本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

時刻表記念日その1

2020-10-05 08:50:31 | Weblog
 今日は時刻表記念日とある。
 大昔、トーマス・クックの「ヨーロッパ鉄道時刻表」を携えて旅行をしたことがある。
 日本でユーレイルパスを購入した。1等の周遊券で、ヨーロッパ13か国の国鉄に乗り放題、期間は21日間。最初の利用時の予約の際、駅員から使用開始年月日を記入される。

 ここから鉄道利用の出発時刻が延々と連なる。
 その前に、東京をソ連国営航空(アエロフロート)580便で離陸し、モスクワの空港で給油に立ち寄り、最初のヨーロッパの訪問地コペンハーゲンに着陸。
 ここが鉄道旅行の起点になる。

 コペンハーゲンを9時18分発417号列車で出発、途中スウェーデンのヘルジングボルグで同じ列車だがS238号列車に名称が変わる。17時42分にストックホルムに到着。
 翌日、ストックホルムを16時30分X11号列車で出発、コペンハーゲンで391号列車と名称を変え、翌朝7時24分ハンブルクに到着。

 ハンブルクを7時40分発TEE(トランス・ヨーロッパ、エキスプレス)91号列車で出発、
 ここでちょっと一言、このTEEは次の目的地フランクフルトを経由せずミュンヘンに向かう。タイムテーブルのページをあちこちめくっていると、前の席のおばさんが「どこに行くのか」と尋ねる。「フランクフルト」と答えると「ローランド、ローランド」としきりに言う。次に「ハノーバー、ウムシュタイゲン」全然わからん。

 この列車は9時8分にハノーバー駅に着き、9時13分発のTEE75号列車に乗り換えた。これが「ローランド」という愛称の列車だった。ウムシュタイゲンは乗り換えの意だった。12時30分フランクフルトに到着。
 フランクフルトを18時40分発TEE72号列車でマインハイム着、5分後の19時29発のTEE11号列車(レンブラント)に乗り換え、ハイデルベルクに到着。
 翌日、ハイデルベルクをD505号列車で出発、し、17時6分ミュンヘンに到着。(続く)