本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

低額な謝金

2014-10-31 10:43:05 | Weblog
 某省の行政モニター制度のモニターになっている。
 その制度の一環で、ブロックごとにモニター会議を開催するという。その会議に10人程度のモニターを選ぶとある。九州地区のモニターは何人いるか知らないが、希望したところそのひとりになった。

 手引書によると、交通費のほかにモニター会議への出席に謝金が出る。ただしその額は2,250円とある。会議は2時間程度であるから時間単価にすると1,125円ということ。パートより高いだろうけど、わざわざ博多に行くので1日仕事になる。謝金目当てにモニター会議に手を挙げたわけではないが、やはりバカバカしい額だ。
 国民の声を聴くというよりアリバイ作りのセレモニー値段ということか。

柴五郎の言葉

2014-10-30 09:06:26 | Weblog
 読売新聞の日曜版「名言巡礼」に、「ここは戦場なるぞ、会津の国辱雪ぐまでは戦場なるぞ」を採りあげていた。会津藩出身の柴五郎の言葉である。
 以前、柴五郎について書いたことがある。というのは、家の近くに日露戦争の戦勝を記念した「戦捷記念碑 陸軍中将柴五郎」と刻した石碑が建っているからだ。
 
 そのとき、柴五郎が揮毫したのは下関要塞司令官だったからだ、と書いたのだが年譜を調べてみるとこれはミスだった。
 石碑を建立した大正6年当時は、小倉にある第12師団の師団長だった。まァ、大して違いはなさそうだけれど。 

 ところで、揮毫者の柴五郎に住民はだれもが関心ない。その当時も、たまたまこの地に近い陸軍のトップだったから揮毫を依頼しただけだろう。
 会津に遠い九州の地らしい。

3000回目

2014-10-29 09:15:10 | Weblog
 このブログ、今日が3,000回目である。
2004年11月3日が初回だからほぼ10年、年平均300回ということになる。

我ながらよく書いたものだ。もっとも、当初はチンタラと気が向けば書く程度だった。それが都会から田舎、しかも他郷暮らしになって、パソコンに向き合うことが多くなった。だから、旅行でもしない限り毎日何かしら書き込むようになったわけ。

 毒にも薬にもならないこやつはいつまで続くか。

謝罪文の悪い例

2014-10-28 09:45:36 | Weblog
 朝日新聞の誤報取り消しの記事は評判が悪かった。取り消しと謝罪はセットになるものだが、謝罪が抜け落ちているからだ。
 
 ビジネス上の謝罪文を作成する場合、悪い例として①事実や経緯が抜けている、②自己弁護と言い訳が多い、③善後策がない、が挙げられる。

新聞の虚偽記事を陳謝する場合にも当てはまるだろう。ところが、朝日の例の記事は、誤報の記事を列挙していない(事実の欠落)、他社でも同じ間違いがあったとした(自己弁護)、問題をすり換えた(言い訳)、国際的に信用回復する発信を怠った(善後策がない)等々悪例の見本である。

これでは当然読み手は納得しない。

老いの難点

2014-10-27 09:16:52 | Weblog
 赤瀬川原平氏が亡くなった。著書の「老人力」はベストセラーだったとか。読んでいないけれど、高齢化社会になってその力を発揮するのはよいことだ。
 
 しかし、老けると地金が出ることもある。
 仙和尚なる僧は、老人について「聞きたがる、淋しがる、心は曲がる、欲深くなる、くどくなる、気短になる、愚痴になる、出しゃばりたがる」などと記していたそうだ。
 
 自戒せねばならない。