goo blog サービス終了のお知らせ 

五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想①

2015年07月22日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2015年9月号

 

 表紙は、スペシャルサマー♪ ミカちゃんズ!
 濃い目の青い空に白い雲、そして海水浴・・・
 いかにも、夏まっ盛りといった感じで、浮き立ちますね~。
 
 

 今月の「猫ゲストで賞」は、『うるたん珍百景』(樹るう 先生)

 

 樹るう先生の猫エッセイが、ゲスト登場!

 先生の実家の虎猫えるさん、太ましさが魅力ということでしたが、
 帰省した時に、やせていたとは・・・と思ったら、戻ってた(´▽`;)

 そんな愛猫えるさんの姿が、楽しく描かれるエッセイ漫画になっていますが、
 樹るう先生といえば『ポヨポヨ観察日記』『漫画描きと猫』などでも、
 自身の愛猫たちとの日々を描いていて、そのあたりを知っていると、なお楽し。

 以前は、ムーさんが馴染み深かったのですが、ここでも描かれているように、
 えるさんと入れ替わるように、去ってしまったのですよね・・・

 何やら、“負の遺産”が受け継がれてしまって、樹先生も大変なご様子ですが、
 それでも楽しく繰り広げられる日々が、安心感ありました。
 やはり、樹先生の猫をはじめとする動物たちへの愛が深くて、素敵です。

 

 

【コミックス6巻、ほやほや発売中~!】
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

  

 今回、2本立て! プールでドキドキ・・・?

 一香さんと朋也くん、そしてルリルリさんと孝喜くん。
 そんな4人に加えて、美鶴くんと藤咲さんといった、いつもの面々。

 藤咲さんが来たと知るや、溺れそうアピールをし始める一香さんですが、
 朋也くんは、ルリルリさんもいるしと放っておくあたり、成長したなあ(ぇ

 そして朋也くん、藤咲さんの水着をほめたりしてましたが、
 そこへ一香さんがとびかかってくるまでが、お約束で楽しい(´▽`;)

 
 でも、藤咲さんの想い人は、孝喜くん。
 そんな様子を眺めながら、ルリルリさんが自分の片想いと重ねつつ、
 「応援したい」なんて思っている所が、ちょっぴり切なげでありました。

 そこから2本目! ルリルリさん主役の特別編。
 総一郎くんとマリナっちさんも来て、ルリルリさんの心中、穏やかならず。

 ルリルリさんは、マリナっちさんが総一郎くんのことを好きだと知っていて、
 自分も彼に片想いしているため、そのことで苦しんでいる様子が、切なさMAX。

 
 しかも今回は、総一郎くんの興味が、一香さんに向いていると知って、
 ますます穏やかでなくなっていたのが、だいぶ気になる所でありました。

 まあ、マリナっちさんの説明で、安心してはいたようですけど、
 やはり彼に女性の影があると、気になってしまうということでしょうね~。

 それでも、自分の気持ちを、マリナっちさんに知られないよう努める彼女は、
 恋と友情との狭間で、迷い続けている印象で、なかなか辛い立場であります。
 このまま想いを秘めながら、マリナっちさんや総一郎くんとの関係を
 保つ気でいるでしょうけど、はたして、どうなることか?

 総一郎くんから水着をほめられての反応も、可愛らしいものでしたし、
 ルリルリさんの片想いの行方を気にしつつ・・・ 今後も楽しみです!
 
 
 
 

【ゲスト作品】
●ねーちゃんとオレと、ときどき先生。 (TOもえ 先生)

  

 タイトル通り、姉弟2人と、家庭教師の先生のお話。

 「まんがくらぶ」連載中の作品が、ゲスト登場!
  胡蔵アイくん(小学6年生)と、その姉・こころさん(中学2年生)。
 そして、アイくんの家庭教師である神延瞳さん(高校生)の日々。

 今回は、夏祭りということで、浴衣を着るこころさん。
 アイくんに着付けを頼むあたり、頼りない感じですけど、可愛い(^^;

 そして、夏祭りに興味ないと述べつつも、そわっとしてしまうアイくんも、
 また可愛らしくて、そうした姉弟のやりとりが楽しく繰り広げられています。

 と、そこへ瞳先生もやって来てますが、なぜか姉のお古な浴衣を着ていた
 アイくんを見て、撮影しようとしちゃうあたり、女の子好きな先生らしくて笑!

