最近、音楽はスマホをブルートゥース経由で小さなスピーカに繋いで聴いている。
流れている「マスカレード」は、1972年にレオン・ラッセルが作詞、作曲し、アルバム『カーニー』で発表したナンバー。
カーペンターズが翌年カバーしている。そして、1976年にギタリストのジョージ・ベンソンが自らギターを
弾きながら歌い、大ヒットし、グラミー賞を獲得している。(このアルバムに同曲が収録されている。)
何故、ここにスタンリー・キュービックの遺作となったアイズ ワイド シャットのDVDが置かれているのか。
それは、郊外の屋敷で開かれた秘密の仮面舞踏会のシーンに引っかけたため。
舞踏会の後の秘密の儀式は、フリーメイソンの儀式を表しているのではないかと噂されている。そして、
キューブリックは『アイズ・ワイド・シャット』の極秘試写会の5日後に死亡している。死因は心臓発作とされて
いるが、フリーメイソンの秘密の儀式を世の中に暴露したために、殺されたのではないかという都市伝説めいた
噂がある。
ところで、完璧主義者のキューブリックは、この映画の撮影に集中させるために、トム・クルーズとニコール・
キッドマンを一年程イギリスに滞在させたいと思い、監督の要望に応えたいクルーズと、家を空けたくない
ニコールとの間に軋轢ができ、それが離婚の原因になったと言われる。
ジャズシンガーの笠井紀美子も1976年のこのアルバムの中でカバーしている。