本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

時刻表記念日その3

2020-10-07 08:58:34 | Weblog
 ジュネーブから次の目的地ミラノを目指した続き
 
 そのミラノに17時18分に着く。
 ちょっと一言、ミラノ中央駅にある観光案内所で紹介された1泊1,800円の安いホテルの名が「ポンとン」。「ミラノでボストン泊とはこれ如何に」、「新宿でロンドン泊というが如し」か。

 翌日、ミラノに別れを告げて12時55分発の列車でヴェニスに向かう。この列車はデレクト・オリエントプレス255号という。ロンドンとベオグラードを結ぶ国債急行列車とタイムテーブルに注記してある。ヴェニスサンタルチア駅に16時18分到着。

 運河と迷路のまちヴェニスを後にして15時ちょうどの567号列車でピサを目指す。フィレンツェに18時41分着、19時10分発922号列車に乗り換え1時間ほどでピサ駅に着く。

 ちょっと一言、ヴェニスで朝食はパンと紅茶、昼食はウインナー2本とビール1本の倹約だったので、夕食はピサのレストランで贅沢しようと決める。野菜スープ、ミートソースのパスタ、ランプステーキ、トマトサラダ、ワイン1/4サイズで2,100リラ、千円と少しだ。
 追加の一言、その当時、斜塔は年々傾斜しているため、地盤を岩盤のように固くする不倒工事を始めると聞いた。重圧が平均していないのに6世紀も倒壊しなかったわけだ。ガリレオを満足だろう。

 ピサを11時27分発245号でフィレンツェに向かう。ここはローカル線だから各駅停車である。移動の列車は原則急行以上だ。
 ちょっと一言、後年、ピサに近いトスカーナの田舎で民泊した。翌日に大停電に遭い、ローカル線は動かず。フィレンツェまでのタクシー代が約1万円、往生したものだ。(続く)