本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

図書館本の購入可否に参加

2022-07-31 08:34:27 | Weblog
 勤め時代と違って、ハードカバーの本は買わない。買うとすれば新書版か文庫本ぐらいである。そんなわけで、市立図書館の本をよく利用する。

 ある時期、図書館の利用者の立場で購入本を取捨する役目を引き受けたことがある。ただし、図書館が独自に購入する本について意見を述べることではない。

 図書館にはいろいろな出版社から毎日のように新刊が送られてくるのだが、大手出版社が発行する小説やエッセイといった本ではない。著名な作家のものでもない。どちらかといえば、中小の出版社の教養書、トリセツ書、家庭本・児童本の類いが多かったような気がする。それを3000館も超える公共の図書館に送っているだろうか。

 それらの本は事務室内の棚にある。2週間(借りた本の返却期限)おきにその棚に陳列された本を手に取ってみて購入要望の可否を決めるのだ。要望したい本には、その背表紙にペタッと小さなポストイットを貼る。

 もちろん、私以外にも何人かの選別者がいる。その多くが要望した本は必ず購入するかどうか知らない。トレースしたことはないからだ。少なくとも大部分の本は出版社に返送されるだろう。

 その1年後に、今年もやりませんかと言われたが断わった。それだけのこと。

華僑・華人

2022-07-30 08:20:13 | Weblog
 ものの本によると、他国に住む華僑・華人の最大は、インドネシアの推計1千万人とある。なぜ、インドネシアに多いのだろうか。

 シンガポールも華僑といわれる中国系が400万人強もいる。この国は人口が少ないから中国系が7割以上も占めている。おそろしい。

 アメリカの大都市にはチャイナタウンが多いが、中国系は500万人というから思ったほど人種比は多くない。
 日本にも横浜、神戸、長崎にチャイナタウンはある。それに全国から落ち穂拾い的に加えても中国系は78万人程度とか。それでも日本に住む外国籍では最大という。
 
 感覚的に、韓国の在日の子や孫を含めると韓国系はもっと多いように思う。それとも日本国籍を取得すると在日韓国人にはならないということか。
 
 ちなみに華僑は中国籍の海外居住者、華人はその国の国籍を取得した中国系の人という。その区別があるけれど、中国の海外居住者の数は華僑のほか華人も加えているようだ。日本では華人すなわち帰化した中国系は、在日韓国人と同じ扱いか。
 
 とにかく、世界中に華人がはびこる。なにしろ、中国のワナにはまって、東南アジアから中東、アフリカにいたるまで華人が拠点を作っているのだから。
 
 昔、英国をレンタカーで移動したとき、小さな町でテイクアウト専門の屋台程度の中華店があった。中国人の若い夫婦が黙々と料理を拵えていた。

 多分、旅費と開店資金を政府からもらい、在英の役人か華人が店舗のあっせんや保証人などの世話をするのではないか。若い夫婦は先鋭として拠点づくりするのだろう。
 そして、子供が生まれ、また親戚・縁者をはじめ中国人の蝟集により中華街になっていくだろう。

カスバの女

2022-07-28 09:03:15 | Weblog
 ユーチューブに「カスバの女」のタイトルがあって、青江三奈 とちあきなおみ と 藤圭子が歌っていた。ほかにもいろいろな歌手が歌っているようだ。 週刊文春の随筆で戦後十年の流行歌ベストテンに採り上げていたくらいだから競って歌った曲だろう。
 
 この歌は、作詞:大高ひさを、作曲:久我山 明とある。この作曲家は、孫牧人(ソンモギン)という韓国人である。今の東京芸大にあたる東京音楽学校に学んだようだ。晩年は韓国音楽著作権協会の会長だったから大御所だった。

 東京で働いていた当時、上京した郷里の知り合い(日本に帰化した韓国出身)の紹介で、来日中の孫牧人さんに会った。お陰で銀座や新宿の韓国料亭に同伴できたものだ。
 
 知り合いが郷里に戻ったあとも、孫牧人さんはたびたび来日して私に電話をくれた。作曲の著作権料を受け取りに来日していたらしい。

 その度に飲むことになった。飲んだ後はいつも、赤坂のピアノバーで「カスバの女」を弾いてご機嫌だった。こっちは随分と散財させられた。
 その後、職場を替えたので、つきあいは断絶した。当人は1999年に亡くなっている。

 ユーチューブでふと思い出した。

スイカ

2022-07-27 08:20:28 | Weblog
 九州は温暖であるせいか、スイカは梅雨前から出回る。車で通る道の両側は一面スイカ畑でゴロゴロとあったが、始末されて今はない。

 このあたりのスイカは大型でとても二人だけの世帯では買う気にならない。第一、大型の冷蔵庫ながら買い物不便から貯蔵物が多く、半分に切ったスイカでも収納するスペースもない。
 
 かといって、半分や4分の1の切り売りを買う気にならない。小玉スイカにはちょいと抵抗がある。

 それで食べずにいるのだが、ねらいがある。今の時期、福岡県の某JA販売所に新潟産のスイカが届く。ラグビーボールのような形状でやや小ぶりである。1,200円だから地元の大型とほぼ同じ価格である。値が高いのは輸送費分か。
 
 シャキシャキとした歯触りでしつこくない甘さだ。白い部位がすくなく、果肉はその白い部位近くまでおいしい。
 
 スイカはどの県でも栽培しているだろう。新潟産がうまいのはたしかだが、なんでそこに限ってJA福岡の販売所が取り寄せるのか。聞き漏らした。

宗教法人の非課税

2022-07-26 08:35:12 | Weblog
 宗教法人は非課税である。これは明治になって寺領を取り上げた見返りだったと何かの本で記憶している。となれば、明治の頃になかった新興宗教は非課税対象にしなくてもよいのではないか。

 ただ、非課税扱いにしても、檀家にやれ三回忌だ、やれ七回忌だなどと祭事を求めることはやりすぎだと、その本にあったような気がする。
 
 もちろん、アパートを建てたり、有料駐車場をつくったりして収益を得れば課税される。統一教会などの霊感商法も物品売買の収益事業ではないのかね。
 
 政教分離の建前からいえば公明党と創価学会も胡散臭い。これに触れるのはタブーかね。

 ところで、農地改革で田地を取り上げられた地主も非課税になったか。知りません。