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JABOTABEKで活躍する東京メトロの5000系

2008年05月14日 21時50分17秒 | インドネシア
2006年、東葉高速の1000系とともに東西線で活躍した東京メトロの5000系がJABOTABEKに譲渡されました。この一連の譲渡では東京メトロの5000系が30両と東葉高速が30両の計60両が有償でインドネシア交通省に譲渡され、交通省から鉄道株式会社DIVISI JABOTABEKには無償で譲られたことから、運用上ではHibah5000やHibah1000と呼ばれております。(Hibah=贈り物などの意味)

今日ご紹介するのは東京メトロの5000系ですが、3本とも8両編成に組成され、3本とも運用についております。余剰になった6両は、1000系の余剰車輌とともにDepok新車輌基地に留置されております。これらの余剰車輌には先頭車が含まれていないことから、先頭車改造するかどうか検討するということですが、改造コストを算出することや既に5000系や1000系の車輌がないことから、部品取り用になるかは今後の検討課題だとBukit Duriの社員の方が述べておりました。

5000系の編成表は以下のとおりです。(左側の数字は編成番号)
80 5017 5251 5927 5127 5359 5632 5248 5817
83 5016 5247 5905 5688 5363 5630 5245 5816
84 5009 5313 5215 5607 5314 5631 5312 5809
なお、5634 5250 5675 5246 5326 5676は保留車(全ての車輌は戸袋窓あり)
車輌の帯の色は保留車も含めて全車輌が緑色と黄色の帯になっており、緑帯の色はJABOTABEKの方が千代田線時代の緑色より明るい色となっております。

5000系の発着時刻については、いただきました運用表と写真を見比べましたが、推測もできませんので掲載は控えさせていただきます。おおよそ運用区間については、Bogor線のBojonggedeまでとBekasi線、中央線、Serpong線、環状線の一部区間で運行され、全てEkspresとして運行されておりました。(2008年2月末現在)

なぜ車輌の経年が約40年も経過する5000系や1000系が譲渡されたのか謎で、東急の車輌に比べたら値段が高いとのことです。インドネシアの交通省がどうも怪しいのですが、推測で物事を述べるのはあまり良いことではありませんので、ここまでにしておきます。
ところで2008年の計画では、フェーズ1として16両の譲渡が予定されておりますが、どの車輌が譲渡されるのかわかりません。東京メトロの7000系が余剰となっているようですが、私個人的には東京メトロの車輌だけはやめておいた方が良いと思うのですが果たしてどのような車輌が譲渡されるのでしょうか。