五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月の恋愛ラボ

2015年12月23日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2016年2月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 

 ナギを追うリコでしたが・・・

 「刺又」を持って、走る姿が可笑しすぎ!
 マキが捕獲用にと貸してくれたらしく、2人の友情に涙があふれる気分です。
 ・・・主に笑い要素で(ォィ

 これでようやく捕獲かと思いきや、逃げていたナギが立ち止まったのが、
 藤女の先生に見つかるかもしれないと、リコを慮っての結果だったことは、
 彼の優しさが感じられて微笑ましかったですね。

 けれど、その優しさにリコがつけこんでいたのは、大笑いでしたよ゜(*゜´∀`゜)゜
 まあ、それだけリコも、なりふり構っていられないということでしょうけど。

 

 

  

 ようやく2人で・・・

 リコとナギ、いよいよ2人きりの会話となります。
 もじもじしながら、まずは劇の感想を述べるリコ。

 当然ナギは、「かわいい」と言われることに抵抗を感じるわけですが、
 それでもリコは、自分が感じたことに嘘はつけないからと、
 堂々「かわいい」と言っていたのは痛快でしたね~。 基本、褒め言葉ですし。

 とはいえ、かつて無神経な言葉を放ったことについては猛省していて、
 そのことで、きちんと謝罪できていたことは、胸のつかえがとれた感。

 ただ、ナギにとっては、もう昔の話。
 謝罪を受け容れつつも、それだけの話だと、その場を去ろうとしますが、
 ここでリコが彼の腕をつかみ、「昔」ではない「今」の言葉をかけようと・・・

 

 

 

 「伝えたかったことなんて ひとつだ」

 最高の笑顔で、リコがナギに伝えたかったこと。
 その言葉が光と重なって、ナギを照らす様子が、素晴らしかった!

 ついに、告白。
 大好きという気持ちを言葉に変えて、彼に伝えるリコの笑顔は、
 迷いなく、ただただ純粋に、可愛らしく、素敵でしたよ。

 幼き日の2人に重なる思い出の場面が、過去と現在をつなぎ、
 ナギの意識を新たな方向へ、押しやっているような雰囲気もよかったです。

 過去に囚われ、苦悩していたナギが、リコの笑顔と言葉によって、
 幼き日の大切な気持ちを思い出し、そのことで、おそらく長年の苦悩から
 解き放たれただろうことは、大きな前進と言えるでしょう。

 

 

 

 けれど、「告白」は伝わらず・・・?

 一瞬、何を言われたのかよくわからず、混乱した様子のナギ。
 その反応をみて、思わず誤魔化してしまうリコ。

 そんな2人に、元の関係に収まりつつも、ちょっぴり前進した感じ?
 といったあたりが落としどころなのかな~・・・と思っていたら、
 ここでリコが一歩を踏み出していたことが、これまた素晴らしかったですね。

 「逃げたら 絶対ダメだ」
 そう考えるリコの決意は潔く、強い気持ちを感じさせるものでした。
 ここは、伝えなければならない場面だと、彼女が決めた勝負所なのですから。

 そこからの身も蓋もないリコの告白は、
 かっこ悪いかもしれない、みっともないかもしれない。
 だけど、それだけに彼女の本心であり、真っすぐな気持ちなのですよね。

 だからこそ、今度はナギにもきちんと伝わった。
 真っ赤になって恥ずかしい思いをしてまで、言った甲斐があったというもの。

 そんなリコの様子が、可愛らしく面白かった!
 これで、リコはナギに対してボールを投げた形になったわけで、
 次は、ナギがそのボールをどう返すのかに、がぜん注目したい所です。 

 

 

 

 一大告白が終わって・・・

 リコナギ、ひゅー! な今回でしたけど、
 その後、リコをいたわってくれたのは、親友マキ。

 サイアクな告白だったと恥ずかしがるリコに、一生懸命でかわいかったと
 フォローを入れるマキ・・・ まあ、黙って見ていたのは許したげて(^^;

 まあ、しかし、告白というものは難しいものですよね。
 私の周囲でも、いくつか例があるのですが、当たって砕けろ精神で行って、
 上手くいった例と、まさに砕けた例がありまして・・・

 前者は幸福そのものといった感じでしたが、後者が後悔しまくりで、
 詳しくは語れませんけど告白の仕方も悪かったので、もう散々だった模様。
 なんて余談でしたけど、告白って難しいですよね、ということで(^^;

 さて、何はともあれ、大きな一歩を踏み出したリコ。
 これに対して、ナギがどう応えるのか気にしつつ、他の面々の進展も含めて、
 ますます今後も、楽しみです!
 

◆ まんがタイムスペシャル 感想①