本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

韓国の反日

2012-08-31 14:43:06 | Weblog
 私には親しい韓国の知り合いが多い。東大門近くに住む河ハラボジ、韓国能率協会コンサルの部長だった李さん、釜山のIT会社の金社長。
 それに美人の金姉妹などだ。金さんの姉はイタリア人と結婚し、ナポリ近郊での挙式に出席した。披露宴は世界遺産のアマルフィだった。友人にイタリア語に翻訳してもらった祝辞を述べたものだ。妹夫婦にはソウルでカラオケに行った。
  
 前置きが長くなったが、要するに会うたびに和気藹々と談笑し、一度も過去の歴史を話題にしたことはないということ。意識して触れないのではなく、そんな意識はこれっぽっちもない。
  
 反日を煽るのは大統領や政治家だけだろう。その理由は支持率挽回と保身のためといわれる。教育で反日を刷り込まれているので国民も熱くなり、その態度を是とする。保身というのは、李大統領は退陣後逮捕される可能性もあるかららしい。
 
 韓国にはネポティズム(親族びいき)があって、とかく大統領の身内が金もうけでヤバイことをする。すでに大統領の兄が収賄で逮捕されている。ノムヒョン前大統領も検察の呼び出し前日に自殺している。
  
 竹島や従軍慰安婦の歴史的事実は、10月号の『WiLL』に詳しい。読んでみたらよい。

南海トラフ

2012-08-30 10:54:27 | Weblog
 南海トラフ巨大地震の発生とその最悪被害想定について公表された。何となくアリバイ作りの感がある。

 東日本大震災では事前に大津波の想定もできず、面目をつぶした。確か、貞観時代に大津波が広範囲に及んでいた、と警告していた学者もいたようだが軽視された。
 それで、今回は想定を拡げに拡げた。それが非難を避けるアリバイ工作の気がするのだ。

 今日の新聞の第一面を見て、泡を喰った人もいるだろう。でも、人間は自然現象に無力である。気にしてもしょうがない。

地方移住

2012-08-29 13:03:45 | Weblog
 かみさんの妹夫婦が首都圏から比較的近くに転居してくる。
 いわゆる他郷での生活を始めるわけだが、妹はともかく亭主は東京の出身だから、田舎暮らしに満足できるかどうかだ。

 訊けば、そこは全国の各地から移住した住民で構成されているニュータウンのようだ。それなら地域に根の生えたしがらみがなくてよいだろう。

 世に原子力ムラがあり、いじめ問題の学校や教育委員会の対応から明らかなように教育ムラがあるようだが、田舎は正真正銘のムラ社会だからである。

 余計なことをしてほしくない、異論を挟まないでほしい、今までのやり方でいい、てなことで地区のロビンソン・クルーソー的になる。はい、そのことを身をもって体験しています。

いにしえの少子化対策

2012-08-28 12:49:23 | Weblog
 家の前の川に14、5人の小学生がいる。この川にはハヤがたくさんいる。それを獲るつもりか、夏休みの行事か。
 とにかく、この人数が地区の小学生のすべてだろう。少子化が顕著な地区である。

 国立社会保障人口問題研究所という長ったらしい組織によると、現在の128百万人の人口は、2060年には86百万人に減少するとか。
 また2050年には66.4パーセントの地域で人口が半数以下になるそうだ。
 その推計が当を得たものかどうか、その頃生きていないからわからん。

 少子化はローマ帝国時代にも課題だったらしい。
 初代皇帝アウグストウスは、力量が同等であることを条件に、3人の子持ちを登用したという。力量をどのようにして見極めたか知らないが、基本的に子沢山優先だったろう。

 トライアヌス帝(何代目か覚えていない)は、成人(男17歳、女14歳)に達するまで子ども手当を支給したそうだ。

 古今東西、少子化対策は政策課題というわけだ。ただ、ローマ帝国時代は領土拡大のねらいから、戦前の日本の「生めよ増やせよ」と同様に兵士の量産だったろうと思う。

芥川賞作品

2012-08-27 10:42:14 | Weblog
 第147回(平成24年度上半期)の芥川賞受賞作品が『文藝春秋』9月号に載っている。まだ、読んでいないけれど。

 以前、芥川賞作品を集めた全集が刊行されている。全19巻で第1回から第125回まで総数130人の受賞作品が収められている。最後は平成13年度上半期だから、その後の10余年に20数人の受賞者が増えていることになる。

 この全集を図書館から借り出して、過去に未読だった作品を読み漁っている。すでに数作品を残すのみだ。一読者として、なんでこれが受賞作と感じるものもある。

 それはともかく、時代小説は極端に少ない。五味康祐の『喪神』のほか2作品だったと思う。実に全作品の2%程度に過ぎない。
 なにも白刃を交わすだけが時代小説ではない。市井の哀歓が漂う時代物もある。芥川には『羅生門』や『芋粥』の古い時代のもののほか『戯作三昧』のような江戸物も多いのにだ。
 そもそも候補昨に時代物は少ないのかもしれないけれど。

 他方、直木賞には時代小説が多いようだ。そういう切り分けではないだろうが、やはり直木賞の本質である娯楽性が高い作品は時代物だからか。