 そこで、3人して夏祭りへ行くのですが、先生の浴衣姿も見たかったなんて
 考えているアイくんに、思わずニヤリとしてしまいましたよ。
 しかし先生、オトコマエだね!

 そんなこんなで、夏祭りを堪能する3人が楽しかった!
 ちょっと頼りなさげな可愛い姉に、一見クールだけど年相応な部分もある弟、
 そして、けっこう姉の方を狙っている(?)弟くんの先生を描く4コマ作品。

 姉弟の関係に、女の子好きという特徴をもった先生が絡んでくるのが
 妙な面白味になっている印象で、なかなか愉快でもありますね~。
 「まんがくらぶ」にて連載中ということで、今後も注目です!
 
 
 
 
●中原くんの過保護な妹 (ほっぺげ 先生)

  

 お兄さん大好きな妹さんによる、兄への過保護な日常!?

 まんがライフWINにて連載中! コミックス1巻も大人気で発売中!
 妹・まりあさんと同居することになった中原佑介くんでしたが、
 身の回りの面倒を何でもみてくれる妹から、何とか自立しようとするものの・・・

 といった感じの日々が、面白おかしく繰り広げられる4コマ作品です。
 が、今回は、まりあさんと友人・瑠衣さんの出会いのお話が描かれます。

 
 矢野口瑠衣さん、まりあさんの同級生。
 そして、まりあさんが高校で最初にできた友達ということで、大の仲良し。

 そんな彼女たちが出会った入学式。
 他人行儀なまりあさんでしたけど、瑠衣さんから「タメ口」を使うよう言われ、
 努力するまりあさんが、何とも可愛らしかった(^^;

 そうしたまりあさんの姿をみて、面白がる瑠衣さん。
 彼女は出会った最初から、まりあさんの面白さを堪能していたわけですね~。

 まあ逆に、「ちゃん」付けで呼ばれることに慣れず、恥ずかしがる瑠衣さんも、
 面白い&可愛らしかったわけで、よい友人関係だと感じさせてくれました。

 
 さらに、まりあさんのお兄さん好きのことを知ったときの話や、
 瑠衣さんの「兄」に対する興味の内容に、彼女の好みをみられたのも面白かった。
 スポーツマンタイプが好きなのね(´▽`;)

 そこから2か月、良好な関係を築いた、まりあさんと瑠衣さん。
 そんな楽しい日々は、まだまだこれからも続くことに期待しつつ・・・
 今後も、ますます注目です!
 
 
 

【7月27日、「MAXフリテンくん」発売!
●新フリテンくん (植田まさし 先生)

  

 今回も、時事からおとぼけ、様々なネタが面白おかしい!

 【扇風機】 暑さの中、扇風機をあびる弟くん。
 「あ~」と声を放っていますが、音が4つに割れるなんて言ってます。
 そこで兄が、扇風機を開けてみると・・・ なんてネタでしたが、
 4コマ目で、まさかの時事ネタを重ねてくるとは、予想外で面白かった!

 【はじめてのおつかい】 子供におつかいをさせる母上。
 後ろから様子を眺めているのが、微笑ましかったりもしましたが、
 買いにいったモノがモノだけに「ほんとにえらい」というオチの言葉が
 重~く響いてましたね(^^;

 【医者】 就寝後、訪ねてきた患者さんに対して、冷静に対処する医者さん。
 ドンドンと扉をたたく音を聞きながら、「医は仁術」だと自らを戒め、
 落ち着いて入口へ向かいますが・・・ 4コマ目で、さすがに気の毒!
 これは、怒るに怒れないだけに、やるせないですわ(´▽`;)

 【板前見習い】 新入りさんに、鯛をさばかせようしますが・・・?
 水槽から鯛をすくいあげた新入りさん、「何も悪いことしてないのに」
 なんて話しかけ始めて、何だろう?と思っていたら、見事な“さばき”をみせて
 大笑いでした゜(*゜´∀`゜)゜ こーゆーの好きです。

 などなど、今回も面白ネタの数々でありましたが、
 時事ネタの組み込み方などユニークでしたし、言葉遊びのようなネタも秀逸。
 まだまだ冴えわたる植田先生の4コマ劇場、まだまだ今後も、楽しみです!
 
