Asian Railway Plaza

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Tutuban車庫探検

2012年01月12日 01時25分09秒 | フィリピン
先月の訪比時以降、PNR(フィリピン国鉄)の各車両の状況、運行状況などを簡単に述べてまいりましたが、ほとんど紹介し尽くしましたので、これで最後にしたいと思います。

最後にTutuban車庫の全容をご紹介したいと思いますが、Tutuban駅構内及びヤード内の状況は1月3日のキハ52の記事の中で地図がありますので、そちらを参考にしていただければと思います。
PNRのほとんどの車両がここTutubanに留置され、一部の車両がCaloocan工場に留置されていますが、Caloocan工場へは先月訪問しておりませんので、どのような車両が留置されていたのかはわかりません。

撮影にあたっては以前にも説明しましたようにTutuban駅構内にあるPNRの受付で許可をもらう必要があります。許可を取る際にはパスポートかIDなど身分を証明できるものが必要になります。許可を取らないで勝手に撮影や線路内へ立ち入ると警備員に尋問を受けることになり、許可を取るように促されるかと思われます。


Tutuban駅構内及びヤード内は、昨年9月以降に203系やキハ52など計50両が留置されたため、急に狭くなったような気がします。


ヤードの隅っこには元JR九州のNorth Rail用12系が数両留置されていますが、長年使用されなかったためか、廃虚化しつつあります。これらの車両が再び使用されることがあるのかわかりませんが、使用となるとかなり手を入れないと復活は難しいかもしれません。


修繕庫内にはほとんどの韓国Rotem社製造のDMUが留置され、キハ59(こがね)もこのあたりに留置されているものと思われます。


Tutuban駅から最も離れたところには機関庫があります。この機関庫内に以前PNRで使用されていた気動車1両が留置されています。


以上、簡単にPNRの近況を簡単に報告しましたが、何か動きがありましたら報告したいと思いますし、春あたりにでも訪比することを模索中ですので、帰国の際にはPNRについて近況報告させていただきたいと思っております。

最後にお知らせさせていただきたいと思います。
1つは今月発売の鉄道ピクトリアルで、アジアの鉄道に詳しい斎藤幹雄氏がPNRについてレポートされております。おそらく203系やキハ52などの写真も掲載されているかと思われますので、興味のある方はどうぞご覧いただければと思います。

もう1つは近年、東南アジアを中心に新規路線が増え続けているLCCのジェットスター航空がいよいよ成田に3月26日より乗り入れが開始されます。今回、成田へ乗り入れるのは成田-マニラ-ダーウィン線で週4便が開設されます。
スケジュールは以下のとおりで、成田からマニラへ行く時間帯については特に問題ありませんが、マニラから成田へ戻る時間帯についてはマニラ発があまりにも早く、利用しづらいところがあります。セブパシフィック航空も早期に東京へ乗り入れてもらえれば、両者の会社をうまく利用できるのではないかと思いますが、乗り入れがいつ実現されるのでしょうか。
JQ79便 NRT 14時25分発/MNL 18時25分着(月、火、金、土)
    MNL 19時15分発/DRW 翌日01時20分着(月、火、金、土)
JQ78便 DRW 03時15分発/MNL 05時55分着(月、火、金、土)
    MNL 06時55分発/NRT 12時15分着(月、火、金、土)