昨日の続き。
法令改正の際の「削除」の効用について、例として刑法第200条を挙げた。20年ほど前に削除されたわけだが、その前は尊属殺人の条文がある。通常の殺人罪よりも刑罰は重かった。しかし、憲法の法の下の平等に反することから条文は削られた。そして第200条は削除という痕跡だけになった。
ことわざに「盗人を捕らえてみれば我が子なり」というものがある。身近な者でも油断できないとか、ある出来事が思いもよらぬ展開になったとか、そんな意だ。
近ごろ新聞の社会面によると、殺人の犯人を捕らえてみれば息子だったり孫だったりと、盗人よりも凶悪である。「殺人を捕らえてみれば……」これでは殺伐すぎる。
刑法第200条をそのまま復活してもよさそうに思う。
法令改正の際の「削除」の効用について、例として刑法第200条を挙げた。20年ほど前に削除されたわけだが、その前は尊属殺人の条文がある。通常の殺人罪よりも刑罰は重かった。しかし、憲法の法の下の平等に反することから条文は削られた。そして第200条は削除という痕跡だけになった。
ことわざに「盗人を捕らえてみれば我が子なり」というものがある。身近な者でも油断できないとか、ある出来事が思いもよらぬ展開になったとか、そんな意だ。
近ごろ新聞の社会面によると、殺人の犯人を捕らえてみれば息子だったり孫だったりと、盗人よりも凶悪である。「殺人を捕らえてみれば……」これでは殺伐すぎる。
刑法第200条をそのまま復活してもよさそうに思う。