五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク 感想①

2015年03月17日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2015年5月号

 

 表紙は、アニメ放映中『幸腹グラフィティ』
 カラフルかつバリエーションに富んだおにぎりが、美味しそうですね~。
 1つ1つ、何が入っているのか確かめると、ますます食欲がわいてきそうです!
 
 

 今月の「神社で賞」は、『ミソニノミコト』

 

 稲荷神社へやって来た瑞穂さんたち。

 そこで、ミソニさんやウノハナさんが、神社について話しているのですが、
 これが大変興味深く、神社のあれこれを知れて、楽しめました!

 神様を分けてもらう「勧請」や、参拝は「二礼二拍一礼」で行うこと、
 そして、その意味などなど、神社に関する仕組みや作法が面白かったです。

 また、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)さまも登場して、
 お稲荷さん=狐のイメージだけど、実は狐は眷属であって神ではない、
 なんて話もされていて、ほうほうと聞いちゃいましたね~。
 あと、収入(お賽銭)の話にも興味津々でした!

 

 

【3月27日、コミックス5巻・発売!】
●幸腹グラフィティ (川井マコト 先生)

  

 川井マコト先生のサイン会情報もあり!(詳細は本誌にて)

 そんな今回、進路に悩む椎名さん。
 これまで、リョウ&きりんの進路への悩みが描かれてきましたが、
 やはり彼女も悩んでいた・・・ ということなんですね~。

 あまり表情を変えず、動じること少ない椎名さん。
 なので、進路もスイスイ~と決めて行くのかと思いきや、
 第1志望は難関で浪人になる可能性高く、第2志望はおそらく合格圏内だろうと、
 どうするべきか1人、考えている様子。

 
 と、そんな椎名さんの悩みまでは気付いていなかったものの、
 様子が変だと感じていたのが、母上だったのは、さすがでしたね。

 口数少なく、表情があまり変わらない椎名さんなのに、
 そうした違和感を察知できたのが、母親だったというのは納得かも。

 そんな小さな糸口から、進路の悩みに気付いた母上と露子さん。
 動揺しまくる母上には笑いましたが、そこは露子さんが落ち着いて、
 こんなときに「母親ができること」を教えていたのが、椎名母と露子さんの関係の深さを
 感じさせてくれてよかったですね~・・・ 露子さんの方が立場上っぽいのも面白(^^;

 
 そこで、椎名母のしたことは、親子丼づくり!
 露子さん指導のもと、手作りの料理を娘にふるまうことで、
 娘を元気づけようとする母心が、なんとも温かったです。

 それに応えるかのように、親子丼を食べながら、椎名さんの心もほぐれて、
 悩みが霧散してゆく様子に、安心感を覚えられたことが、素敵でありました!

 などなど、椎名さんの進路に関する悩みと、その解消。
 これにて、主要3人の進路も定まり、あとは突き進むのみ・・・
 ということで、これからの3人の関係がどうなってゆくのかなど気にしつつ、
 3月27日発売のコミックス5巻ともども、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【3月27日、コミックス1巻・発売!】
●箱庭ひなたぼっこ (ちろり 先生)

  

 植物大好きな少女が入ったのは、植物同好会・・・でしたが?

 鈴谷陽向さんは、植物を愛する少女。
 彼女の入った植物同好会には、華道をたしなむ千堂ゆかりさん、
 昆虫好きの一之瀬蘭さん、同好会の会長・橘翠子さんといった面々が・・・

 そこで、植物を愛でる日々が始まると思いきや、
 なんだかズレまくった少女たちのやりとりが可笑しくて、
 そんな様子に面白味のある4コマ作品になっています。

 
 今回は、梅雨ということで、雨降りに憂う少女たち。
 陽向さんは、てるてる坊主で梅雨を止めようとするなど、相変わらず変ですけど、
 そこをツッコまれて、「逆に止めないの?」と聞き返していたのは笑゜(*゜´∀`゜)゜
 「逆に」って、どゆこと!?

 そこで、暇つぶしをしようとするも、千堂さんの暇つぶし=迷路を描くが、
 もう、何と言ったらいいのかわからないズレっぷりで、面白すぎましたよ!
 陽向さんは楽しめないけど、千堂さんは満面の笑みという対比も愉快(^^;

 そして、部長さんの提案で、雨の中の植物を観察することになります。
 花のイメージを思い描いて遊ぶというのは面白かったですし、
 なかなか風流かも・・・と思ったら、部長さんはケーキ屋に行きたいだけという・・・

 
 そんな感じで、ズレた少女たちのやりとりに、あきれつつも笑いましたが、
 後半は銭湯で裸のお付き合いということで、心も温まりましたね(ォィ

 けれど、千堂さんは裸のお付き合いを恥ずかしがっていて、
 そんなそぶりも可愛らしかったりしたのですが、陽向さんが
 「千堂さんにだけ恥ずかしい思いはさせない!!」とか言って、裸を晒して大笑!

 「意味のない行為!!」というツッコミに、重ねて笑いましたよ!!
 部長さんまで参加しようとしていて、もーカオスでしたわ(´▽`;)

 などなど、雨に憂う流れから、銭湯で裸のお付き合いまで、
 忙しなかった今回でしたけど、最後は晴れ晴れした気分でシメ・・・
 と思ったら、部長さんの執念には感服したしまいた!

