今日3月31日を「山菜の日」とした自治体があった。山(3) 菜(31)の語呂合わせである。とかく「何の日」には語呂合わせが多い。それだけ日本語の音節が少ないのだ。
一体、最小単位の発音である音節はいくつあるか。人によって数え方が違うが、130音程度といわれている。私も数えてみた。
五十音図に「清音」が44個ある(ワ行の「ゐ、ゑ、を」は「い、え、お」と同音だから除く)。
「濁音」は18個ある(「ぢ、づ」は「じ、ず」と同音だから除く)。
「半濁音」はパ行に5個ある。
「拗音」が33個ある。「きゃ、きゅ、きょ」の例のように小文字の「ゃ、ゅ、ょ」が付く音のこと。
「撥音」は「ん」の1個、「促音」も「っ」の1個ある。これで合計が102個になる。ここまではだれの数え方でも変わりないだろう。
次に外来語から取りいれたものがある。平成3年内閣告示第2号の「外来語の表記」から拾うと33個ある。グァテマラのグァ、レモンティのティ、ファクスのファなどが音節に算入する。ただ、ヴァイオリンをバイオリンと、ヴェールをベールと表記することが多い。つまり「ヴァ」とか「ヴェ」とかを音節に算入することに諾否がある。こういうことで音節の総数がぶれるわけだ。
ここまでの数で音節は135音になる。これで終わりではないと思う続きは明日に。