Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

ありがとう103系、さよなら103系

2009年10月23日 17時17分31秒 | 他線区の103系
先日21日で杜の都を走る仙石線において唯一残されていた103系RT-235編成が営業運転を終了し、仙石線の103系が営業運転を終了するとともにJR東日本から103系が姿を消すことになりました。
私もこの103系の最後の勇姿を見るため17日から19日にかけて仙台を訪問することになりましたが、仙石線の各駅や沿線一帯ではギャラリーが多く、結構な盛況ぶりでした。

17日朝、南武線においてお座敷車両の華を使用した「お座敷鎌倉散策号」が立川~鎌倉間に運行されたため、この列車を撮影したのち常磐線経由で仙台へ向かうことにしました。各駅列車と特急列車を乗り継ぎ、いわきの駅で「東北ローカル線パス」という青春18きっぷに似た東北地方のJRと私鉄の普通列車に乗車できる切符があるのですが、この切符を購入しさらに北上し仙台へと向かいました。原ノ町駅に到着すると1番線には仙台行きのスーパーひたちが停車中であり、相馬付近で人身事故が発生したとのことで、結局この駅で1時間30分ほど待たされることになりました。仙台に到着したのはやはり1時間半ほど遅れて20時近くになってしまいました。

18日、この日は103系好きな方と同行させていただけることになり、仙台駅からレンタカーにて仙石線の103系を撮影することになりました。通常であれば103系は平日の朝のみ、あおば通~東塩釜間に運行され、休日は車庫で1日中お休みですが、ラストランということで17日と18日はあおば通~石巻間を1往復するというファンサービスがありました。この103系の運用の時間をもとに順光で撮影できるとなると下り列車では陸前大塚付近のみ条件が良く、他の区間ではどうしても条件が良くありません。ということで陸前大塚駅の先のカーブに行ってみると、10時前の時点で約20名ほどの先客がおりました。その先客グループのうしろで待つこと2時間ほどで103系が通過し、すぐに折り返し仙台行きの103系を撮影すべく、鳴瀬川を渡った先の陸前小野付近へ行ってみました。ここも有名な撮影地ということで先客がおりましたが、なんとか撮影することができました。
このあと同行された103系好きな方々と仙台駅でしばしの舌鼓を打ち、私だけが仙台に残り、次の日の103系を追っかけることなりました。

19日、この日はホテルを6時前にチェックアウトし、撮影場所を探すことに専念しましたが、日の出の時間が6時近くということで、なかなか良い場所が見つかりません。結局、中野栄駅で撮影することにしたのですが、7時前は影が長すぎて列車の大部分にかかってしまったものの103系が通過する頃にはなんとか許せる程度になりました。撮影後はこのまま103系に乗車し、東塩釜、あおば通、小鶴新田と入庫まで乗車しましたが、車内には通勤・通学客が多いものの多くの鉄道ファンの姿も見られ、最後の別れを惜しんでいるようでした。

これで103系は国内ではJR西日本とJR九州、海外ではジャカルタのKCJのみ運行されていますが、これらの103系の姿を今後とも追っかけるとともに、少しでも長く活躍することを願うばかりです。
最後にこの103系の撮影に同行させていただいた方に御礼を申し上げるとともに、今後とも103系の沿線で御会いできることを楽しみにしております。