 そんな感じで、ついにコミックス1巻が発売となる本作品。
 ちろり先生はゲスト作品から、ここまで結構長かったと思われますので、
 一読者としては期待したい所であります・・・ なんて思いつつ、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【最終回!】
●シロクマと不明局 (あfろ 先生)

  

 コミックス2巻は、4月27日発売! ・・・ですが、最終回!!

 ラストは、神降臨!?
 タイトル回収となる神様の正体には驚きましたけど、
 この神様、なかなか寛容かつ厳格で、神様ぽかったのがよかったですね。

 慌てる八葉さんでしたが、神の前には無力!
 なんだか可愛い恰好させられて、存在を消されそうになったものの・・・?

 
 といった感じに、神の介入により、事態は沈静化の方向へ。
 これにて、「フェスティバル」も問題なく開催でき、参加できたマリーさんたち。

 何だかんだでハッピーエンド・・・と思いきや、別れは唐突にやって来るもの。
 チエコさんの「見える能力」や「錠」など、様々な謎についても明かされてましたね。
 ヒグチさんが、しんみりと別れを惜しんでいたかと思ったら、自分も、となって、
 ダダこねていたのは笑いましたが(^^;

 さらに、閻魔様も飛んできて、その“正体”には驚きましたけど、
 「お前らもネタバレしまくって人の楽しみ奪いやがって!!」という言葉は興味深かった。

 
 まあ、閻魔様自身の楽しみというのもあるでしょうが、
 これ、前作との比較で考えると、本作ではけっこう「ネタバレ」が多くて、
 内容がわかりやすくなっていたのは、面白い所でした。

 前作では、不思議や謎が、ある程度は不思議や謎のままでいられたものの、
 本作では、それらが種明かしされてスッキリしていたことが、逆に物足りなかったかも。
 それぞれ一長一短ではありますけれど、そうした違いが感じられましたね。
 いや、前作も細かくほどいてゆけば、スッキリしたのかもしれませんが・・・

 
 最後は、明るい別れの大団円。
 明るいのは、新たな出発だから、でしょうかね。

 いきなり死んで、煉獄へつれてこられて、何が何だかわからないまま、
 手紙を配達する仕事についていたチエコさんの、迷いの物語もこれにてシメ。
 も少し細かく、色々なことを掘り下げてみたかったのですが、時間なくて(言い訳)

 コミックス最終2巻は、4月27日発売!
 描き下ろしも入りそうですかね? なんて期待しつつ、楽しませていただきましたー!
 
 

 
 

●青春過剰Sisters (ぼるぴっか 先生)

  

 4月27日、コミックス2巻発売! ・・・ですが、最終回!!

 ラストは、結婚式!?
 花嫁衣裳をまとっているのは、桔梗さん。
 それでは、お相手は・・・?

 そんなトビラ絵が気になりましたけど、
 いきなり数年後となって、桔梗さんは大学2年生。
 そして、萩乃さんと2人で生活、他の姉妹はそれぞれの道へ・・・

 
 なんて状況で桔梗さん、結婚するという話を聞かされて、寝耳に水だったのは笑!
 自分が結婚するなんて知らなかった桔梗さんというのも面白かったのですが、
 お相手が「川崎芹菜さん」ではないというので、ちょっとビックリ。

 と思ったら、萩乃さんのお茶目なひやかしだったのが愉快!
 マジ泣きしつつも、どちらが「嫁」かということを考えている桔梗さん、面白!
 ここ重要なんですね~。

 
 そして、姉妹・両親も帰って来て、お祝い準備がつつがなく進んでゆき・・・
 いよいよ挙式というので、花嫁衣裳を着た“2人”の姿が、素晴らしかった!

 「2人で幸せになろうね」と述べる桔梗さんに、
 芹菜さんの返した言葉が、これまた素敵で、たまりませんでしたよ。

 手をつなぎ、ウェディングロードを歩く2人・・・ さらに誓いのキスまで!
 家族や来賓の目前で、女性同士でここまでやるとは、すごすぎる!!
 それだけに、最高の挙式だったことは、間違いありませんね。

 
 などなど、初恋の実った結婚式・・・
 まさかの“できちゃった婚”には驚きつつ笑いましたが、まあ、なんとか細胞もありますし(ぇ

 オチはありましたけど、最後は、姉妹の様子も描かれて、なおかつラストの4コマが、
 見事な“4コマ”になっていて、一瞬「え!?」と思わされた後、納得の“4コマ目”で笑!
 ここ、うならされましたよ~感服でした!

 本作は、主人公の桔梗さん(高校2年生)を中心に、社会人・大学生・中学生・小学生、
 それぞれの「2年生」である姉妹とからめたやりとりが、面白おかしい4コマ作品でした。

 はじめ、ぼるぴっか先生には珍しく、百合ではないのかな?
 と思ったのですが、やがて桔梗さんの恋から、姉妹それぞれを加えつつ、
 百合要素が加わって、まさにタイトル通りの青春過剰っぷりが楽しかったです。

 コミックス最終2巻は、4月27日発売!
 ぼるぴっか先生の次回作にも期待とのことで、楽しませていただきましたー!
 
 

②へつづきます。