本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

九柱戯

2010-08-30 14:13:25 | Weblog
 ここ数日、好天にもかかわらずカミナリがゴロゴロと鳴り渡っている。まさに青天の霹靂である。
 このゴロゴロは、日本ではカミナリさんが太鼓を叩いている音になぞらえた。
 西洋では九柱戯に興じている音と読んだことがある。大学の語学の教材にあったと思う。九柱戯は独語でケーゲルというらしいが、覚えていない。英語でいうナインピンズは知っていたから英語の教材だったのだろうが、なんとなくドイツ語教科書だったような気がしてならない。『車輪の下』に出てきたからかもしれない。

 さて、ナインピンズでわかるように、9本のピンに向かって球を転がして倒す遊戯だ。ボーリングの原型だろう。そのゴロゴロが雷鳴に擬したわけだ。
 妙なことを覚えているものだ。


結婚式行こうかな

2010-08-29 12:31:05 | Weblog
 ミラノに住む韓国女性の愛英さんから電話があった。私は愛称で「ヤン」と呼んでいる。7年前、年下のナポリ生まれのサベリオと結婚した。その華燭の典に出席したことは以前にも触れた。

  さて、サベリオの妹のマリアが11月にナポリで結婚するとか。彼女とはヤンの結婚式で会ったが、なかなか美人である。毎年、クリスマス・カードに結婚はまだかと書いて出していたが、や っと実現したようだ。

 私もかみさんと挙式に出たいと思っている。ヤン夫妻はもとより両親や親戚と会うのも楽しみである。向うも喜ぶはずだ。
 円高は当分続くだろうから、よい機会である。ただ、個人旅行は体力にいささか自信がないのだが。

草刈り

2010-08-28 11:57:51 | Weblog
 毎日、暑い。それでも中空をドンボの群れが飛び交っていて、情景は秋っぽい。道の駅にはクリがあった。

 久し振りに、少し高台にある裏の畑に上っておどろいた。一面、膝丈ほどの雑草がはびこっていて、畑は陰も形もない。なにしろ有機肥料を施していた土だ。放っておけば草がはびこるわけだ。
 そこで、クサナギノツルギならぬ電動草刈り機を持ち出して、狂ったように草をなぎ倒しはじめたが、強靭で粘るような茎で難儀する。それに、草刈り機が重いのでかいなが鈍り、腰を痛めた。

 そのうえ草刈り機がへたった。中古の安物だからしょうがない。最近の草刈り機は軽く自在らしいが、新品に買い換える気もないので、農機具屋に修理に持ち込んだ。
 そこに、老婆が客としていたが、聞けば、草刈り機もチェーンソーも今でも操るとか。機械の操作にはコツがあるのだろう。それを会得するには時間がかかるのでしょうね、と言えば、「あんた、体力がないのよ」と突き放された。


会誌発行遅延

2010-08-27 09:50:58 | Weblog
 この土地のある団体が会誌を発行している。それにエッセイを寄稿してほしいという。
 原稿締切りが5月10日で、発行は6月中旬とあった。むろん、締切り前に原稿を送付した。ところが、校閲担当らしい人から文言の確認の電話があったのが7月の初旬だ。これで、発行が遅れているとわかった。
 さらに、7月半ばに電話があった。ゲラ刷りはあがったが、校正のやりとりをするとさらに遅れるので任せてほしいという。本来ならば、自分の眼で校正したかったのだがやむを得ず了承した。

 さて、8月も残り少なくなった。それなのにいまだに発行の気配がなく、その間、遅延の説明もない。業を煮やして会の事務局に電話をすると、発行は9月中旬になるという。それなら校正する時間がいくらでもあったではないか、と憮然とした。

 ともかく、当初発行予定から3ヶ月も遅れる。だいたいエッセイなんぞは、発行のタイミングを踏まえて季節や行事を彩る。初夏モードが初秋になってはいただけない。
 計画があって計画なしとは、まことにいい加減である。

地方議員の乱費

2010-08-26 09:47:14 | Weblog
 いちいちあげつらうことはしないが、釈明の言葉にはあきれるというより笑ってしまう。
 地方議員が政務調査費でボクシングの試合のチケットを購入したとか、ピンク華やかな本を買ったとか、タクシー代に当てたとか、およそ政務とは無関係な事実が露見したときの釈明である。
 とにかく、悪いことや一般社会常識とかけ離れていることを釈明するのは無理に決まっている。それでも屁理屈をつけようとするから笑いのタネになる。

 およそ公金という概念がすっぽり抜けているようだ。
 視察旅行に芸者を呼んでドンチャン騒ぎの宴会をするのもそうだ。そもそも、この情報化時代に現地に出かけて行政事情を訊くこともあるまい。皮肉をこめて言えば、視察の名目の観光・慰安旅行だから、その目的に沿っているのだろう。

 矢祭町はえらい。名古屋の河村市長もよい。阿久根市の竹原さんも市議の日当制だけは買う。