森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

柘榴

2005-10-17 20:54:45 | 日々の写真
玄関の庭先にある柘榴が今年も熟れてきた。ぽっかり割れて赤い実が飛び出しそうだ。毎日、柘榴を見ながら季節に触れ合うように、暮らしている。
 雨の日は曇った空、晴れの日は青い空、夜は星を見ながら常に柘榴の木を見上げている。実が大きくなって、ある日ぽっかり柘榴が割れた。
 
 NHKのクローズアップ現代で「譲れぬ一局、最強アマの挑戦」を見た。瀬川昌司さんのプロ編入試験を取り上げたものだ。
 最近はあまりテレビを見なくなったので、夕刊を見て知った。将棋人口が年々減少していること、また経営への危機感から、将棋連盟が改革の一手としての打開策でもあり、注目を浴びることのプラス面が大きいという趣旨だったと思う。
 世間に注目されるということの意味は、いろいろある。要はそれも含めて将棋界をビジネスライクから見ての改革への流れだと思う。
 棋士や将棋界が、また将棋というゲームが今後どういう方向に向かって進んでいくのか、先は見えないが、変わりつつあるのだけは間違いない。
 私は自分の背丈でしか物を言えないが、棋士の存在価値を問われたとき、自分自身のことは全く自信が無いが、将棋の強さと人間の魅力と思う。
 時代の趨勢で保守的な考えでは置いてきぼりにされてしまうのだろうが、かといって世間に注目をあびればいいだけでも無いと思う。確かなビジョン、大局観が大事だろう。
 改革や普及という言葉には、どうも苦手なものを感じる。注目を浴びた瀬川さんも、これから受かってからがむしろ大変だろう。棋士になったら、ピエロにならないように頑張ってほしい。
 将棋の根底にある純粋なものは、本来ビジネスには向かないものだ。それはプラスアルファの世界で成り立っていた甘えの構造であったのには違いない。
 その自覚、危機感を持つのが遅すぎた感があるが、ただ、ビジネスとは本来非情なものでもある。それを前提の上での意識ならいいのだが。
 自問自答すれば、自分の背丈で生きていくしかないと腹をくくるしかないと思っている。
 
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実相院

2005-10-17 00:46:00 | 旅の写真 国内篇
京都の岩倉にある実相院は、雅な気品があって、ひっそりとしたお寺でもある。天台宗の問跡寺院(皇族や貴族が出家し住んだ特別なお寺)で、そのせいか気品のある趣と書院造の建物や襖絵、桃山時代の庭園と枯山水の石庭が有名である。
 もう数回訪れたが、いつ行っても俗世から離れたような雰囲気が味わえる。
 近くに岩倉具視の住居跡もあり、そのせいか幕末の歴史にも縁が深い。
 「新・実相院日記」というブログがあったので驚いたが、とっても明るくて情緒もある日記だ。時代も変わったなあと思うが、私もドライブしたりブログをする時代だからなあ・・
 
 今日は一門の研究会。欠席も多かったが、いつのまにか顔ぶれが変わっていることに気がついた。月日の経つのは早いものだ。日々の積み重ねとはいえ、5年先、10年先はどうなっているだろう。
 先の読みにくい世の中、時代である。頭を抱えてしまうことが多いなあ。
 
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