観・環・感

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不都合な真実(再生紙偽装)

2008年01月30日 | 自然・環境
写真は、対岸から見た「王子製紙」富岡工場
この写真、再生紙の偽装問題を書こうとして撮ったのでなく、「不都合な真実」のタイトル画を意識して、工場の煙突からの煙の形が風向きによって色々変化して面白いので、カメラを向けたのである。
今日30日、経済産業省は、はがきやコピー用紙などで古紙の配合率を偽装した王子製紙や日本製紙など18社に10項目の質問を記した追加の実態調査票を送付し、2月20日までに回答を求めている。
環境に優しいと謳った「再生紙」が本当は環境に優しくなかった。業界の大半が偽装していた再生紙、一体どういうことだろう。
古紙率の偽装の理由として、「公称通りの配合率では消費者の満足が得られない。」「高品質の古紙の入手が困難になった」と言っている。オリンピック景気に湧く中国向けに古紙も動き、国内古紙は不足しているということだろう。
また、古紙の配合率を上げると白くなくなる。白くする技術には限界もあり、やろうとすれば金もかかる。(場合によっては、白くすることで金が余計にかかるだけでなく、環境にマイナスの負荷をを与えるかもしれない。)
それに多分、業界内はお互いに「やっている」ということを知っていながら、というか、知っているからこそ「みんなで渡ればこわくない。」と続けていたのだろう。10年も続いていたというのだから驚く。10年前から配合率を誤魔化していたので白かったものを、今更あれは誤魔化していたために白かったのです。本当は、公称どおりの配合率では、白くないんですとは、ななか言えなかったのだろう。
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