五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◇「アニメを好きでよかった!」と言える作品とは・・・

2008年03月22日 | ◇アニメ 感想

つれづれなるままに・・・・

 

 遅まきながら『アオイホノオ』1巻を読みました。

 すると、ふと『トップをねらえ! 劇場版』1,2と録画していたな~・・・と、庵野氏つながりで思い出して、鑑賞。

 

  (『トップをねらえ!』 『トップをねらえ 2!』は、

   1作目・2作目ということで、文章上、1,2と表記しています。)

 

 は、ずいぶん昔に観たことあったんですが・・・燃えた!

 そして、感動しちゃいましたね。 なんてこったい!!

 

 で、だけ観るつもりが、もつづけて鑑賞。

 やはり、の後というのが大きかったのか、燃えました。

 ラストとかよかったですね。あの光が・・・・

 

 しかし、おかげで寝不足に(^^ゞ睡眠時間削らないと、なかなか・・・・

 細かい感想とかも書きたかったんですが、これもなかなか・・・・

 

 「アニメ夜話」でもとり上げられていて、その中で原作・脚本・企画を手がけられた岡田斗司夫氏がこんな話をしていました。

 

 「〝トップ〟のテーマって、“努力と根性”じゃないんですよ。

  で、観てる人間もですね、べつに“努力と根性”が素晴らしい

  と思って観てるんじゃないと思う。

 

  つまり、テーマっていうのはただ単に旗印にしかすぎなくて、

  『“努力と根性”が素晴らしいよ』って言うアニメを

  観るような人たちが集まってきて、

 

  『俺たちが好きなもの、まちがってないよな』

  『アニメが好きっていうのは間違ってない』

  で、『アニメを信じるってことは間違ってない』

  『アニメを信じれてよかった』

 

  ってゆーのが、僕、〝トップ〟の感動の本質だと思ってるんですね」

 

 「『アニメを好きでよかった』 『アニメを信じてよかった』 逆に言えば、

  『なにかを信じて、ホントに俺の青春っていうのは豊かだった!』

  っていう風に言えるような作品っていうのが作れた」

 

 こういったことを自信を持って言えるのは、スゴイことだと思う。

 創作者としての矜持という意味ではもちろん、それ以上に「自分の好きなもの」に対する姿勢が清々しいまでに輝いています。

 

 『トップをねらえ!』は、岡田氏にとって、そこまで言える作品だった、というわけですな。

 

 そういえば、昔の私はこの作品を「ねらいすぎダロ」とか思って観なかったことを、ずいぶん後になってから思い出しました。

 ( 友人の「これは名作だよ」という評価を聞いて、ようやく観た感じでした )

 

 今回、「昔はそんなこと考えていた」ということを、観ていてまったく思い出さなかった自分におどろいたというかなんというか・・・

 これは、自分がこうしたものに免疫ができてしまったのか(^_^;)、作品にそんなことを気にさせないほどの凄味があったのか・・・・

 私としては、後者であると信じています。