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南武線稲城市内連続立体交差事業-線路切替工事

2009年10月04日 23時55分15秒 | 南武線
昨年6月、南武線連続立体交差事業第二期工事区間の上り線を仮線に移設する工事が行われましたが、3日19時40分頃から4日始発列車が走る時間にかけて、下り線を仮線に移設する工事が実施されました。
この日の昼は秩父鉄道において1000系(元101系)のチョコバナナ塗装が初お目見えとあって、実は朝からそちらに出かけておりましたが、自宅に戻ってすぐに夕食を済ませたあと、この線路切替工事の様子を観察すべく南武線ミッドナイトウォッチングを行いました。(秩父鉄道1000系チョコバナナの話しは後日掲載します)
まずは向かったのが矢野口駅で、登戸~矢野口間で実施される単線運行の様子を観察しました。この区間に充当された編成は先頭改造車の205系ナハ47編成で、登戸行きについては前面及び車体側面の行先表示が「登戸」と表示され、矢野口行きについては前面には写真のとおり表示されず、車体側面については白幕のままの状態でした。また、運行番号は列車番号の4桁が表示されました。

続いて府中本町~立川間に封じ込められている編成を確認すべく府中本町へ向かいました。府中本町23時40分発の列車から確認しましたが、9437Mがナハ36編成、9439Mがナハ5、9441Mがナハ14、最終の9443Mがナハ36編成で、立川駅構内の電留線には209系ナハ52編成が留置されておりました。また、行先表示については、昨年の線路切替時では立川行きも白幕表示でしたが、今回は立川行きについては府中本町に到着前もしくは到着と同時に「立川」を表示し、府中本町行きについては確認したものだけでは白幕表示となっておりました。

ミッドナイトウォッチングの最後の締めくくりとして稲城長沼駅周辺の切替工事を観察しました。昨年の線路切替時と同様に大勢の作業員が借り出され、あたりは投光器で照らされ、普段では見られない工事の様子を観察でき、非常に見てて飽きませんでしたが、この日の疲れも相当溜まっていたのか限界かと思い30分ほど観察したあと引き上げてしまいました。
下の写真は新しく稲城長沼駅の電留線の末端部となるところを撮影したものですが、線路切替時前はこの末端部が稲城長沼4号踏切直近に位置していたものの、切替後では150mほど川崎寄りに移設され、編成2本分が窮屈そうになんとか留置できるような状態になりました。

4日も線路切替後の様子を見に行って参りました。下り線は仮線の線路を使用し、切替直後という理由かもしれませんが、全ての下り列車は仮線区間を徐行をしながら運転されておりました。稲城長沼駅の川崎寄りにはダブルクロスのポイントが設置されており、また、立川寄りにはY字のポイントが設置されております。


下り線が仮線に移設され、これで連続立体交差事業の工事が本格的に行われのではないかと思っております。来年か再来年には下り線が高架化されるのではないかと予想しておりますが、下り線が高架化された時点で、稲城長沼止まりの列車の折り返しをどのように処理をするのか興味が尽きません。
また、現在のところ高架化工事の様子と絡めて南武線の車両を撮影できる場所もありますので、そのような良い撮影場所があれば掲載することを予定しておりますし、この工事の様子についても時々ご報告したいと思っております。
ちなみに下の写真は以前、富士通のあった場所から撮影したものです。

最後にマッキントッシュをご使用の方に対してお知らせしますが、コメントの書き込みができない状態かもしれません。私もマッキントッシュを使用しているのですが、コメントができないことや文字が以前よりも小さくなっていたりとご不便をおかけしますが、解決できるところはこちらで調整などを行っていきたいと思っております。