本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

日本の使用文字

2020-07-31 09:09:21 | Weblog
 前日、漢字だけの国は外来語の対応に不便であるという書き込みをした。
 日本はどうか。言うまでもないが、使用する文字は、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字ついでに数字も、漢数字、アラビア数字、ローマ数字とまことに多彩だ。

 漢字は熟語で分けると字音語(音読みの漢字)、字訓語(訓読み漢字)、和漢混用語(重箱読みと湯桶読み)となる。
 ひらがなは基本的に和語に用いる。「決心がかたい」に固いか、硬いか、堅いか迷うことはない。ひらがなで十分だ。

 カタカナやローマ字は外国の地名や人名はもちろん外来語に用いる。また、バラやユウウツなどの字画の多い言葉や擬態語・擬音語に使ってもよいだろう。
 あるいはイメージ効果や皮肉を込めて「モリカケ問題」、「アベノマスク」もありか。

 まとめのつもりで、「スマートフォンAb-vii格安2万円三日間に限る」とつまらん事例を作った。すべての使用文字を使ってみたのだ。*viiはローマ数字の7のつもりである。

外来語の漢字

2020-07-30 08:55:08 | Weblog
 日本語の文字には外来語に対応できるカタカナ語がある。漢字しかない中国はまことに不便である。
 中国では外来語を漢字で対応しなければならない。少しはローマ字の利用(卡拉OK=カラオケ)もあるようだが。

 北京の街頭を巴士や的士が走っている。バスとタクシーのことだ。
 漢字は表意文字だから語意があるが、英単語に当てはめるため意味を無視して「音」だけを借りたわけ。この字面から楽士か学士が道路上を走りまくっているようなものだ。なんたった「士」は人のことですもの。

 「麦当劳」なんてわかりっこないが、看板に大きなMの字があったからわかった。マクドナルドだった。
 ついでながらケンタッキーフライドチキンは「肯德基」、スターバックス は「星巴克」のようだ。敵対するアメリカの店はどうなるか。もっとも、アメリカにはチャイナタウンがあちこちにある。お互い触れないというところか。


求められる人材

2020-07-29 09:09:15 | Weblog
 「企業が求めるABC人材」といわれたのは30年も前かな。
 Aは、AI(Artificial Intelligence)人口知能
 Bは、Biotechnology 生命工学
 Cは、Computer
 というわけだが、今でも変わらず求められる人材でしょう。これらは理系の人材です。

 文系の身としては、ABC文系人材も必要と思う。
 Aは営業力、Bは文章力、Cは資産管理力とした。やや強引な日本語化だが、求められる人材であることは間違いないだろう。

 ABCにDを加えてデータ管理の人も大切と感じている。そうなればEやFやと、きりがないか。

田んぼの効用

2020-07-28 09:05:34 | Weblog
 犬を連れて散歩していると、耕作放棄地になってしまつた元田んぼが目に付く。背の高い雑草に埋めつくされた原野化の状態だ。
 ある時期まで三ちゃん (ジジイ、ババア、嫁) 農業といわれていたが、そのうち、お一人様農業みたいになり放棄に至ったか。

 ちょっと雨が降ると、川は増水し濁流となる。豪雨となれば氾濫する。これ、水田が放棄されてからひどくなった。耕作面積の減少が招いた結果だろう。
 まだ生きている雨上がりの田んぼを見ると、満々と水を湛えている。保水力が抜群だ。土の中まで浸み込み地下水につながる。水田の湛水機能だ。
 そのうえ田んぼのあるところに灌漑用水が勢いよく流れる。ところが、放棄された田んぼはカラカラで、灌漑用水路さえ浚渫しなければ役立たない。

 だから放棄された田んぼに降った雨は貯水されず、すべて川に殺到する。農業地域に住んでいると田んぼの自然対応に納得する。

米中衝突

2020-07-27 08:41:42 | Weblog
 米中はお互いに公館を閉鎖するという事態になった。アメリカはヒューストンにある中国の総領事館が知的財産を窃盗する拠点だとしている。ヒューストンには宇宙センターがある。科学技術分野の情報盗用はあるらしく思える。
 一方、中国は報復手段として四川省成都にあるアメリカ総領事館を封鎖したようだ。成都は西のはずれでウイグルやチベットの自治区の民族の人権侵害の情報を収集しやすい。そこを封鎖でできたから渡りに船だったろう。

 朝日新聞では20年前の2001年から「鷲と竜」のタイトルの連載を始めた。鷲はアメリカ、竜は中国のことだ。この両国は対峙したり接近したりを繰り返してきた。その取材の連載である。それが単行本になっている。その本を持っている。

 連載のきっかけは、2001年4月1日の海南島沖で米軍の偵察機と中国の戦闘機が接触事故を起こした。四月バカではなかった。
 察機に対し中国は戦闘機二機が出動させ、その一機が接触したのだ。米軍機は海南島に緊急着陸したが、中国軍機は墜落した。これが最悪の米中関係になった。
 この事態が棚上げになったのは5か月後の9.11の同時多発テロだった。テロが国際的に非難される時期に、中国は矛をおさめなければ非難のとばっちりをうける。局面が変わったわけだ。

 とまぁ、こんなことから「アメリカの中国人」と「中国のアメリカ人」の取材を連載したものをまとめた本である。