  

 

【新人4コマ杯 6月期月間賞】
・あっぷ・さいど・だうん (芦の木あい 先生)

 

 仲良しトリオは、アップ・サイド・ダウン!?

 背の高い上田さん、真ん中くらいの横田さん、小さな下田さん。
 3人はとても仲良し・・・ですが、成績までも上・中・下でそろっている
 愉快な少女たちです。

 主に、下田さんのアホさが、“ボケ”となってオチへつながるのかな?
 と思わせる4コマが載ってましたけど、編集部コメントによりますと、
 3人の役割や関係性に掘り下げがみられないらしく、そのあたりが難点だとか。

 芦の木あい先生は、他社4コマ誌でもゲスト登場したことのある方で、
 趣深げな作風に魅力を感じた作家先生でもありますから、そうした面を
 私としてはもっと見てみたい気がします。

 といった感じに期待していますので、
 3人のキャラクターが強化された本作を、読んでみたいものです!

 
 

 

 月間賞までもう一歩の作品は、『さわやか爽day』(ちうね 先生)
 ふつうの人には見えない厠の神様・爽子さんを描いた4コマ作品。
 タイトル通り、さわやかイメージな可愛らしさに魅力ありそうです。
 

②へつづきます。
 


◆ まんがライフ 感想➁

2015年06月24日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2015年8月号 のつづきです。

 ①は、『ぼのぼの』 『だめっこどうぶつ』
    『はらゆるちいちゃん』 『ちゅーちゅーブレインわーるどS』
です。

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、暇を持て余す清少納言・・・
 て、いつものことでしたが、となると行き先は1つだけ。
 そこで、主上とひと悶着なんてことも、いつものこと・・・ と思いきや、
 この展開、いったいどーなってしまうのか、気になりすぎます!
 
 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 クリスくんの誕生日!

 そこで、パーティに呼ばれるハルさんたちでしたが、紅さんだけしか参加せず?
 徒然くんが空気を読まずに参加しようとするのを、威圧で止めるハルさんが愉快!

 とはいえ、当日スタッフに扮して様子をさぐる2人が面白かったわけですが、
 クリスくんが紅さんに男性を紹介しようとしていて、【無自覚の不誠実】と来たのは、
 なかなか考えさせられる所でしたね~。 今はまだまだ、そんな感じということか。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 コミックス6巻、7月17日発売! そんな今回、花火大会。

 マリナっちさんが、子供の頃は好きだった浴衣を着ない理由が、
 「似合わない」と言われ続けたため・・・ ではあるものの、
 一香さんたちから、それでも「可愛い」と言われ、照れくさいというのが面白い。

 この「似合ってない」のに「可愛い」という、ちぐはぐさが不思議な魅力ですね。
 そして気になるのは、総一朗くんに対するルリルリさんの態度・・・
 これが、今後どのような方向へ動いてゆくのか、注目かも?

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 みんなのことが大好きな高沢くん!?

 社食で、高沢くんが御局さんとよくゴハンを食べるのを気にして、
 高沢くんたちの会話を盗み聞くみおさん、余裕なさすぎ(^^;
 
その会話中、御局さんのことを「好き」なんて言うものだから、みおさんに衝撃!

 でしたが、彼は誰にでも「好き」と言っちゃうタイプで、深い意味はないらしく、
 そこから、みおさんがあれこれ気にしてしまう様子が、面白おかしいお話でした。
 中野くんの「好き」の表現方法はシャレてましたけど、みおさんが気づかないのは、
 良かったのか悪かったのか・・・ ストレートだっただけに、割とドキドキ。

 

●ななこまっしぐら! (小池恵子 先生) 

 ななこさんが気になること・・・

 やっくんのそばで、物憂げな表情の主婦しているななこさんが妖しかったのですが、
 何のことはない、話題のトレーニングマシーンが気になるだけという(^^;

 そうしたトレーニングマシーンをめぐる「お客」としての心情に、共感を覚えた今回。
 興味はあるけど「買わないのに悪い」「人目を気にする」など、あるあるな感覚ですね。
 けれど、やっくんのナイスアイデアで、問題解決していたのは爽快でしたよ!
 やっくん商売上手ですよね~、あれは良い宣伝になるでしょう。

 

●うしろのご先祖さま (勇人 先生)

 菜々緒さん、静さんとサイクリング・・・のはずでしたが?

