五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月の河合荘

2016年05月07日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2016年6月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)

 

 コミックス8巻は、5月30日発売! そんな今回、麻弓さん話。

 森コンから帰って来た麻弓さん、ヤケ酒飲んで二日酔い。
 まあ、あんな状況でしたから、やむなしですかね(^^;

 しかし、帰宅時に終始無言だったのが麻弓さんだけでなく、
 愛美さんもだったというのは、ツネコさんの先輩さんの言葉が、
 よほど効いたのでしょうねえ。

 

 

 

 気をつかう宇佐くん。

 爽やか笑顔で、朝の挨拶を述べる宇佐くん。
 しかし、麻弓さんのやさぐれ表情から、森コンの結果を察し、
 なるべく触れないようにする気づかいが優しい・・・

 のですが、その態度が逆に麻弓さんの逆鱗に触れてしまうあたり、
 麻弓さんメンドクセーですわ(ォィ

 そして、宇佐くんに対して、そんなことだから律さんとも進展がない
 なんてことを言い出すのですが、宇佐くん、わざとらしくお茶会の写真を
 見せびらかしていて笑゜(*゜´∀`゜)゜

 

 

 

 麻弓さん、怨霊化す!

 写真を見るや、怨みのこもった顔になる麻弓さん(´▽`;)
 思わず宇佐くんも、シロさんをイケニエに差し出して逃げ出すほど!

 そして麻弓さん、通りかかった律さんに、お茶会での話を尋ねますが、
 このときの律さんの表情が、これまた赤面状態で、可愛らしかった~。

 ・・・のはともかく、麻弓さんが律さんに妙なあだ名を付けていたのは、笑!
 しかも、そのあだ名を連呼しながら、怨霊の表情のまま追いかけるのだから、
 もはやホラーでしかないし。

 宇佐&律の進展にイラついちゃう麻弓さんは、いつも通りではありますけど、
 森コン失敗を経ているためか、いつも以上に執拗な雰囲気がイタかったですね(ォィ

 

 

 

 価値観の違いに触れる麻弓さん。

 会社で、若い後輩さんたちと昼食をとる麻弓さんでしたが、
 そこで宇佐くんたちの話を持ち出すも、自分とは違った反応をみせる
 後輩さんたちに、面食らっている様子。

 「かわいい」「初々しい」「眩しい」なんて感想を述べる後輩さんたち。
 さらに麻弓さんを、宇佐くんたちの相談役と思っているあたり、
 麻弓さんとは真逆の感性で、微笑ましい雰囲気です。

 また、高校生の恋愛をうらやむ態度を「痛い」と表現していたり、
 知らずとはいえ麻弓さんを追いつめてゆく感じが、グッジョブでしたよ(ぇ

 そして、おつぼね様、もとい坪内さんのお話が、トドメになっていたのも笑!
 「年齢という断層」の話は、まさに麻弓さんを貫くものでしたけど、
 一般論として大事でもありますね、「妬みやひがみは全て自分に返ってくる」か。

 にしても、職場のおつぼね=坪内さんが、そうした話をわだかまりなくできるのも、
 現在が幸せだから、というのは、この世の現実として重く受け止めたいものです(何

 

 

 

 麻弓さん、自覚する。

 世間から見れば、自分は「かなりイタイ」と気づかされる麻弓さん。
 ってゆーか、今まで気づいてなかったことが驚きだよッ!

 そこで一生懸命、イタくないようふるまおうとする麻弓さんでしたが、
 怨念が消え去るわけでもなく、むしろ律さんを怖がらせていたのは大笑!

 怖いッ! 怖いよ、麻弓さん!!
 せっかくの律さん入浴シーンが台無しだよッ!(そこかい)

 といった感じに、麻弓さんの自覚と、変わろうとする努力が垣間見られた
 今回のお話でしたが、宇佐くんから「他人」をうらやむことを控えたらどうか
 と言われ、河合荘の面々に気をつかわないと結論するあたり、麻弓さんらしい(^^;

 河合荘の人々は、麻弓さんにとって「他人」ではないということでしょうから、
 微笑ましいっちゃ微笑ましい内容だった・・・のかも?

 それにしても、律さんの態度が、お茶会の一件から明らかに変わっていますけど、
 これがどのように進展へつながってゆくのか、はたまた新たな壁が立ちはだかるのか、
 いずれにせよ、今後も楽しみです!

 

 

 

 今月号の巻末に、アニメDVD用の描き下ろし特別編が掲載されています!

 蔵から出てきた謎の箱を開けたら、そこには見知らぬ子供が・・・?
 なんてお話ですが、「見覚えある」のに「見知らぬ子供」というあたり、
 なかなか面白いことになっていました。

 律さんに似た子は、パンツ脱げたりして宇佐くんが鼻血出したり、
 麻弓さんに似た子は、麻弓さんとは似ても似つかぬ可愛い子だったり、
 彩花さんに似た子は、ネコをかぶらない彩花さん(怖)だったりと、愉快!

 というか、麻弓さん(に似た子)が可愛すぎて何これ・・・
 今回の本編と比較すると、ヤバくないですか!?

 
 

 本編の麻弓さん(泣き顔)と比べてみてください。

 宇佐くんが、時の流れの残酷さに哀しみを覚えているのも当然ですね(ォィ
 笑顔もとても可愛らしくて、どうしてあんなにやさぐれてしまったのかと、
 諸行無常の響きに、想いを馳せずにはいられませんでしたよ・・・

 律さん(に似た子)もめっさ可愛かったですし、何と言う眼福な特別編。
 素晴らしかったです!
 

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