本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

時刻表記念日その6

2020-10-10 08:44:30 | Weblog
 ローマに着いた日の続き。

 テルミニ駅の裏の安宿をさがす。1泊3,200リラとはうれしい。
 鉄道旅行のメリットは三つある。安い駅前ホテルがあること。駅構内の食堂を含め安い食事処があること。トイレをさがす苦労がないことだ。

 ローマは見どころが多い。それで3日も滞在したが、その旅日記はこのブログの趣旨に合わないので割愛。
 16時52分発614号列車でローマを離れ、途中のピサを20時42分に通過し、ジェノヴァには23時50分に着く。ここでミラノ発マルセイユ行きの2400号列車を待つ。午前1時42分発だから接続がわるかった。

 うとうとする間にモナコのモンテカルロ駅を通過した。窓外に紺碧の地中海が続く。ニースに8時ごろ到着。フランスだ。ニースの銀行でフランに両替し、再びカンヌまで19マイル、15分足らずの旅をする。デパートで海水パンツを買って地中海をひと泳ぎ。

 14時53分発5505号列車でモナコに行く。高層マンションが立ち並び緑地は少ないという印象だった。カジノはもちろん用なし。要するリベエラ海岸を動き回って楽しむために立ち寄った。鉄道乗り放題のパスはありがたい。
 ここでそのユーレイルパスパスの期限が切れた。予定どおりニースで終止符になった。場当たり的で、しかも初めての海外のそれも鉄道の旅にしてはうまくいったと思う。

 ニースからは空の旅になる。マドリード、ロンドン、アムステルダム、パリに行き、そして東京に戻った。
 10か国の旅行先のうち7か国の旅で時刻表を十分に活用した。
 今は昔の話。おわり