 ダイエットのために購入したクロスバイクに、全く乗っていない菜々緒さん。
 というのも、自転車に乗るのが苦手というので、静さんと練習することに・・・

 及川くんと菜々緒さんで、態度がコロッとかわるシオンちゃんに笑いつつ、
 ご先祖さまも加えた菜々緒さんの自転車を練習する様子が、楽しかったですね~。
 まあ、バランスボールでバランス鍛えても、あまり役に立たないとは思いますけど(^^;

 

●ポイズンガール (瀬野反人 先生) 

 図書室の整理を手伝う桃子さんたち。

 沢田さんが図書委員であることを、「筋肉で本は読めない」「半球の周りにも筋肉はある」
 などと、桃子さんの毒舌ばりにからかうツン子&委員長でしたが、さらに桃子さんから強烈な
 一撃を浴びせられて凹む沢田さんを、慰めていたのは笑! やはり桃子さんの毒は強いなあ。

 そして、本の整理あるあると言いますか、本を棚に戻す際、並びを気にせず戻す人とか、
 分類通りに並べるのが意外と面倒くさいだとか、そうしたことが面白く描かれてましたね~。
 整理って難しい!

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 ユカさん、太るの巻!

 逆に、ひとみさんが夏バテでやせていたのはバランスとれてましたが(とれてない)、
 ユカさんの旺盛な食欲は、そのバランスすら打ち崩しそうなほど、偏ってましたねえ(^^;

 そこで、ダイエットを志すユカさんでしたけど、あまり本腰でないというか、
 マイペースな雰囲気が、頼りなさげながらも、ゆる~い感じで面白かったですね~。
 でも、さすがに銀次さんの一言で、目の色変えていたのは女心なのでしょうか、楽しかった!

 


◆ まんがライフ 感想①

2015年06月23日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2015年8月号

 

 表紙は、風鈴ミカちゃん!
 透明感のある可愛らしい風鈴を2つ、掲げる姿に夏を感じます。
 それでいて、清涼感もあるあたり、ゆったりムードですね。
 
 

 今月の「冗談ではすまないで賞」は、『となりのエロチカちゃん』

 

 梅雨、濡れ濡れ(誤解を招く表現)なエロチカさん。

 そんな彼女の下着を気にする男子が2人・・・
 彼らは、冗談のノリで、エロチカさんのスカートをめくろうと画策。

 そこで恩納くんが言っていた言葉には、共感してしまいましたよ。
 「冗談」のオブラートで悪事をごまかそうとするのが大キライという恩納くん。
 拒絶すると「冗談通じない」なんて言われる流れ、あるあるですね(^^;

 そこで、エロチカさんの下着に興味を持ちつつも、
 男子2人の悪だくみを阻止しようと動く彼は、なかなか紳士でありました。
 こういった所は好感持てるのですが、まあ、シメが羞恥プレイだったのは笑!
 柱コメントで、さらに大笑いでしたよ!

 

 

【6月27日、コミックス40巻&「ぼのコレ」1巻・発売!】
●ぼのぼの (いがらしみきお 先生)

  

 「ミミズはなぜ死ぬのだろうの巻 その2」

 ミミズが死んでいるのを見つけたぼの、思索にふけっております。
 今回は、ミミズは何を考えているのか? なんてことを気にして、
 シマリスくんと、あれこれ会話・・・

 といった感じでしたけど、ミミズが何かを考えていると思うぼのと、
 大したことは考えてなどいないと言うシマリスくんの対話構造が、
 思索を深めてゆくようで、面白かったですね。

 
 まあ、ミミズに直接話を聞こうとするぼのは愉快でしたけど、
 何かと否定しようとするシマリスくんに、ミミズを擁護する方向で動く
 ぼのの姿勢には、なんとなく好感を持ってしまいました。

 ぼのは、ミミズが雨の日に外に出てくることこそが、何かを考えている証
 と思っているようでしたが、シマリスくんがラストで突きつけた言葉は、
 根本からこれまでの思索をひっくり返すもので、興味深かったですよ。

 この言葉は、とても大事なもので、忘れがちになってしまうんですよね~。
 他人の内心の本当のところなど、何もわかるはずがないのに、
 そこに自分の考えを投影してしまう・・・

 なんて感じに、ミミズが何を考えているかについて思索するぼのたちでしたが、
 はてさて、この道の先行きには、何が待っているのか・・・ 今後も楽しみです!

