Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

LRT1号線Baclaran車庫訪問

2012年10月08日 10時29分18秒 | フィリピン
先月26日、私たちは9時にCebuを発ちManilaに10時半頃に到着したのですが、その日の午後1時過ぎに日本から2人の友人がManila空港に到着し、一緒にPNRを訪問する予定になっていましたので、2時間半程時間があるということで、空港近くに位置するLRT1号線のBaclaran車庫へ訪問し、車両の写真を撮らしてもらうことにしました。

私は予め日本を発つ前にLRTの車庫の知り合いの方にメールしておいたのですが、この日はその知り合いの方が不在とのことで、車庫のゲートの入口で交渉にあたりました。担当者不在ではなかなか話しが通らず、私も不慣れなフィリピン語を駆使して電話で事務所の窓口の方と交渉した結果、何とか撮影させていただく許可をいただきました。一般的にLRTの車庫内の撮影はPNRに比べると厳しく、撮影する上では明確な目的がなければ難しいのですが、私もバカ正直にあくまでも趣味のためであり、広告や営利目的ではないと説明すると、なぜか撮影することにOKが下りました。

ということで、この時点で交渉等に1時間以上も費やしてしまった結果、時間も12時近くでしたので10分程撮影させていただきました。
まずは日本車輌(NS)と近畿車輛(KS)のThird Generationで、合計96両の12編成が在籍していますが、この形式は故障が少なく好評のようです。


続いてAdtranzのSecond Generationで電気機器は韓国現代によるもので、合計7編成が在籍しているようですが、現在、稼働できる編成は撮影に付き添っていただいた方の話しでは3~4編成であり、故障発生という知らせを聞くと決まってこの形式だとのことです。


どおりでこの形式は昼間休んでいることが多く、最近では実際に営業している姿を滅多に見ることができません。奥の方にはベルギー製のFirst Generationが留置されていますが、この形式はLRT1号線の主力として活躍しており、製造から30年近くになるところですが、今後もしばらく活躍が続きそうで、今のところ新車の導入の予定はないようです。


以上、フィリピン国鉄(PNR)、LRT1号線の報告を簡単に行いましたが、クリスマス頃にも訪比を予定しておりますので、その際に時間がありましたら車庫訪問や乗車などを行い、報告したいと思っております。
次回はジャカルタの鉄道の話題についてご報告いたします。