんは自分で返事をすることになるのですが・・・
 といった展開が、もどかしくも面白かったですね~。

 「ずっと隠してた本心」を、喜多くんに伝えるイブキさん。
 その表情は、喜多くんからは変わらないものでしたけど、率直かつ真摯な言葉が、
 イブキさんの感情を伝えてくれるような、良さがあったと感じます。

 相楽さんにも、恋してる表情は見せてこなかったというイブキさん。
 それは「大事な気持ちにつけた私の仮面」とのことで、何とも素敵な雰囲気ですが、
 相楽さんに言わせれば「照れ隠し」というから、身も蓋もない(^^;

 
 そんなこんなで、わかりきっていたことですけども、告白の行方は、祝福の渦へ。
 鬼怒川さんや哀原先輩も喜んでいて、楽しい空気が満開でありました!

 結局、喜多くんはイブキさんの表情がわからないままでしたし、
 それは読者視点でも同じことで、その点どうなのだろう? という気もします。

 確かに、イブキさんの「笑顔」がわかりやすく描かれていれば、より幸福感も演出できた
 可能性はあると思いますけども、それだと別人のように感じられてしまうかも、
 という懸念もあって、やっぱりイブキさんには「鉄仮面」がふさわしいと言えそうです。

 などなど、無表情だけどお茶目な性格のイブキさんと、彼女を観察し続けた喜多くん、
 2人の物語も完結となってしまいました。

 外見と内面とのギャップという点では、イブキさんはかなり面白いキャラクターで、
 そこに大きな魅力がありましたね。 私は好き作品でしたよ!
 市川先生の次回作にも期待しつつ・・・ 楽しませていただきましたー!!

 

 

●前を向いてみよちゃん! (沼ちよ子 先生)

  

 農家へおヨメに来た女性のお話も・・・ 最終回!

 恒例の朝のコスプレも、今回はメイド姿で、可愛らしく清楚。
 「いつも通りじゃ芸がない」とおっしゃるみよさんの笑顔が、これまた素敵です。
 おかげで夫の学さんも、やや困惑しつつも、元気が出たようで(^^;

 そんな学さんの目から見たみよさんは、笑顔が増えてきたらしく、
 よりはっちゃけるようになったとかで、微笑ましいんだか可笑しいんだか、
 といった風情が楽しいですね~。

 しかし、お義姉さまから、学さんとの関係を「ペットみたい」と言われて、
 気にしてしまうみよさん。

 お義姉さまは、「可愛らしい」という意味で述べたものの伝わっておらず、
 悩んでいた所に、学さんがナイスフォローを入れて、一件落着していたのは、
 よい夫婦といった趣で、安心感ありましたね。

 などなど、最終回も仲良し夫婦っぷりが、お熱いお2人でしたけど、
 この空気感、なごみと癒しの雰囲気が、魅力的な作品であったと感じます。
 早めの最終回となってしまったのは残念ですが、楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】 

●大家さんは思春期! (水瀬るるう 先生)

 前田さんが来てから、1年が過ぎようとしてますが・・・

 埋まらない空き部屋があることで、アパートの経営の心配をする前田さん。
 しかし、どうも不動産屋の小池さんが、チエちゃんにふさわしい住人をと、
 厳選しているのが原因だとか(^^;

 レイコさん、熊川さん、黒岩さん、なっちゃんは、チヨさんに選ばれたらしく、
 前田さんだけ平凡なところが、前田さんらしいといえば、らしいかも。
 そんな彼の部屋に、大勢集まってくるのも人望ですよね。 本人は大変ですけど(´▽`;)

 

●らいか・デイズ (むんこ 先生) 

 母の日いろいろ!

 先生は、小太郎くんの傍若無人に振り回されたせいか、
 「物も言葉もいらない」「言うこと聞くのが一番のプレゼント」なんて言って、
 らいかさんを困惑させています(^^;

 らいかさんは何をプレゼントしようか悩んでいるようですが、他の面々に聞いても、
 あまり参考にならない所が可笑しかったりでしたねえ。

 そこで竹田くんのやり方を真似てみることになりますが、お酒を飲ませるとは、
 酒癖悪い母上にとっては、良いことなのかどうなのか(´▽`;)
 でも、【わりと楽しい母の日】になっていたのはよかった。
 【ザ・悪酔い】には大笑いでしたけど!

 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 賭け事が大好きな患者さん。

 入院中のヒマつぶしにゲームをしつつ、賭けもしている患者さん。
 「元気なのは賭けのおかげ」と述べていて、「未来にひとつ予定ができる」
 なんて言葉には、なるほどと思わされたりもしましたね。

 山下さんから「賭けた分 返ってこないとやめたくならないですか?」と聞かれ、
 「それが普通」と答えるあたりも、わきまえているというか、筋金入りというか。
 出した分は元を取りたい山下さんには、賭け事は向いてなさそう(^^;

 それにしても、まさか「5年生存率」なんて言葉が出て来るとは思いもよらず、
 想像以上に深刻だったんだな~と驚きましたけど、ここでもちょっとした「賭け」が
 出てきて、でもこれは、信頼という名の賭けですからね、清々しかったですよ!

  

●さわらせてっ!あみかさん (トフ子 先生)

 今回も、もちもちぎちぎち、あみかさん。

 棚を置く作業をするあみかさんでしたが、棚の間の狭い場所でぎっちり。
 その際の擬音が「き゜ゅっ」だったのも面白かったのですが、さらに、
 そこから出てゆくときは、「もるぽん」だったのには大笑いでした!

 また、あみかさんが仕事用の服が欲しいと述べているのを聞いた妹かがりさん。
 想像していた格好が全身タイツで、なんだか可愛らしかったのが、よかった(^^;

 その後、服を買いに行くものの、自分で編めるかもと考えて、帰ろうとしたり、
 選びきれず、かがりさんに選んでもらったら、体形に合わないものを選ばれたり、
 色々と楽しかった!

 

  

【まんがタイム 月間新人展】

・友ちゃん (ノコ 先生)

 

 仏頂面だけど、幼なじみの少年を好きな少女。

 友子さんと修一くんは、幼なじみ。
 修一くんから学校へ一緒に行こうと誘ってくるも、気乗りしない友子さん・・・
 と思いきや、実は一緒に行きたがっているという素直でない所が可愛らしい。

 そんな友子さんの反応が、面白味になっている4コマ作品ですね。
 居眠りしてても、修一くんが来たと聞けば、すぐさま起きるし、
 彼が来たら、仏頂面のわりに、内心は喜んでいることが丸わかりだったりと、
 外見とのギャップが可愛らしく、楽しい雰囲気です。