 
 また、全4回で、いがらしみきお先生による
 キャラ誕生秘話「ぼのぼのと私」も掲載されております。
 (掲載誌は、回ごとに異なるようですので、今月号でチェック)

 第1回は、「ぼのぼのには耳があった」という内容で、それがなぜなくなったのか?
 など、いがらし先生のお話が、面白おかしく読むことができました。

 さらに、豪華作家先生陣によるトリビュート企画も、楽しかった!
 神仙寺瑛先生、山東ユカ先生、碓井尻尾先生、おーはしるい先生、その他にも大勢
 いずれの作家先生も「ぼのぼの」の雰囲気を壊さずに、面白おかしいネタに仕上げていました。
 
 
 
 

【6月27日、コミックス7巻・発売!】
●だめっこどうぶつ ( 桑田乃梨子先生)

  

 さわやか初夏・・・ ではありますが?

 ダメ之浦は、相変わらずどんよりムード。
 そして、そこに浮かぶ水死体のようなサカマ田さんと、色々とダメな感じ(^^;

 うる野くんは泳ぎに来たものの、サカマ田さんからダメ出しくらったり、
 さらにダメ押しくらったり、ダメダメな様子が面白おかしかった!

 立ち直りの早さがうる野くんの長所なんて言われて、めげないうる野くんも
 可笑しかったりするわけですが、人魚のひれ子さんに足を引っ張られたことを
 思い出のように語るあたりも、なかなか愉快でした。

 そこから後半、ひれ子さんを加えて、温泉へ行く一同。
 しかし、ひれ子さんは人魚だからと、温泉で煮魚になってしまうという発想は、
 妙な説得力あって面白かったですね~。

 でも、ゆに彦さんのアドバイスで、ぬるま湯につかれば安心安心・・・
 と思っていたら、見事なオチがついて大笑い! いや、これは真理ですよね(ぇ

 などなど、夏に温泉も楽しいのかも、と感じさせる今回のお話。
 ぬるま湯もほどほどに・・・ と教訓を得つつ、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【ゲスト作品】
●はらゆるちいちゃん (アズマヤユキコ 先生)

  

 第3回「新人4コマ杯」年間グランプリ受賞作!

 普通の女子高生・梅野ちいさん。
 しかし彼女、お腹が極端に弱く、そんなギリギリの日常が
 面白おかしく描かれる4コマ作品になっています。

 登校時、美少女との出会いを夢見る少年とぶつかるちいさん・・・でしたが、
 トイレへ急ぐため、少年が夢見るような衝突とは程遠いシチュエーションで笑!

 授業中も、お腹具合のために、真に迫る朗読を披露するなど、
 「お腹が弱い」を軸にしたネタの数々が、よくこれだけ出てくるものだと、
 感服させられますね~。

 お腹具合のピンチという、共感を得られそうな特徴も、面白味になっていそうです。
 とはいえ、それだけでは、いずれ種切れになりそうな気もするのですけど・・・?
 なんてことも考えてしまいますので、つづきに期待したい所です!
 
 
 
 

【最終回!】
●ちゅーちゅーブレインわーるどS (海月れおな 先生)

  

 コミックス2巻は、7月27日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、原始時代のちゅーがくせい3人組・・・て、どーゆーことなの!?
 冒頭から、なつかしいやりとりが繰り広げられてますが、舞台は原始時代で、
 「毎日がマジ命がけ」の様子が面白おかしい!

 マンモスの解体跡を見つけ、残っていた鼻を使って中二病ごっこしたり、
 授業では手持ち斧を作ったり、川で流されることりさんを救うべく、
 穂乃さんがプテラノドンを使役したり、とにかく破天荒で愉快でした。

 たまちゃんとゆーちゃんも、原始時代でも変わらず百合の花を咲かせてますし、
 内容としては、いつも通りなちゅーがくせいたちのカオスで可笑しな日常・・・

 本作は、まさにそのカオスさに、魅力がありましたね~。
 そんな日常を満喫することりさんたちによる、豪快なラストが印象深い最終回!
 2巻の広告に、「時空を超えた最終巻」とありますけど、間違ってない所が凄い(^^;

 いやはや、最後まで期待を裏切らない、不意打ちをくらわせるような面白さの
 4コマ作品でありました・・・ 私は好き作品でしたので、終了は残念ですが、
 楽しませていただきましたー!
 
