イタリア人に気は許せないと思ったがもう遅い。(えい、ままよ)と、ドゥオモ広場の地下にあるオフィスについて行った。観光客相手の写真屋のようだ。写した写真を買えと言う商法か。
以下はあやしげな英会話による交渉だ。
「いくらだ」
「9,000リラ」
「高い(カーロ)」急いでイタリア語を会話集から探し出した。
「しかし、3枚写している」
「3枚もいらない、私だってこのとおりカメラを持っている。仕方がない1枚だけ買う」
「1枚なら5,000リラだ」
「違う、1枚は3,000リラだ」
結局、3,000リラ(1,500円)になったが、忌々しい。そのうえ切手代200リラも取られた。しかも、憎たらしいことにこの写真屋のカメラはキャノネットだった。
あの広場で、トウモロコシを持たされた気の弱そうな観光客は結構いるだろうな。
後日談になるが、写真は手元に届いた。白黒写真だが四つ切りでうまく撮れている。しかも3枚あった。思ったほどの悪徳とはいえないようだ。
以下はあやしげな英会話による交渉だ。
「いくらだ」
「9,000リラ」
「高い(カーロ)」急いでイタリア語を会話集から探し出した。
「しかし、3枚写している」
「3枚もいらない、私だってこのとおりカメラを持っている。仕方がない1枚だけ買う」
「1枚なら5,000リラだ」
「違う、1枚は3,000リラだ」
結局、3,000リラ(1,500円)になったが、忌々しい。そのうえ切手代200リラも取られた。しかも、憎たらしいことにこの写真屋のカメラはキャノネットだった。
あの広場で、トウモロコシを持たされた気の弱そうな観光客は結構いるだろうな。
後日談になるが、写真は手元に届いた。白黒写真だが四つ切りでうまく撮れている。しかも3枚あった。思ったほどの悪徳とはいえないようだ。