本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

カニカマとユダヤ人

2020-10-04 08:51:12 | Weblog
 オスの家猫「チョビ」は、カニカマが好きだが、スギヨの「北の味サラダ サラダ」しか喰わない、とかみさんは言う。
 先日のテレビで、カニカマの大好き主婦がいた。その時、初めて知ったが相当の種類のカニカマ製品がある。

 このカニカマがアメリカで人気があると、ある本で知った。あまりの人気に現地製造の会社ができているそうだ。
 余談だが、「フレイバー」というものがあるそうだ。食べ物を口に入れたときに感じる香りと風味のことのようだが、これがカニカマにとって重要なものらしい。

 ところで、昨日のテレビでナチスの迫害から逃れてアメリカに移民したユダヤ人の話があった。「{新・カラーでよみがえるアメリカ、市民大国への道}
 今ではアメリカ在住のユダヤ人は600万人という。その3分の1はニューヨークに住むそうだ。これも余談だが、ホロコーストの犠牲者は600万人といわれている。偶然だが。

 なぜ、カニカマの話題にユダヤ人か。
 ユダヤ教では「コーシャー」でない食品は戒律上食べてはいけないそうだ。この「コーシャー」はヘブライ語で純粋、適合するという意味のようだ。そういえば、イスラム教では食べてはいけない食品「ハラーム」というが、似た話だ。

 ユダヤ教徒はカニを喰わない。それだけでなく貝もエビもイカ、タコも食しない。すべてアンチ「コーシャー」となる。つまり、ニューヨークだけでも200万人の人々はカニカマに手を出さないわけ。
 とはいえ、ユダヤ人も人気の高いカニカマを食べてみたいとか。カニエキスのフレイバーを除いていとの要望があるそうだ。これではカニカマにならない。単なるかまぼこだ。