古賀稔彦平成の三四郎が亡くなった。癌というが、それでも早過ぎた。
アメリカのドラマでも「Cancer」(癌)の言葉がよく出てくる。胃がんか肺がんか何がんかわからないが、単にカアンサァーと話している。それだけ多い病因なのだ。
古賀氏の切れ味鋭い技の背負い投げは見事だった。私も柔道をかじったことがあるので、
彼の柔道はスポーツというより武道であったように思う。勝ち負けの前に対峙する精神が横溢していた。
どうも柔道がオリンピックの種目になってから武道というより単なる競技になってしまったような気がする。
田村から結婚して谷になった彼女は、勝ってぴよんぴよんとうさぎ跳びをしたし、柔道を功利的に利用して俗臭まみれの政治屋になった。まことに武道と縁遠い。おだててそのように仕向けた面々もワルだが。
山下JOC会長も同様ではないか。武道としての精神文化を持つ柔道家として後進を指導することを本分であるべきだが、オリンピック向け全スポーツのボスになんぞになるとは思いもよらなかった。