 
 
 

【新人4コマ杯 5月期月間賞】
・しょたこい。 (逢瀬千華 先生)

 

 ショタ好き少女のお話。

 忙しい兄のかわりに生徒会の仕事を手伝う美里さん。
 しかし、生徒会長の福島尽くんが、外見ショタッ子で、
 美里さんにはストライクだったものだから、面白いことに・・・

 といった感じの内容で、美里さんのショタ愛が尽くんに向けられる様子が、
 面白おかしい4コマ作品になっているようですね。

 編集部コメントにもあるように、ショタ嗜好が下品にならない所は好感触ですし、
 また、ネームの多さが削られれば、もっと読みやすくなるのではないかと感じます。
 そのあたりに注目しつつ、つづきを読んでみたいものです!

 
 
 そして「もう一歩」の作品は、『吉野先生は劣等生』(おおしばワチ子 先生)
 タイトル通りの先生が、生徒に授業を任せたりしているあたりに面白味がありそうです。
 

②へつづきます。


◆ まんがライフ 感想②

2015年05月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2015年7月号 のつづきです。

 ①は、『制服あばんちゅーる』 『キャバはじめました』です。
 
 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 漫画にハマったハルさんの巻。

 アニメや漫画にふれたことのなかったハルさんでしたが、紅さんから勧められ、
 読んだ漫画にドハマりしたものだから、ご令嬢なだけに大変なことに!?

 宣伝に力を入れようと、父上に頼み、家の力を使って、アニメ化決定とか(^^;
 でも、「採算のとれるものなら個人的感情でも問題はない」という父上の言葉は、
 なるほどと感じましたね・・・ お金持ちイイなあ(ォィ
 

●うしろのご先祖さま (勇人 先生) 

 大家代理のシオンさんに見つかったご先祖さまたち!?

 幽霊がいると知られれば、マンションの価値が下がると考えたシオンさん。
 なんとか、ご先祖さまたちを追い出そうと、あれこれ画策する様子が面白い!
 それもこれも、家族のためを想う行為なので、悪役にならない所が良いですね。

 ご先祖さまたちも対抗しながら、収まるべきところに収まりつつも、
 シオンさんの優しさに、心温まるラストが素敵でありました!
 安易に和解というカタチにしなかったあたり、今後を期待させますね~。

 

●ポイズンガール (瀬野反人 先生)

 梅雨が苦手な委員長・・・

 雨よりも湿度がイヤだというあたり、共感を覚えますけど、
 かたつむりやカエルもダメとか、本当に梅雨とは相性悪そう(^^;
 でも、何とか気を紛らわそうと、ツン子さんがあれこれ考えるのが面白かった。

 雨の中での闘争には笑いましたが、さすがに効果ないですよね。
 けれど、まさかのタコが大当たりとは(´▽`;) しかも、非情だし。
 まあ
、それもこれも、委員長の最後のセリフで台無しでしたけどね、笑った!

 

●ミケさんは役に立たない!? (藤丘ようこ 先生) 

 仕事をしない家政婦ミケさんを見かねた母上・・・

 そこで、神様に頼んで「チェンジ」を願い出ますが、出てきたのは・・・?
 「ハムスターのくるみ」と名乗る小さなボクっ子で、掃除が好きという有望株。
 ということは、これにてミケさん、お役御免か!?

 なんて展開でしたけど、くるみさん、掃除は好きだけど得意ではなく、
 むしろメチャクチャにする分、ミケさんよりもタチが悪い!
 そうした様子が愉快ではありましたが、う~ん、これでいいのだろうか(^^;
 そして、ミケさんとの別れもあっさり・・・ と思ったら、【ネバーエンディング】て!

