本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

アメックス

2011-11-30 11:33:57 | Weblog
 長年、アメックスのゴールド・カードを利用していた。海外では、ステータス・シンボルとして通用するかと思ったが、そんな印象もなかった。それより、メキシコの片田舎の土産屋ではVISAカードはOKだが、アメックスはNOだった。なによりも年会費15千円は高い。

 それで、リタイア後に解約した。その時に対応した女性に継続維持をねばられた。確か、年会費を割引くからという話だった。(こんなことを暴露してよいのかな)

 そういえば、最近「出かける時は忘れずに」のCMを聞かない。会員がそれなりに増えたか。いや、効果がなかったか。

キャバレー

2011-11-29 11:50:12 | Weblog
 60年代後半から斜陽化した産業は、石炭と映画だろう。石油にシフト、テレビの大衆化による。
 もうひとつ、産業とは言いにくいが、キャバレーも落ち目になった。かつてはハワイやハリウッドなんぞのチェーン店があったはずだ。

 その昔、博多に出張したとき、某大手銀行の知人にキャバレーに連れて行ってもらったことがある。そのキャバレーのホステスの源氏名はすべて大会社の名である。「三菱商事さん、三菱商事さん、5番テーブルにどうぞ」、「八幡製鉄さん、八幡製鉄さん、8番テーブルに移動してください」なんてアナウンスしていた。

 私たちのテーブルに最初に座ったホステスさんは、名札に三井物産とある。物産のイメージでもあるまいが、太めの人だった。そういえば、斜陽化した石炭の財閥系である三菱鉱業や三井鉱山の源氏名は聞かなかったような気がする。

 高度成長期、大企業のハカチョンたちはこんなキャバレーで憂さを晴らしていたのだろうか。

投稿掲載の図書カード

2011-11-28 14:10:49 | Weblog
 読者投稿欄に掲載されると、図書カードが送られてくる。ブロック紙は千円、全国紙は三千円、月刊誌は五千円である。

 相手方の資金力の差もあるだろうが、投稿者側からすれば掲載確度の差もあるといえる。なにしろ、ブロック紙はその地方の読者に限定される。全国紙は九州の場合、西部本社が掲載を決めるが、その九州枠はせいぜい2、3の掲載にすぎない。残りは全国ばらばらだ。月刊誌は月1回と頻度が少ない。

 それはそれとして、面白いのは図書カードの郵送の差である。ブロック紙は3日ほどで送られる。多分、バイトがいるのだろう。月刊誌もその程度だが、月に5、6人の投稿掲載だから片手間でも処理できる。
 一方、全国紙は2週間以上かかる。今回は3週間にもなるが未着だ。全国ばらばらの投稿者がいるので、東京本社で一括処理するためだろうか。

飲酒運転の原因

2011-11-27 12:14:57 | Weblog
 地方では飲酒運転が後を絶たない。事故を起こして懲戒免職になるケースもある。悔やんでも後の祭りだ。アルコール依存症を社会問題にするがそうだろうか。

 話は単純で、足の不便がネックなのだ。東京はもとより大都会では郊外のサラリーマンは公共交通機関を利用して通勤する。ところが、地方都市では郊外にバスは走っていない。せいぜいローカル線はあるが、本数に限りがある。

 この地の駅の時刻表を見ると、市街地行きは始発の6:48の次は 9:06発だ。市街地までの所要時間は25分もかからないから、始発では早すぎ、その次の利用では遅刻になるはずだ。その上、駅から仕事場までの足もない。地下鉄やバスが縦横に走る都会とは違う。
 勢いマイカーが幅を利かす。おそらく、どこの地方都市も事情は似たようなものだろう。
 これでは帰りに同僚と一杯飲めば、飲酒運転が目に見えている。代行車の料金は3千円程度だが、地方の所得水準では安い負担ではない。

 ローカル線のもう一つの難点は、終電車が8時台ということ。そんな時間で飲酒を打ち止めにできまい。

 要するに、朝の通勤時に2、3本、終電車を10時台に時刻表を改善すれば、マイカーに頼らず、代行車の要もなくなり、飲酒運転が減少すると思うのだ。

破天荒

2011-11-26 11:25:41 | Weblog
 立川談志さんの訃報記事に「破天荒な行動」とある。
 文脈から「破天荒」はハチャメチャとか無鉄砲とか、そんな意味にとれる。しかし、本来の意味は前代未聞や未曾有のことだ。

 辞書の「破天荒」を引くと、故事に「唐の時代、官吏登用試験の合格者が一人も出なかった荊州は人々から「天荒」といわれていたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」といわれた」とある。これは、まさしく前代未聞のことだ。
 なお、天荒とは荒蕪地のこととある。

 ものの本の一説には、天荒とは天地がまだ分かれていない混沌とした状態にあることをいい、それを破りひらくことから前代未聞または未曾有とある。
 言葉の由来ならばこちらが面白い。

 談志さんは落語界では前代未聞のことをしたようだが、参議院議員としてはハチャメチャだろう。破天荒ではなく、せいぜい誉め言葉として「自由奔放な行動」と書けばよかったと思う。