本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

アケビ

2020-10-11 08:48:44 | Weblog
 昨日、道の駅で「アケビ」を買った。栽培ものだろう。さつま芋ほどの太さのもの3個、300円だった。まだ固いので皮が裂けるまで待とう。

 九州に移住して山間の道を走ると、ぶら下がっているアケビがたくさん見かけた。高い場所にあるので採れない。ただし、林道の奥の人けのない場所で簡単に採れた。もう珍しくなくなって採りに行かない。

 ものの本によると、アケビはアキエビの変化という。秋のエビだが、エビとはブドウのこととか。それで、葡萄色をえびいろと読むようだ。山葡萄の古名「エビカズラ」に由来するとある。
 もっともこの色はワインレッドの色に近いので海老色とも書く。あるいはこちらの海老のほうが主流か

 つぶつぶの黒いタネもろとも果肉を口に放り込んで、ほんのりと甘い果肉だけを吸い、タネをぷっと吹き出す。
 都会育ちの子どもたちはアケビを知っているだろうか。