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 同期会に出るみおさんの巻。

 中野くんと智美さん以外の同期に、友達がいないみおさん(^^;
 でも同期の中で、もっとも目立っていたのが、みおさんというのは納得。

 智美さんが、同期会での情報集を行っていたのは、さすがでしたけど、
 中野くんとみおさんが、まさか周囲から、そんな目で見られていたとは驚き!
 動揺するみおさんに対して、終始平静な中野くんという対比が愉快愉快。
 帰り道、みおさんの質問に対する答えが、嘘を言ってないあたり、面白すぎでした。

 

●ななこまっしぐら! (小池恵子 先生) 

 梅雨は、ななこさんの“天敵”!

 おなじみ、絶不調モードに入ったななこさん・・・と思ったら、さわやか笑顔?
 まさかの笑顔な「おめん」で、誤魔化しているのが、ななこさんらしい(^^;

 そこで、タクさんが家事を担当するあたり、良い夫婦してますよね~と感じつつ、
 ドラッグストアでは、やっくんの商魂たくましさに楽しい気分にさせられたり、
 そこで、いつもと違ったななこさんに驚くやっくんたちが愉快だったりでしたね。
 「退屈しない奥さん」という、やっくんの評価には納得しきりですよ!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 梅雨、雨が降る季節・・・

 朋也くんは梅雨は嫌と言ってますけど、美鶴くんは好きらしくて意外。
 と思ったら、女子が濡れて、服が透けるからとか、ああやっぱり(´▽`;)

 そして雨が降って来たものの、傘を忘れた一香さんたち。
 そこへ、孝喜くんがやって来たのは、良い弟っぷりでしたね~。
 一香さんは朋也くんに連絡を取ろうとしますが、先回りするように、
 彼が現れるシーンは、何となく、しみじみと素敵でした。 美鶴くんには笑!

 

●ちゅーちゅーブレインわーるどS (海月れおな 先生) 

 中学2年生となったことりさんたち・・・

 進学に浮かれる様子が、いつも通りにハチャメチャで面白かったりしましたが、
 第1話を彷彿とさせる場面が多かったのは、懐かしい感じがして、良かった。

 そして、まさかの担任・花澤先生の降格には笑いつつ、林さんの新たな友、
 いなくなった先輩などなど、新生活について描かれていたお話になってました。
 が、まさか次回で最終回とは~!? ・・・ちょっと寂しいかもです。

 


◆ まんがライフ 感想①

2015年05月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2015年7月号

 

 表紙は、キックボードでお出かけミカちゃん!
 脇をタロー&さくらが固めているのが、何となく微笑ましいです。

 なお、今月号にて「新人4コマ杯」年間大賞の結果が発表されています。
 これまで月間賞をとった作品の数々が賞をとっていますが、
 グランプリには少し驚いたかも・・・ 9月号にて掲載予定とのことです。
 
 

 今月の「どこかで誰かを殺してるで賞」は、『百万回死んだ人』

 

 先月号と今月号の前後編ゲスト!

 とある学校にいる用務員さんは、生徒たちと仲良し・・・
 のはずなのに、なぜか生徒たちは卒業後、彼のことを忘れてしまう。
 「決して忘れない」なんて言っていても、忘却からは逃れられない。

 それは、まさしく日常の1ページ。
 大切なのは本当、楽しかったのも本当、でも、忘れてしまう日常の出来事。
 ただ通り過ぎただけの場所は、現在の生活からは切り離されてゆくだけ・・・

 そうしたことが、久湖さんの口から淡々と語られる様子が、何とも切ない。
 この忘却は、まさに忘れられてしまう人間を「殺す」に等しいことであり、
 その残酷さがしみじみ感じられる所に、本作の凄味があったように思えます。

 久湖さんは残酷であることを自覚しつつも、それで用務員さんに対して、
 突き放すでもなく、卑屈にもならず、ただ感謝を告げていたのは印象的でした。

 心に諦めを抱えた用務員さんは、久湖さんに感謝されたように、
 たとえ「殺され」つづけても、彼なりに前向きに生きている様子で、
 ゆえに、ある種の救いを感じずにはいられませんでしたね・・・ 素敵でしたよ!

 

 

【5月30日、コミックス2巻・発売!】
●制服あばんちゅーる (原作:さぬいゆう 先生/作画:伊丹澄一 先生)

  

 しゃっくりが止まらない!

