本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

シカゴ舞台のTVドラマ

2021-01-31 08:59:04 | Weblog
 一度、3月の下旬にシカゴのオヘア空港に降り立ったことがある。街に入ると、ミシガン湖の湖面を撫でてきたような北風の冷たさに震えた。

 こんな寒い所に住む人に驚くが、ニューヨーク、ロスアンゼルスに次ぐ三番目の人口の都市である。

 そのシカゴを舞台にしたアメリカのTVドラマは多い。なかでも気にいっていたドラマに、シカゴシリーズといわれている三部作がある。「シカゴファイア」の消防士物、「シカゴPD」の刑事物、「シカゴメッド」の医師物がそれである。「シカゴファイア」の先がけから後のドラマはスピンオフしたものらしいが、相互に補完している。

 ところが、私スピンオフのドラマを観た後になって今は「シカゴファイア」を借り始めた。消防士物なぞ地味かと思っていたが、それが面白いのだ。
 B級映画の駄作などよりテレビ視聴者を意識して高品質に仕上げるのではないか。

 それに前にも書いたように月消費税込み1,100円/月のカード払いを契約すると、レンタル料100円のDVDを1回につき5本分借りられる。月に10本借りてチャラだが、こちとらヒマ人だから30本は借りられる。

 テレビドラマはシーズン連作だから何を借りようかと選択に迷うことはない。例の「24」や「プリズンブレイク」など完結まで何本借りまくったかな。

敬称の呼び名

2021-01-30 09:43:28 | Weblog
 テレビで女性が男性を「くん」付けの呼び方をしていた。多分、女性のほうが年長者だろうし、地位関係も上位にあるのだろう。

 親しみを込めているつもりかもしれないが、それでも女性の場合はいただけない。男女平等という前にちゃらけた感じに思われないほうがいいだろう。

 男性の場合、こうした状態にあれば「くん」付けすることもあったが、私の職場では部下に対しても「さん」付けだった。
 
 九州のこの地区の町内会集会で「くん」付けの呼び方をする人がいて、あるとき私も「くん」付けで呼ばれた。私より年下であることは何かの折に知っていた。相手は私の年齢を知らなかったかもしれないが、それを確かめないのは失礼だ。もちろん、たしなめた。

 新聞にこのことを投稿したところ、読んだ人から「くん」付けが多いという手紙が来た。共鳴したところから田舎にはそういう無頓着な人が多いらしい。

 しかし、住民のほとんどは同じ小中の学校で学んだはずだ。上級生だった人にはどう呼んだのか。自治会(町内会)の陋習にうんざりして会を抜けたので聞き漏らした。

 ところで、韓国では初対面の相手に年齢を訊くそうだ。儒教の上下が厳しいから目上の人に失礼を欠いてはいけないからだろう。
 それだけ男性にとって「くん」か「さん」はなやましいのだ。相手が女性であれば歳を訊くのは失礼だが、そもそも「さん」付けだから訊く必要もない。翻って、女性も男性に「さん」付けで呼ぶ。そうそう、これが男女平等ではないか。

人口調査記念日

2021-01-29 09:07:28 | Weblog
 今日は「人口調査記念日」とある。
 メモ帳をめくって人口関係のメモを拾ってみた。

 高齢者3400万人、全人口の28%(2019年)、出生数80万人弱、児童虐待19万件強
 14歳以下の人口は12%、人口4千万人以上の国31か国中最下位(2020年)
 
 少子高齢化にあって、この児童虐待に驚く。問題の本質はどこにあるのか。そのひとつに連れ子で再婚にあるのではないか。

 14歳以下の人口が少ないので、これからの生産年齢人口(15歳以上65歳未満)はクライシスになる。小出しに対処してきた外国人労働者を本格的に考えるべきことかもしれない。

法律の枝番号

2021-01-28 09:24:33 | Weblog
 昨日、道路交通法に枝番号が多いという話を書いた。そのことに触れてみる。
 改正したい内容の文は、既存の条文の中にとけこませることが基本である。しかし、既存の条文にとけこませるには無理な場合がある。やむなく、その文の内容が既存の「第〇条」に関連があるようなところに「第〇条の2」という枝番号にするわけだ。既存の「第〇条」は「第〇条の1」の意味のことなのだ。
 
 この枝番号にはメリットがある。
 改正したい文を、第4条と第5条の間に新しく第5条として入れたいとする。すると今ある第5条(旧第5条とする)が邪魔になるので、旧第5条を第6条としてはじかなければならない。

 ただ、旧第5条をはじく前にそのポジションに新たな第5条を押し入れると一瞬、新第5条と旧第5条が同居することになり、どちらが第6条に出るのかはっきりしない。わかりきっていそうなものだが、法律とはそういうものだ。

 そこで、改正技術として「第5条を第6条とし、第4条の次に次の第5条を加える」と改め、先に旧第5条を押し出すのだ。

 しかしながら、今度はすでにある第6条が困る。これを押し出さねばならない。同様に以下の条文が順次玉つき状態になる。したがって最後の条文番号から空けなければならない。仮に最後が100条とすれば、それを101条とし、99条を100条とし、(途中略)第5条を第6条とし、第4条の次に次の第5条を加える」として新たな第5条の条文を挿入する。これは大変なことだ。

 このように条文の多い法律ではポジションを空けることに手間がかかる。枝番号はそれを回避できるわけだ。
 もう一つ枝番号のよさは、馴染んでいる条番号を動かさなくてすむ。憲法第9条が違う条番号では困るわけだ。また、労働基準法によく知られている「36協定」がある。第36条のことだが、これが改正によってずれると「36協定または〇〇協定」となってしまう。

道路交通法の条文の枝番号

2021-01-27 09:04:11 | Weblog
 田舎に移住して十年余になるが、スピード違反、駐車違反の切符を切られたことは一度のない。これ、田舎暮らしの最大のメリットだ。

 東京とその周辺地域では何度か駐車違反の罰金を収めている。スピード違反は中央高速や小田原厚木道路で御用になった。
 ある時、免停を喰らって、講習料持参の受講で期間短縮とお誘いだが、生活がかかる運転ではないので、ひと月だったかの満期まで放っといた。

 ところで、道路交通法は何条まであるか、附則を除いて第132条の条文構成だが、実際はこれに172条が増える。つまり300余条の条建てになる。若干拾い間違いがあるかもしれないが。

 とにかく、枝番号が多いのだ。例えば第13条の2などはよくある挿入条文だが、第108条にはびっくりだ。第108条の2から第108条の3、第108条の3の2(枝番号の枝番号)と続き、第108条の34まである。

 この法律を熟知するべき交通警察官の面々はたまらないな。