Asian Railway Plaza

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KCJ色になった103系に乗車

2014年11月19日 20時46分16秒 | インドネシア
ブログの更新が1ヶ月ぶりになってしまいましたが、ジャカルタの話題を続けて述べることとして、今回も103系続きでいきたいと思います。
今回のジャカルタ訪問では2回も103系に乗車することができましたが、いずれもJakarta Kota~Bekasi間に運用され、そのうちの9月18日朝に乗車した時の様子を簡単にご報告したいと思います。
この日の朝はジャカルタ最大のターミナル駅のJakarta Kotaで撮影しようと思っていたのですが、7時半頃、宿泊先の最寄駅であるGondangdiaの上りホームを駆け上がると運良く103系がドンピシャで来ました。まさかタイミングよく103系に乗車できるとは思ってもいませんでしたが、この運をうまく利用し、Kotaまで乗車してみることにしました。前回もご説明しましたとおりKota~Manggarai間は線路面が沈下するというような事象が発生し、列車は30km/h以下の運転となっていますので、MT55のサウンドは響くことなく常にノロノロ状態で、音鉄マニアにとっては満足できませんが、Gondangdiaから20分あまりでKotaに到着しました。


Kotaで103系が発車するシーンを撮影しようと考えていたのですが、私は乗車して103系のモーター音を味わいたいという気持ちが出てしまい、このまま乗り続けてBekasiに行ってみることにしました。10分あまりでKota駅を折り返し、再びノロノロの状態でManggaraiに到着しましたが、普段はBukit Duri出区や環状線折り返し用として使用されている本屋側の1番線に到着しました。なぜ、1番線に入線したのかわかりませんでしたが、運転士に尋ねてみると長距離列車をこの駅で先行させるために待避させたということで、しばしの休憩となりました。


長距離列車をやり過ごすと103系は扉が閉まり、ゆっくりとBekasi線の本線へと進んで行きました。次のJatinegaraを過ぎ、ジャカルタでは珍しい3線区間が終わるCipinang(信号所)から全速力で走ると思っていたものの、遅れを取り戻すこともなく60km/hほどのスピードで進みました。音鉄マニアにとってはこのスピードでは不完全燃焼といったところですが、最初、私は低運編成のM’231に乗車しモーター音を楽しみつつコンプレッサーの音も味わっていました。しかしながらこのM'231は低音のモーターであるただのMT55であり私の好みではありませんので、隣のMc105に移ってみると私のお気に入りのMT55Aの高音モーターであることに気づき、なんて良い音なのだろうと感動し、1人で酔いしれていました。


車内は上の写真のようにほとんど立っている人はおらず、Bekasiまでのんびりとした感じでした。一方、外に目を向けると本線の北側に複々線用の用地が確保されており、一部は軌道設置のためバラストやコンクリート枕木が設置されていました。


Manggaraiから約30分でBekasiに到着し、Kotaから1時間ちょっとの旅でしたが、私は懲りずに再びこの103系に乗車し、Kota方面へと戻って行きました。また、10時前と言えどもこの時間帯では上り列車は結構混雑するようで、車内は若干蒸し暑く、息苦しさを感じてしまいました。


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2 コメント

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120両追加譲渡 (あさぎり)
2014-11-25 22:26:10
こんばんは
103系でも元武蔵野線の編成だけにとても感慨深いものがありますね…
さて、かつてこの103系も府中本町で顔をあわせたであろう南武205系の120両追加輸出の件が公になりつつあります。
この件はこちらでも何度かご質問させて頂いたので繰り返しませんが…やや意外なのは1200番台が立て続けに長野配給になった点です。
もっともご承知のように来年6月を目処に仙石線が全線復旧します。仙石東北ラインも同時開業ですが仙台支社のプレスを読む限りでは復興のためのプラスアルファです。
となればナハ48の先例に従い震災で失った仙センM9とM7の代替に南武1200番台から追加改造をやるか注目ではあります。
また209系もナハ53以外は検査切れが迫っていると思われますのでその処遇にも注目しているのが現在のところです。
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205系追加譲渡 (井上)
2014-11-29 22:21:02
あさぎり様、こんばんは。
最近、にわかにファンの中では205系追加譲渡の話題が上がっていますが、確かに地元のメディアでも報道されていますし、9月の訪問時にKCJの担当者も私に述べておりましたので、KCJとしては来年分として120両の譲渡を予定しているのかと思われます。ただ、JR、KCJ両者から公式の発表がありませんので、本当に実現されるのかどうかは何とも言えません。
南武線のE233系の置き換えについては来年末までかかると予測されますので、今までの横浜線205系の新津への回送の頻度を考慮すると南武線も5ヶ月程度はかかるかと思われますので、実際にKCJから公式発表があるのは来年夏頃ではないかと予測しております。
南武線205系1200番台が続けて長野へ回送されたのは、確かに検査時期がたまたま近づいていたために送られたものと思われますが、現在、茅ヶ崎や尾久などに疎開している編成に対しても、一部の編成は長野へ送られ廃車されてしまうことも予想されます。長野へ既に送られた1200番台については、来年6月の仙石東北ラインの開通時に仙石線復旧用として考えられなくもないですが、HB-E210が8編成も新造されますので、高城町~石巻間については快速列車がこのHB-E210を使用し、仙石東北ライン経由で運用されるかもしれませんので、これ以上必要ないのかもしれません。
はっきりした予定は私にはわかりませんので、とりあえずは長野へ送られた編成や疎開している編成の動向に注意深く注目していきたいと思いますし、譲渡の正式発表の前に譲渡車両の調達に関する入札がKCJから公示されますので、それについても注目していきたいと思います。
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