 冒頭から、絲生さんのしゃっくりが止まらず、何やら悪戦苦闘中。
 息を止めても、体を伸ばしても、舌を引っ張っても、なおる様子がない。

 といった絲生さんの姿が、気の毒ながらも可笑しかった今回ですが、
 何とかなおそうとする嘉湧くんのけなげな努力も、また見所でしたね~。

 下校時になっても、しゃっくりし続ける絲生さんに、嘉湧くんがかけた言葉。
 その言葉の衝撃が、絲生さんを襲います!

 
 ここで、嘉湧くんが攻めに出た!?
 なぜ、このときに、このような言葉をかけたのか・・・?

 なんてことは、読者的には丸わかりで、嘉湧くんの努力も報われつつ、
 オチになって終わり・・・と思いきや、少し意外な方向に話が行っていたのは、
 思わずニヤリとしてしまう展開でありましたね~。

 以前は、絲生さんが嘉湧くんを意識するあまり、言動をおかしくしたり、
 赤面しまくったりで、そうした姿が面白味になっていましたけども、
 最近、嘉湧くんの方も、絲生さんを意識し始めている様子が、微笑ましい。

 などなど、ウブな青春真っ盛り!
 赤面しまくりながら、もどかしい距離感で交流する少年少女が良かったですね。
 そんな感じで、コミックス2巻が、5月30日発売とのこと。
 ますます今後も、楽しみです!
 
 
 
 

【今月のピックアップ!】
●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

  

 益子さん不在で、羽を伸ばす轟くんの巻。

 益子さんが主張で、1週間ほどモンローに来れないらしく、喜ぶ轟くん。
 これで、ひとみさんをずっと指名できると考えているようですが・・・?

 なんてお話でしたけど、たしかに、ひとみさんを“ひとりじめ”できたものの、
 シャンパン飲み放題企画と重なって、お酒もグイグイ入ってしまったから、
 何やら酔っぱらって、色々と吐き出している様子。

 
 まあ、益子さんへの恨み節は、わかっていることでしたが、
 だいぶ、うっぷんがたまっていたようで、次から次へと飛び出てくる文句に、
 苦笑しつつも気の毒で、共感を覚えそうになってしまいましたよ(^^;

 でも、こんな風に愚痴を吐き出す轟くんにも、優しく接するひとみさん、天使。
 飲み過ぎを心配される轟くんでしたけど、無防備になった心から飛び出した、
 ひとみさんへの心情の吐露が、ちょっと可愛かったかも(ぇ

 でも、【どこまでも轟】だったのは笑゜(*゜´∀`゜)゜ しまらないな~。
 とはいえ、それでも、彼の口から出たひとみさんへの想いは本物ですし、
 微笑ましいものでしたよ。

 
 などなど、益子さん不在の間に、轟くん一歩リードか!?
 と思いきや、轟くんは轟くんだったというわけで(´▽`;)

 そんなだから、アゲハさんたちに弱みとなる言質とられるわ、全く彼らしい。
 男の純心をもてあそばないであげてくださいね・・・
 なんて感じつつ、今後も楽しみです!
 
 
 
  

【新人4コマ杯 4月期月間賞】
・ササクラさんは文具をなくす(仮) (淡屋ふき 先生)

 

 タイトル通りな少女と、となりの席の少年と・・・

 ミヤナガくんの隣の席のササクラさんは、文具をよくなくす少女。
 そのため、ミヤナガくんが文具を貸してあげたりするのですが・・・?

 おろしたての消しゴムのカドを平気で使ってしまうササクラさんは、
 要するにガサツなタイプで、繊細なミヤナガくんとは相性が悪そう。

 1人になった所で、ササクラさんのガサツさを呪うミヤナガくんの
 ヒートアップする言動が面白味になっていました(^^;

 そんな繊細な少年と、ガサツな少女の交流を描いた4コマ作品。
 編集部コメントによりますと、そんな2人の距離が縮まっていきそうな
 含みがあるらしいので、そのあたり、読んでみたいものですね~。

 
 また、今回から、「月間賞までもう一歩!」の作品紹介も掲載されています。
 今月は『オレにはナルな友達がいる』(安藤ナオ 先生)
 ナルシストな友人の個性が面白味になっていそうな4コマ作品ですね。
 
 

②へつづきます。